トナミHD 第一貨物と資本・業務提携
トナミホールディングス(中核会社・トナミ運輸)は2月22日、ディー・ティー・ホールディングス(同・第一貨物)と資本・業務提携を締結することで合意した、と発表した。北陸エリアを中心に路線便(特別積み合わせ便)ネットワークを有するトナミ運輸グループと、東北エリアに強い第一貨物グループは、今回の提携を機に、拠点網やトラックといった物流インフラの相互利用などを進めることで、市場での競争力を強化する。
トナミHDはディー・ティー社の発行済み普通株式を、ディー・ティー社の既存株主との相対取引で取得。一方、ディー・ティー社は株式譲渡総額を上限に、トナミHDの発行済み普通株式を、市場買付などで取得することで、双方の株式を持ち合う。取得額は非開示としている。
両社はすでに相互輸送取引(連絡運輸など)で協力関係にあった。今回の資本・業務提携は「長期的かつ継続的な協業関係の構築」を目的としており、今後はインフラの共同化による生産性の向上やEC物流への対応、物流DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進などに取り組んでいくとしている。
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