三井倉庫 羽田エリアに医薬品・医療機器専用の新拠点
三井倉庫は3月16日、日本貨物鉄道(JR貨物)の東京貨物ターミナル駅構内の物流施設「東京レールゲートWEST」内に、医薬品・医療機器専用の物流拠点「関東P&Mセンター平和島倉庫」を開設する、と発表した。羽田空港近くに拠点を構えることで、輸入製品や緊急性の高い製品、首都圏の需要家向け製品などを迅速に供給できる体制を構築する。
新拠点は、輸液や検査機器などを扱う日本ベクトン・ディッキンソンおよび同社グループ傘下のメディコン向け物流センターとして機能する。三井倉庫は2020年6月から同社グループの国内物流業務を一括で受託しており、新拠点は西日本で稼働済みの「関西P&Mセンター」に続いて2拠点目となる。羽田空港に至近な立地を活かし、両社の製品群の中でも特に緊急性の高い製品を取り扱うとともに、免震構造や非常用電源、定温管理スペースといった設備、QMS・GDP準拠の運営体制、リードタイムを厳守する配送体制などを整備し、付加価値の高い物流サービスを提供していく。
三井倉庫グループではヘルスケア専用の物流施設を「P&Mセンター」(Pharma & Medical)という名称でブランド統一し、国内で展開している。2015年に「関東P&Mセンター」(埼玉県加須市)をオープンしたのを皮切りに、2019年には群馬県館林市に北関東エリアをカバーする拠点を開設した。さらに「関東P&Mセンター」の敷地内では現在、「関東P&MセンターⅡ」(仮称)を建設中で、2021年6月の完成を予定しているという。
三井倉庫の「P&Mセンター」が入居する「東京レールゲートWEST」
出典)三井倉庫ホームページ
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