トラックのギアチェンジができない!原因や対策方法を解説

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ギアチェンジができなくなる原因

シンクロメッシュ機構の消耗

シンクロメッシュ機構とは、マニュアルトランスミッションのシフトチェンジをスムーズに行い、運転操作を行いやすくするための機構です。

動力伝達用のギアを2速、3速とチェンジした時、回転速度の違いによってギアがうまく噛み合わないことがあります。

シンクロメッシュ機構はこうした変速操作を容易にするため、回転速度の差を変速動作のなかで同調させています。

このギアチェンジを助けるシンクロメッシュ機構が、経年劣化や過度に負担のかかるギアチェンジを行うことによって消耗してしまいます。

 

経年劣化や、過度に負担のかかるギアチェンジはなかなか避けがたい場合もあり、ギアチェンジができなくなる原因となってしまうのです。

 

クラッチ系統の故障

クラッチがなければギアチェンジはできません。

クラッチはエンジンの動力をトランスミッションに伝えたり遮断したりする重要な役割を持っています。

クラッチ系統の故障には頻繁な半クラッチや誤操作、過負荷の運転が影響してクラッチディスクやフライホイールの摩耗が原因となることがまずあげられます。

そして、油圧システムでの問題です。

クラッチの油圧システムに不具合があると、クラッチが正常に作動しなくなります。

マスターシリンダーやレリーズシリンダーの故障、オイル漏れなどが原因になります。

そしてクラッチ自体にクラッチダストやオイル漏れが原因となって固着を起こしてしまうことがあります。

湿気が原因となる場合もあり、固着を起こしてしまうとクラッチを踏んでもギアとの接続が切れなくなってしまいます。

重量のある積荷を運び続けるトラックに早期の経年劣化や過負荷によるクラッチの摩耗や関連部品の劣化は避けがたい現象と言えるかもしれません。

 

トランスミッション系統の故障

トランスミッション系統の故障にもいくつかの原因があります。

ギアが入りにくい場合、エンジンを止めていてもギアが入らない場合にはトランスミッションや関連する部品の故障が考えられます。

トランスミッションオイル(MTの場合はミッションオイル、ATの場合はATF)の管理が行き届かなく、不足や汚れたままであると潤滑が不十分でギアなどの部品の摩耗や加熱で故障をひき起こしてしまいます。

絶えず負荷のかかる各部品や機構は劣化による故障が長時間にわたる使用でどうしても起きてしまうことです。

急発進や急停車による無理なシフトチェンジはギアやクラッチに必要以上の負荷をかけて故障の原因となってギアチェンジができなくなることがあります。

 

ミッションのリンク系統の故障

ギアチェンジができなくなる原因にはミッション本体が原因となることばかりではなく、ミッションの操作に指令を出すシフトレバー関連の部品の不具合が原因となる場合もあります。

シフトノブからミッションをつなぐシフトリンケージの不具合はギアチェンジを妨げる原因となります。

シフトリンケージを構成するワイヤーやロッドの摩耗、不適切な調整がその原因となります。

ステーへの固定プレートが脱落したり、ロッドジョイント部にガタ付きが出てしまったり、ロッドブッシュの摩耗など、ミッションのリンク系統の故障がギアチェンジをできなくする原因となります。

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原因別・ギアチェンジができないときの対処法

ギアトラブルの原因によってリカバリー方法が異なる

トラックのギアチェンジができない場合には焦らず、まずはその原因を考え、探し、リカバリーを行いましょう。

自身で原因を見つけ、リカバリーできればロードサービスでけん引車両を呼ばず、自走で整備工場まで行くことも可能です。

リカバリー方法はその原因によって異なります。

 

シンクロが原因の場合

シンクロメッシュ機構は回転速度の違う歯車を変速動作のなかで同調させる機構です。

シンクロが原因の場合には任意のギア段に同調させることができていないことになります。

この場合に効果があるのはダブルクラッチです。

シンクロが一般的になるまでのトラックはこのダブルクラッチを行い、回転速度の違う歯車を変速動作のなかで同調させてシフトチェンジを行っていたのです。

次の手順で行いましょう。

  • クラッチペダルを踏む
  • ニュートラルに入れる
  • クラッチペダルから足を離す
  • エンジン回転を合わせる
  • クラッチペダルを踏む

ギア段に合うエンジン回転数でもう一度クラッチペダルを踏み込んで次のギアに入れるのです。

ダブルクラッチはギアチェンジの途中でギア同士の回転数を合わせるためのテクニックなのです。

 

クラッチが原因の場合

クラッチが原因となってギアチェンジができない時にはクラッチワイヤー、固定プレートやロッドジョイントなどの部品の調整で対処することも可能ですが、クラッチやクラッチ系統の部品はエンジンの出力を駆動輪に伝える大切なシステムです。

整備工場などに早期に持ち込むことをお勧めします。

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場合によってはクラッチの交換も考えよう

クラッチの寿命

一般的にクラッチの寿命は走行距離10万km、年数で言うと5~7年ほどとされています。

しかしながら街中で短距離の配送が多いと、長距離専門で高速道路の走行が多いトラックでは、当然のことながらクラッチの寿命は変わってきます。

トラックの重量が重いほどクラッチディスクへの負荷は大きくなるので積載重量の大きいトラックのクラッチは早く減り、運転技術が劣っていてクラッチのつなぎ方に問題がある場合にもクラッチは早くすり減ってしまいます。

クラッチは消耗品であるので寿命があり、使い方によってその寿命が変わることがあります。

 

クラッチ交換費用の目安

クラッチ交換が必要となる目安である、経年による寿命が原因であったり、未熟な運転技術が引き起こすクラッチの誤ったつなぎ方が早期のクラッチ交換へ導いてしまいます。

消耗品であるクラッチの交換は仕方のないことです。

この場合の費用はクラッチディスクやフライホイールの部品代とそれらを交換する整備工場での工賃と調整費用等となります。

交換はディーラーや一般の整備工場でもできますが、15万円~30万円が一般的な目安とされています。

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まとめ

車検、法定定期点検、日常点検を行っていてもクラッチの固着や滑り、関連部品の経年劣化は避けることができません。

ギアトラブルが起きてしまった場合には焦らずまずは発生原因を考えてみましょう。

エンジンからトランスミッションを通じてタイヤを駆動するまでの過程です。

原因を見つけ一時的な対処ができたら、次は整備工場に移動することを考えてください。

大きなトラブルにつながらないように先の手立てを考えて安全にトラブルの解消に努めてください。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

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