佐川急便 自動運転を視野に電気軽自動車を共同開発
佐川急便は6月16日、EV(電気自動車)ベンチャーのASF社と提携し、小型電気自動車を共同開発する、と発表した。宅配貨物や商業貨物の集配業務に活用する軽自動車規格の電気自動車を開発、導入していくことで、CO2排出量の削減などさらなる環境負荷軽減を目指す。
両社はプロジェクトチームを立ち上げて試作車を製作し、走行の安全性や作業の生産性などの課題を検証するための実証実験を展開する。開発する車両には将来、自動運転の機能を付加することも視野に入れている。両社は2021年をめどに量産車の開発設計に乗り出す計画だという。
ネット通販の拡大で取扱個数が急増する宅配便市場では、住宅密集地などを効率的に巡回できる軽トラックやバイク、自転車といった小型モビリティーの需要が高まっている。物流業界や自動車業界はこれまで大型トラックや小型トラックの低公害化に取り組んできたが、今後は将来の車両数増加が見込まれる軽トラック領域での環境対策も加速すると見られている。
車両イメージ(開発予定の車両とは異なる)
出典)佐川急便ホームページ
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