
ダンプの過積載はどれくらい? 目安や罰則について紹介!
目次

-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
ダンプの「過積載」とは?
ダンプの「過積載」とは道路運送車両法で定められた最大積載量をオーバーして公道を走行することです。
過積載によって自重の増えたトラックはコントロールしにくくなることで、事故を起こしやすく、大事故につながりこともあります。
運送のプロが過積載に気づかないというケースは多くないでしょう。
過積載の大半は確信犯であったり、中には悪質な事業主に過積載を強要されるケースもあるようです。
決して起こしてはならない過積載を今回の『豆知識』では取り上げました。
【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
ダンプの過積載の目安はどれくらい?
各サイズのダンプが持つ最大積載量を少しでも超えれば、それは過積載です。愛車の積載量をよく把握するようにしましょう。
毎日握っているハンドルであれば、いつもより多く積載したらすぐに過積載に気づくでしょう。
2tダンプの過積載の目安
準中型免許で運転できる2tダンプ(小型ダンプ)の最大積載量は、4.5t未満までしか積載できません。車両総重量は7.5t未満です。
過積載は可愛らしい2tダンプの車体や足回りばかりか、エンジンにも過度な負荷を与えてしまい、寿命を縮めてしまうことになります。
4tダンプの過積載の目安
中型免許で運転できる4tダンプ(中型ダンプ)の最大積載量は6.5t未満、車両総重量は11t未満です。
しかし、道路法の一般的制限値である全長12m以下・全幅2.5m以下・全高3.8m以下は大型トラックと変わりません。
4tダンプの過積載はダンプの寿命ばかりか、公共の道路や橋梁などを傷めてしまいます。
10tダンプの過積載の目安
大型免許で運転できる10tダンプ(大型ダンプ)は道路法に基づく車両制限の一般的制限値である全長12m以下・全幅2.5m以下・全高3.8m以下が制限値です。
10tダンプ(大型ダンプ)の車両総重量は11t以上、最大積載量6.5t以上となっていますが、一般的制限値である車両総重量20tを超えることはできません。
【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら
【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!
ダンプが過積載で受ける罰則とは
大変な罰則やペナルティがあるにもかかわらず、いまだ過積載問題はなくなりません。
過積載の厳しい罰則をあらためて確認してみましょう。
過積載の割合が5割未満の場合
1㎏でもオーバーしたら、それは過積載です。運転者としても事業者としても少しでも多くの荷を積みたいところでしょうが、ルールを守って安全運転が第一です。
以下が処罰の内容です。よくご確認ください。
違反した過積載 | 罰則の内容 |
運転手(中型ダンプ、大型ダンプ) | 違反点数2点(反則金30,000円) |
運転手(普通車) | 違反点数1点(反則金25,000円) |
事業者(違反初回) | 車両停止処分(10日×違反車両数) |
事業者(違反2回目) | 車両停止処分(30日×違反車両数) |
事業者(違反3回目) | 車両停止処分(80日×違反車両数) |
事業者(違反4回目) | 車両停止処分(200日×違反車両数) |
過積載の割合5割以上10割未満の場合
過積載がの割合が5割以上10割未満の場合は3段階に罰則が分かれています。過積載の割合が5割以上10割未満の場合の処罰の内容です。
違反した過積載 | 罰則の内容 |
運転手(中型ダンプ、大型ダンプ) | 違反点数3点(反則金40,000円) |
運転手(普通車) | 違反点数2点(反則金30,000円) |
事業者(違反初回) | 車両停止処分(20日×違反車両数) |
事業者(違反2回目) | 車両停止処分(50日×違反車両数) |
事業者(違反3回目) | 車両停止処分(130日×違反車両数) |
事業者(違反4回目) | 車両停止処分(330日×違反車両数) |
過積載の割合が10割以上の場合
過積載が10割以上ということは、規定の2倍の積載ということになります。これは故意に行った過積載と判断されても仕方ありません。そのため、非常に厳しい処罰が待っています。
運転者には罰金と懲役刑、事業者には長い期間の車両停止処分が科されます。この200日や500日の車両停止処分は営業の存続にまでかかってくるでしょう。それほど過積載は重い罪なのです。
待っている重い処罰は以下のとおりです。
違反した過積載 | 罰則の内容 |
運転手(中型ダンプ、大型ダンプ) | 違反点数6点(免許停止、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金) |
運転手(普通車) | 違反点数3点(反則金35,000円) |
事業者(違反初回) | 車両停止処分(30日×違反車両数) |
事業者(違反2回目) |
車両停止処分(80日×違反車両数)
|
事業者(違反3回目) |
車両停止処分(200日×違反車両数)
|
事業者(違反4回目) | 車両停止処分(500日×違反車両数) |
【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
ダンプの過積載は責任者ごとの罰則とは?
