オイルエレメントの役割や選び方を解説! 費用や交換が必要なタイミングは?

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オイルエレメント(オイルフィルター)とは

オイルフィルターとも呼ばれるオイルエレメントは、エンジンオイルの浄化を行う重要な部品です。この『エレメント:Element』は英語で自然界を形成する基本要素・構成要素を意味しています。自動車の重要な装置であるエンジンを構成する部品の一つがオイルエレメントです。 

エンジンオイルをフィルタリング(ろ過)するためのエレメントであり、その機能と役割をわかりやすく示すために採用された名称がオイルエレメントです。 

 

オイルエレメントの役割

オイルエレメントはエンジンオイルの不純物をろ過して取り除くフィルターとしての機能が役割です。エンジン内を循環するエンジンオイルは、シリンダー内での爆発・燃焼で生まれたカーボンとピストンとが擦れ合って生じた金属粉を洗い流しオイルエレメントまで運びます。 

汚れたエンジンオイルはオイルエレメントでフィルタリング(ろ過)されて、不純物が取り除かれたエンジンオイルに甦ります。そして、エンジンオイルはエンジン内部の「潤滑」「冷却」「密閉」「防錆」「洗浄」の各作用を果たします。エンジンが正常に稼働するために必要不可欠なエンジンオイルが、この各作用を果たすためには、オイルエレメントのフィルター機能を欠くことができないのです。 

 

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オイルエレメント交換にかかる費用

オイルエレメントの交換費用は、部品としてのオイルエレメント代と、工賃の合計になります。トラックでの交換費用はオイルエレメント代金を含めて1万円前後になります。費用は地域やディーラー、店舗、整備工場によっても違うので目安として考えてください。乗用車より大きなエンジンを支えるトラックのオイルエレメントは、サイズが大きく金額が高くなります。 

オイルエレメントの金額はメーカーによってさまざまです。メーカー純正品のオイルエレメントのほうが高価格になります。トラック部品を紹介するインターネットの各専門サイトで確認してみましょう。ご利用のトラックに適合するオイルエレメントが確認できます。 

安いオイルエレメントには耐久性の低さなど、それなりの理由があるはずです。価格だけではなく、性能・耐久性などの特徴を確認してオイルエレメントの選択を行うことが必要です。 

 

オイルエレメント自体の費用

便利な世の中になっています。インターネットの通販サイトではトラック部品の購入が可能で、その中にはもちろんオイルエレメントもあります。純正品や信頼できるメーカーのオイルエレメントであれば安心して購入して、整備工場で工賃だけでの交換も可能です。その費用相場は5,000円前後となります。 

ボルボ、ベンツ、スカニアといった輸入車のオイルエレメントの数は多くありませんが通販サイトで見つけることができます。国産車と変わらない価格帯ですが、適合種類であるかの確認が必要です。 

オイルエレメントにはフルフロー型・バイパス併用型・コンビネーション型の3つのタイプがあります。フルフロー型はフィルターでろ過する一般的なタイプです。バイパス併用型はフルフロー型の進化版で、より細かな汚れを吸着できるバイパスフィルターが装備されています。コンビネーション型はフルフロー型、バイパス型の双方のフィルターが備わった特殊な構造のオイルエレメントです。 

 

オイルエレメントの選び方

ご使用のトラックに適合したオイルエレメントを選ぶことが大切です。メーカーやモデルによってオイルエレメントのサイズは変わります。ディーラーに行けば何も考えることなく、純正品に交換してくれるでしょうが、このご時世、ご自身で調べて、選択することに無駄はないと思います。 

適合するオイルエレメントや、磁石内蔵のフィルターで強力に鉄粉などを吸着してくれる高性能なオイルエレメントがあることを知ったり、値段を知って事業の運用や経営に活かしてください。メーカー、車種、型式でネット上で検索してください。通販サイトで価格の比較も簡単に行えます。 

 

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オイルエレメント交換をすべきタイミング

オイルエレメント交換をすべきタイミングはトラックのサイズ、走行距離、経過時間を参考に考えます。小型トラックでは1.5万㎞、中型トラックでは2万㎞、大型トラックでは2.5万㎞を交換目安と考えてください。 

オイルエレメントは紙などで作られたフィルターです。トラックを使用しなくても、オイルは時間とともに劣化してしまいますので、オイルをふくんだオイルエレメントはオイルとともに1年に1度は交換してください。 

 

オイルエレメント交換はオイル交換と同時に行う

交換時の工賃を節約するためにも、オイルエレメント交換はオイル交換と同時に行ってください。別途に行えば工賃がそれぞれにかかりますが、同時に作業することで工賃は安くなります。 

同じエンジンでの関連する作業です。一般的に言われるトラックのエンジンオイル交換の目安は、小型トラックで1万~2万㎞、中型トラックで1.5万km~4万㎞、大型トラックで2万㎞~4万kmとされています。前項のオイルエレメントの交換時期と上手に組み合わせて1度に行えば工賃を安くできます。 

しかし、その時々の走行状況によるエンジンへの負担でオイルエレメントとエンジンオイルの汚れ具合は変わりますので、プロの整備士に相談することが間違いない交換時期になります。ついでに車検とも合わせて交換できるのが一番だと思います。 

 

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オイルエレメントが汚れるとどうなる?

オイルエレメントが汚れることによってオイルエレメントのフィルター機能は低下してしまいます。エンジンオイルの循環が弱まってしまって、本来果たす機能であるエンジン内部の「潤滑」「冷却」「密閉」「防錆」「洗浄」の各作用が鈍くなってしまいます。各作用能力が低下することで、エンジンの機能は低下してしまいます。エンジンに過度な負荷を与えることにもつながり、エンジントラブルに発展する危険性、エンジンの寿命を縮めてしまう危険性もあります。 

健全な走行をするためにも清浄化されたエンジンオイルを絶えず循環させるオイルエレメントはエンジンに不可欠なものです。汚れてきたタイミングを見計らって交換してください。 

 

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まとめ

トラックはさまざまな部品で構成されています。そのどれ一つをとっても不要なものはなく、どれもが重要な役割を果たしています。オイルエレメントは大きなトラックを支える小さな部品です。その小さな部品がエンジンにトラブルを起こさずトラックを走行させるために、重要な役割を担っていることを認識してください。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。 

 

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