車の走行距離の目安は? 寿命や中古車購入時のポイントを解説

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10万kmが年間平均走行距離の目安

一般的に乗用車の平均寿命は走行距離で10万㎞、年数で約10年間と言われています。しかし、商用車両であるトラックは非常に頑丈に作られていて、高い耐久性を備えています。

少し古い資料ですが、全日本トラック協会の統計の中に普通トラックの『平均的使用年数』があります。2010年時点で普通トラックの平均使用年数を14.87年、小型トラックを11.92年として発表しています。それから15年過ぎた現在、トラックの性能は向上し、この平均使用年数は延びていることでしょう。

ちなみに普通トラックとは、小型貨物車(4ナンバーのトラック)、普通貨物車(1ナンバーのトラック)、冷凍食品、石油類などの運送に使用する特種車(8ナンバーのトラック)などを指します。普通貨物自動車とは車両総重量8t以上または最大積載量5t以上で3車軸以下、および車両総重量25t以下で4車軸のものを指します。 

 

・トラック各サイズの平均走行距離

ここでトラック各サイズの平均寿命とも言い換えることのできる、平均走行距離を紹介します。
 

小型トラック:20万km
中型トラック:40万km~50万km
大型トラック:70万km~100万km

 

トラックのサイズによって用途が違うので1日当たりの走行距離は変わり、走行の仕方も変わります。大型トラックの走行寿命が長いのは、大型で頑丈なエンジンを積んでいることも理由の一つですが、走行の仕方も重要です。小型トラックは都市部においてのラストワンマイルでの配達が多く、走行距離は延びず、エンジンの始動や停止を繰り返さなければなりません。 

実はこの始動・停止がエンジンと重量のあるトラックの車体に大きな負荷をかけてしまい、寿命を短くしてしまっています。大型トラックは長距離、しかも高速道路での走行が多く、一定の速度で始動・停止する回数は小型トラックと比べると極端に少ないです。それが大型トラックの長寿命を実現しています。 

 

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走行距離と中古車購入の関係性

中古トラックを購入する場合、走行距離のみを頼りにするわけにはいきません。目星を付けたトラックがどのような使われ方をしていたのかを知る必要があります。 

主たる積荷はどんなものが多かったのか。フルに積載していたのか、積載に余裕のある軽めの積荷だったのか。長距離走行が多く、高速走行が多かったのかどうか。トラックの使われ方を知り、これまでどれだけ負荷をかけて走行してきたのかを知る必要があります。中古トラックの選択には、走行距離とそのトラックのこれまでの生い立ちを知り、その相関関係からの判断が大切になります。 

 

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中古車購入時の走行距離の目安

走行距離だけで判断できないトラックの中古車購入ですが、ある程度の目安をあげますので、参考にしてください。トラックのサイズによって変わりますし、走行距離に加えてトラックの経歴を合わせて吟味してください。

 

比較的新しい中古車を希望するなら10万km~20万km以内

新車に近く、状態が良いものとして考えることができます。問題なく使用することは可能でしょうが、しっかりした定期的な点検を怠ることはできません。 

小型トラックであれば長く乗ったものであるかもしれません。年式を見て判断してください。中型・大型トラックであれば好ましい状態のトラックであると考えることができるでしょう。新しければ新しいほど、価格は高額なものとなり、その代わりにメンテナンスにかかる費用が少なくなります。

 

状態と費用のバランスを取るなら20万km~50万km

小型・中型トラックであれば、エンジンや足回りのメンテナンスが必要になってくる時期です。これまでのトラックの経歴を販売店でよくヒアリングしてください。あわせて、点検記録簿もチェックしてエンジンオイルやオイルエレメントの交換が定期的にできているか、ワイパーゴムなどの消耗部品の交換が定期的になされていたかをチェックしてください。 

エンジンや足回りのメンテナンス費用が大きくかからないのであれば、お買い得の1台となるかもしれません。希望販売価格と、走行距離、使用経歴、整備履歴、そして予算との兼ね合いが判断の付けどころです。

 

安さを重視するなら50万km以上

価格重視、安さを求めるのであれば、走行距離50万km以上のトラックを探してください。しかし、それまでの経歴にもよりますが、小型トラックであれば、エンジンのオーバーホールや積替えを検討しなければならない時期かもしれません。

 

大型トラックは長距離を走っていたものと仮定して試算してみます。積込み・荷降ろしの時間を引いて、1日に6時間、そのほとんどが高速道路を走行したとします。残業ゼロで週5日のみの勤務で年間走行距離を試算すると、以下のようになります。

 

6時間/日×80㎞/h×20日×12月=115,200㎞/年間
 

この結果でおわかりいただけるように大型トラックは10万kmを楽に1年間で走り切ってしまうのです。ですからそれまでの使用経歴、整備履歴は関係してくるものの、50万kmの走行距離であれば、大型トラックはまだ安心できる走行距離と考えることができるでしょう。 

 

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中古車選びで走行距離をチェックする際のポイント

トラックの中古車選びでさまざまなチェックポイントがありますが、その中でも重点となる走行距離をチェックする際のポイントここで紹介します。

 

