鈴与　福岡市の物流センターを増床

鈴与は３月２日、福岡県福岡市に「福岡物流センター２号棟」を稼働した、と発表した。新センターは博多港に近い立地の優位性を活かして、輸出入貨物を取り扱うほか、食品など消費材の九州エリア向け供給拠点として機能していく。

「福岡物流センター２号棟」（延床面積約３９００坪）は、２０１６年にオープンした１号棟の隣接地に建設した。博多港に車で５分（５キロメートル圏内）、九州自動車道の「福岡インターチェンジ」に２４分（約１２キロメートル）でアクセスできる。九州全域をはじめ、西日本各地をカバーする物流拠点としての活用を見込む。

１号棟が高床式の構造であるのに対し、２号棟は低床式を採用。庇長は１号棟で１６メートル、２号棟で２６メートルを確保することで、天候に左右されない荷役作業を可能にした。

災害発生時などの有事に備えるＢＣＰ（事業の継続性）の観点から、物流拠点の分散管理を模索する顧客（荷主）が増加。それに伴い、従来の東西２カ所の物流体制を改め、新たに九州エリアに拠点を開設するケースが相次いでいる。鈴与ではそうしたニーズに応えるため、福岡センターの増床に踏み切った。

鈴与が２０２１年３月にオープンした「福岡物流センター２号棟」（写真右部分）

出典）鈴与ホームページ