ヤマト運輸 ロクシタンの国内物流業務を一括受託
ヤマト運輸は4月20日、スキンケアやボディケア製品を扱う海外コスメブランドのロクシタンジャポンとパートナーシップ契約を締結し、日本国内での物流業務を一括受託する、と発表した。ヤマトは自社の倉庫インフラや「宅急便」ネットワークを活用し、製品の保管、在庫管理、流通加工、店舗・エンドユーザーへの配送までを一元管理する3PLサービスを提供し、ロクシタンの物流コスト削減などに貢献する。
主に海外で生産されるロクシタン製品を輸入。ヤマトのメインセンターで保管し、販売動向などに応じて、TC(通過型、一部在庫型)として機能する国内約110カ所のヤマトの倉庫に転送する。その後、各拠点からルート配送便や「宅急便」ネットワークを使って、店舗やエンドユーザーに製品を届ける仕組みを構築していく。
ネットワーク上で在庫を絶えず流動化させ、店舗やユーザーからの注文状況などに合わせて最適な輸送方法をTMS(配車管理システム)でコントロールすることで、在庫の偏りや欠品をなくし、輸送コストの低減やスピード配送・納品を実現する。新たな物流体制への移行によって、店舗のスタッフは販売業務に注力できるほか、顧客は通販サイトでの購入時に商品の受け取りを前倒しできるようになるという。
両社は、①ロクシタンジャポンの物流コストの削減、②3年後に化粧品業界全国ナンバーワンの高性能 DCの確立、③3年後にロクシタングループのグローバルナンバーワン高性能フラッグシップDCの確立————を目標に掲げるとともに、今後は日本国内で構築する物流体制をグローバルスタンダードモデルとしてロクシタングループが進出する各国で展開することも視野に入れている。
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