メーターの故障や改ざんに注意

走行距離が多ければ販売金額は安くなり、走行距離が短いトラックであれば価値が高いと判断され、高い金額でやりとりされ、メーターが中古トラックの一般的な指標となっています。これを悪用したメーターの改ざんを「メーター巻き戻し」と呼んでいます。 

多くのメーターはデジタルメーターになっており、古いトラックにはアナログメーターが残っています。アナログメーターは改ざんがしやすく、デジタルメーターは改ざんの難易度が高いですが、不可能ではありません。しかし、悪意を持った改ざんは車検証の記載と照合すれば確認できます。 

2024年、国交省はメーターを交換するなどして走行距離が以前より短くなった場合には、過去の車検時に記録された最大値を追加記載するよう改めさせています。この対策によって悪用はほぼなくなっています。 

メーターが故障している場合には「走行距離不明車」となります。故障したメーターを交換した場合は「メーター交換車」となります。販売店舗はこの交換も、距離改ざんも告知しなければなりません。いずれの場合も車検証との照合が重要になります。

 

50万km以上なら部品交換の有無を確認する

大型トラックであれば100万kmを越えた中古トラックを中古車市場で見かけることもあります。小型トラックでも十分寿命を越えているであろう50万km超の走行距離数の車両を見かけることもあります。走行可能だから販売されているこれらの中古トラックを見極める場合には主要な部品の交換がきちんとなされているかの確認を行う必要があります。 

走行に重要なエンジン、足回りを中心に、特装車両であるならば各特殊装置の油圧機器の確認と異常なく作動するかを確認しなければなりません。 

 

・50万km以上走行したら交換が必要な部品
驚くほどの長距離を走行してきた中古トラックでも、そこそこの金額が明示されているのは、長年のメンテナンスが行き届き、耐用限度がくる前にしかるべき部品を適時交換しているからでしょう。 

長距離走行で交換が必要になってくる部品は、まずエンジン本体とエンジン回り、足回りの部品です。50万km走行の小型トラックや中型トラックの場合、エンジンのオーバーホールや載せ替え、エンジン回りのタイミングベルトの交換など付属する部品の交換が必要です。足回りではタイヤはもちろんのこと、サスペンションの経年劣化への対応も必要です。 

重い荷を積み走行距離の長いトラックのリーフスプリングは経年劣化による金属疲労によって折れてしまう可能性もあります。ゴムや樹脂関係のパッキン類、部品類も適時交換が必要です。 

これらの交換は一度に行われるものではなく、定期点検時などに整備士の意見を参考にしながら適時交換していくことが車両の健康寿命を延ばすことにつながります。 

 

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車の寿命の目安は?

商用車両として特に頑丈に設計・製造されたトラックでも、一般車両でも、寿命の目安は年数と走行距離数になります。トラックの場合には、使用環境によって短期間でも非常に走行距離数の長いケースもあります。中古トラック購入時には、販売価格以外に、使用された環境と寿命・走行距離数を合わせて判断する必要があります。 

 

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車の寿命を延ばすポイント

では、トラックの寿命を延ばすのにはどうすればいいでしょうか。トラックを買取ってもらうタイミングがやってくることを想定して、寿命を延ばし、高額査定を受けることのできるポイントを紹介します。

 

定期的に点検し部品を交換

義務付けられた法定点検をしっかり行って、経年劣化が近づいた部品を交換してください。異音がなく、一発でエンジンが始動して、スムーズに走行できる当たり前を、定期的な点検による部品交換で実現してください。 

特装車では架装部分の点検も重要です。後付けしたテールゲートリフターなどの点検も重要なポイントとなります。経年劣化等で摩耗した部品などは交換してください。

 

定期的な洗車

トラックの洗車は通常業務内に組み込んで、就業時間内に必ず行ってください。定期的な洗車は、見栄えが良くお客様からの好感度を上げることができ、ドライバーが気持ちよく毎日の業務を行うことができますが、大切なことはそればかりではありません。定期的に洗車を行うことで、相棒のトラックの状態を知ることができることです。いち早くトラックの異常を知るためにも定期的な洗車は重要です。 

 

定期的な走行

事情があり、しばらく車庫や駐車場から動かすことのないトラックもあると思います。しかし、まったく動かさないことは、健全なトラックの状態を維持することにはなりません。走行距離が延びることはありませんが、バッテリーは上がってしまい、オイル類は劣化して硬化する可能性があります。タイヤやワイパーゴム、各パッキン類などのゴム製品も劣化します。それらを防ぐために定期的な走行が大切です。 

 

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まとめ

日本のトラックは性能が高く、頑丈なため、海外で非常に人気が高いです。しかし新車の価格は高いため、中古トラックに人気が集まっています。 

トラックファイブでは、皆さまから買い取らせていただいたトラックの第二の人生を海外でも送らせています。ぜひトラックファイブにご相談ください。高価格での買取に努めさせていただきます。

 

トラックファイブは『豆知識』で皆さまのお役に立つ情報をお届けします。 

 

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