レッカー車は中古もあり?耐用年数・乗り方・整備方法を解説
目次
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レッカー車とは
レッカー車とは?
レッカー車とは他の車両の前輪もしくは後輪を吊り上げ、けん引して移動させることが可能なトラックです。
レッカー車のレッカーの語源は英語の「wrecker」です。
「Wreck(レック)」は難破船を意味し、「Wrecker(レッカー)」は難破船の回収業者を意味する言葉です。
レッカー車はけん引するために可能な装置を装備している特殊用途自動車であり、けん引する車両の種類は、故障車両や事故車両、駐車違反の車両の場合もあります。
自走不可能な車両を強制的にけん引できるトラックです。
小型車両専用のタイプから大型トラックや大型バスのけん引が可能な大型車両のレッカー車も存在します。
積載車との差
積載車(キャリアカー)と呼ばれる車両搬送専用車と比較するとレッカー車の特徴はよくご理解いただけると思います。
車両を運ぶ目的に特化したという意味では、レッカー車も積載車も同種の特殊車両になりますが、積載車にはウインチも搭載されており、運ぶ車両は不動車も含まれますが新車や中古車などで自走できる車両が中心です。
レッカー車は、事故車や駐車違反した車など前後どちらかのタイヤがロックされている場合に強制的にけん引が可能です。
積載車には車両の積載方法が異なるセーフティーローダーとセルフローダーがあります。
車体をそのままにして荷台を後方にスライドさせて地上と接点を作り自走もしくは車両をウインチで引っ張り上げるセーフティーローダー。そして車体前部分のハイジャッキを延ばすことで車体後部を地面に近づけあゆみ板を使って車両を自走もしくは引っ張り上げることができるセルフローダーです。
レッカー車の分類
レッカー車はトラッククレーンの1種として一般社団法人日本クレーン協会で分類しています。
移動式クレーンの1種であるトラッククレーン、このトラッククレーンはさらにレッカー形トラッククレーンとして分類されています。
トラックシャーシをサブフレームで補強して、アウトリガーを装備、クレーン装置を架装しています。
そのブームの長さは通常10メートル程度です。
また、シャーシ後部には、車両けん引用のピントルフックやウインチ等が装備されています。
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レッカー車の耐用年数
新品の場合
耐用年数には、法律上の耐用年数である「法定耐用年数」と、製造販売メーカーが機器を標準的な使い方で、消耗部品の交換や保守を行って安全に使うことができる目安の期間となる「耐用期間」があります。
ここでは国が定めている法定耐用年数を取り上げます。
レッカー車は国税庁が作成する「主な減価償却資産の耐用年数表」における車両・運搬具>項目のなかで耐用年数は4年と定められています。
レッカー車はトラックとクレーン部分を別々に資産価値として計算することはできません。資産計上の際は一体資産として計上します。
新車購入でかかった費用は一括で経費にするのではなく、この耐用年数である4年で割ります。
そして期間が来るまでは、毎年経費として計上することが可能になります。
中古の場合
中古のレッカー車の場合には、新車で定められた4年という耐用年数があるので、新車登録後4年未満の車両と4年以上の車両では法定耐用年数の算出が異なります。
その算出方法は下記に「耐用年数が過ぎている場合」と「耐用年数が一部過ぎている場合」として説明させていただきます。
耐用年数を過ぎている場合
中古のレッカー車で耐用年数である4年間が過ぎてしまった場合は、「法定耐用年数の20%に相当する年数」が法定耐用年数として適用されます。
4年×20%=0.8年となり、耐用年数は1年に満たない期間になります。
耐用年数が2年を下回る場合は2年の耐用年数が適用されるルールがあります。
新車登録後耐用年数4年以上を超過したレッカー車を購入しても、2年の法定耐用年数が適用されます。
古い中古レッカー車を購入しても必ず2年間は毎年経費として計上することが可能になります。
耐用年数を一部過ぎている場合
中古レッカー車で新車登録後4年未満の場合は下記が適当されます。
法定耐用年数-経過した年数+経過年数の20%に相当する年数
上記の計算結果が法定耐用年数となります。
※登録後2年が経過したレッカー車である場合
4年-2年+2年×20%=2.4年となり、端数は切り捨てられて2年の法定耐用年数が適用されます。
耐用年数を延ばす方法
メンテナンスについて
製造販売メーカーが説明する、レッカー車を標準的な使い方をして、消耗部品の交換や保守を行って、安全に使うことができる目安の期間となる「耐用期間」としての耐用年数はメンテナンスのやり方によって延ばすことができます。
要はレッカー車の寿命を延ばすことで、レッカー車のトラックとしての機能と、レッカーとしての機能をいかに長持ちさせるかです。
まずは、日常点検、定期点検はしっかり行ってください。
トラック部分の消耗パーツ交換やオイル交換の時期は、一般のトラックよりもPTOによってレッカーを稼働させるので当然早くなります。
レッカー部分も早期の消耗パーツの交換・オイル交換・グリース[1]の充填を怠ることがないようにしてください。
また、トラック部分やレッカー部分に不調を感じたら整備工場に早く持ち込むことをおすすめします。整備士の点検を受けて修理や機器の調整を行うことが「耐用期間」としての耐用年数を延ばすことにつながります。
操作・運転方法
レッカー車は、トラックの運転とクレーンの操作方法によって寿命としての耐用年数は変わってきます。
大切に取り扱ってください。
重いクレーンを搭載しているレッカー車は絶えずその重量による負荷がエンジンやトランスミッションにかかっています。
レッカー車の始動時には十分なアイドリングを行ってエンジンをいたわってあげてください。
クレーンにより吊り上げ、けん引を行うことがクレーン車のミッションですが、レッカーの吊り上げ能力やけん引能力を決して超えることが無いようにしてください。
PTOに必要以上の高負荷をかけることがないレッカー操作や、エンジンとトランスミッションに高負荷をかけないことによって「耐用期間」としての耐用年数を延ばすことが可能です。
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まとめ
レッカー車は新車で購入すれば高額な特殊車両です。
新車のレッカー車では4年、中古であっても2年の法定耐用年数は残ります。
中古レッカー車の程度にもよりますが、レッカー車の購入時には中古車の導入を検討する必要はあると考えられます。
そして、どんな車両でも同じですが日々のメンテナンスと常日頃の運転とレッカー作業によってレッカー車の寿命である耐用年数は変わってきます。
レッカー車を上手に購入して、上手に活用してください。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
[1] 半固体状態の潤滑剤のこと。低い速度で回転する機械の潤滑に用いられ、軸受やベアリングに使用される。
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