ダンプの過積載はドライバーだけの責任ではありません。いわば連帯責任として、ドライバーを雇用する運送会社や荷主までに責任が及び、罰則が科せられます。
ドライバーへの罰則
罰則が科される対象者をそれぞれ見ると、過積載の罪の重さがさらに理解できます。過積載が、仮に事業主や荷主からの指示だとしても、ドライバーは拒否しましょう。
割に合わないほど運転者への罰則は非常に重いものです。10割の過積載で違反点数6点です。
それまで無事故無違反でも一発免停の厳しい処分です。
そして、この行政処分ばかりでなく、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金の刑事処分もある厳しい罰則です。もちろん、前科となりドライバーの継続すらできなくなってしまう可能性もあります。
会社側への罰則
ドライバーの雇用者である事業者にとって、車両停止処分は非常に重い罰則です。違反車両台数×停止日数は、仮に30日にしても、会社の駐車場に寝かしたままトラックを置いておかなければなりません。
200日、500日であればその収益を生まないトラックにかかる車検・整備費、保険料・税金などの定期的な経費は莫大なものになります。小さな会社であれば、会社の存続すら危ぶまれます。
荷主への罰則
荷主へも道交法、貨物自動車運送事業法で罰則が科されます。『過積載になることを知りながら、運転者に対して車両への積載をさせてはならない』と規定されていますが、日本の大部分の運送業者は中小零細企業、しかもその企業数は過多です。多少の無理を聞かなければならない風潮のある地盤ができあがってしまっています。
『違反した荷主が過積載の要求を繰り返すおそれがある場合、警察署長から「再発防止命令」が出される』と、道交法にあり、貨物自動車運送事業法においても協力要請書や警告書の発出、荷主勧告の発動が行われますが、ドライバーや運送業者に対する罰則ほど厳しくないと感じます。
荷主には、この重大災害につながる過積載違反を起こした事実を社会に知られることによって、会社としての信用を失墜させる危険性があることを、もっと強く認識させる必要があります。
ダンプの過積載を防ぐポイント
過積載の対策には長年にわたって養ってきた勘も大切ですが、ヒューマンエラーは必ず起こります。第三者の目や正確な計測器に頼ることがベターです。
そして、この積載量の確認は複数の目、複数の方法で行うことが大切です。
目視で確認
まずは計測器を使う前に、目視によって行う積載量の確認方法を覚えておけば大まかなチェックを行うことができます。
トラックの形状によって確認の方法は変わってきます。
ダンプカーであれば、アスファルトやコンクリートガラを積載する時には、荷台より20cmの高さまでを上限、土砂であるならば荷台スレスレを上限にするなど、基準を決めておきましょう。
積載物の重さによって沈み込むタイヤの状態を憶えおくことも大事だと思います。まずは人間の目での確認を行ってください。
自重計で計測する
正確で公平な計測器を使っての確認です。大型ダンプにはこの自重計の装着が義務づけられています。まずは目視確認を行い、この自重計を使って車体重量を計測してください。そして計測したら何かがあった際に証拠なるため記録に残しましょう。
今のIT主導の世の中ですので、スマホでの撮影も良いでしょう。
ダンプの自重計での計測にはコツがあります。実際自重計を使用するようになったらメーカーからそのようなコツや特徴を確認して正確な車重を計測してください。
制動距離の長さ・ブレーキの効き具合の確認
長くダンプカーを運転していれば、ブレーキをかけた時の制動距離の長さや、ブレーキの効き具合がいつもと違うのですぐに気がつくでしょう。異常な過荷重によって制動距離が伸びればそれは事故につながりやすく、ブレーキが効かなくなればそれも即、事故につながります。
制動距離の長さ・ブレーキの効き具合を覚えて、その確認を行うことも過積載を防ぐ大切なポイントになります。
【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
まとめ
過積載は高額なダンプカーや車両を傷めてしまい、その違法行為が発覚すれば、非常に重い処罰が待ち受けています。事故を起こしてしまえば多くの人が悲しまなければなりません。
トラック事業者およびその関係者には、この過積載走行を撲滅させる大きな責任があります。日本経済発展のために私たちは毎日走り続けなければなりません。しかし、そこに安全運転を忘れてはなりません。
皆さんの幸せのためにこの過積載についてもう一度深くお考えください。
トラックファイブは『豆知識』で皆さまのお役に立つ情報をこれからもお届けいたします。
【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら
