いすゞ自動車 小型トラック「エルフ」の改良モデルを発売
いすゞ自動車は3月3日、小型トラック「エルフ」の改良モデルを発売した。国内の小型トラックとして初となる交差点警報を搭載するなど、新モデルでは安全性能の向上に重点を置いた装備を拡充している。
交差点警報は、交差点の右左折時や出会い頭での事故を抑制するために採用した。キャブの前面2カ所に設置した広角の近距離ミリ波レーダーが歩行者や自転車、自動車やバイクを探知し、衝突の危険性が高まると社内ピラーに内蔵された警告灯や警告音で、ドライバーに注意喚起する仕組み。
2021年11月に予定されている各種安全装置の装着義務化を視野に入れて、先行車への追突回避を支援する「プリクラッシュブレーキ」を全車標準装備とした。また、ステレオカメラを採用することで、歩行者や自転車などの前方探知機能を高めた。
改良モデルでは、ヘッドランプとフォグランプをLED化したほか、フロントフェイスのデザインやキャブ内装色、シート柄を変更した。
販売価格は平ボディータイプで534万6000円〜(東京地区希望小売価格、税込)に設定。いすゞではエルフシリーズ全体で年間4万台の販売を目指しているという。
交差点警報を採用した小型トラック「エルフ」の改良モデル
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