センコー 九州~本州間で「物流バス」サービスを開始

センコーは3月23日、九州〜本州間の新たな長距離輸送サービス「物流バス」を2021年4月にスタートする、と発表した。トラック、船舶、鉄道などを活用した貨物輸送の定時運行を展開するとともに、運行ダイヤを公開して事前予約するユーザーにスペース単位で輸送枠を提供する。

「物流バス」には20トンのウイングシャーシを使用。ユーザーの荷物量に合わせてスペースを販売する仕組み。始発・終着場所のほかにも複数の「停留所」(港など荷物の積み替え場所)を用意し、ユーザーが希望する「停留所」で荷物を積み降ろし(乗り合い)できるようにする。荷台スペース内に収まることを条件に、小口、中ロット、異形物、重量物など多様な荷物を運ぶ。

「物流バス」のサービスメニューとして、今後は「乗り合いバス」に加え、ャーター型の「貸し切りバス」、リードタイム優先の「エクスプレスバス」、料金優先の「エコノミーバス」、船舶や鉄道を利用する環境配慮型の「エコバス」なども展開する計画だ。

センコーでは定時定型の安定輸送を実現するため、同社グループが保有する約300台のシャーシを「物流バス」に投入する。さらに、グループ内の連携強化に向けて、荷物と輸送インフラの情報を一元管理する「集中配車センター」を関東・関西・九州地区に開設。物量の確保と効率的な運行を目指すとしている。

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