SBSホールディングス 古河物流を子会社化

SBSホールディングス(SBSHD)は4月27日、古河電気工業の物流子会社である古河物流の株式を取得して連結子会社化する、と発表した。電子部品や自動車部品の保管・輸配送など自動車関連産業向け物流サービスに強みを持つ古河物流を傘下に収めることで、事業領域を拡げるとともに、グループ収益の引き上げを目指す。

SBSHDは年内をめどに古河電気工業が保有する古河物流の普通株式の66・6%を取得する。買収額は非公開。古河物流の経営陣は留任し、グループ入り後も引き続き事業を運営していく。

古河物流は1980年に設立された。資本金は2億9200万円で、2020年3月期の売上高は161億6800万円、経常利益は4700万円だった。物流子会社として主に古河電工グループ各社向けに輸配送、流通加工、保管、国際物流といったロジスティクス機能を提供してきた。自動車産業向けのほかに、情報通信、エネルギーといった分野での物流管理ノウハウを有している。

SBSHDは2018年にリコーロジスティクス、2020年に東芝ロジスティクスをグループに迎え入れるなど、M&A(企業の合併・買収)を強化している。

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