人気トラックメーカー「スカニア(SCANIA)」の車両を徹底検証! 価格や特徴は?
目次
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はじめに
「スカニア」は、その優れた走行性能、確実な安全性能、ドライバーの目を惹くデザイン、ドライバーに優しい居住性のどれをとっても、多くのトラックドライバーが憧れるメーカーの一社です。
2023年に登場したスカニアSUPERは、新開発のパワートレインが搭載され、高効率な燃費性能が話題となりました。
今回の『豆知識』では、人気トラックメーカー「スカニア」の価格、特徴、ラインナップについて紹介しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
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スカニア(SCANIA)とは
スカニアはスウェーデンに本社を置き、大型車両の生産台数は世界でもトップクラスの自動車メーカーです。正式名称はスカニア アクチエボラグです(Scania Aktiebolag:アクチエボラグとはスウェーデンにおける有限責任会社、日本の株式会社に相当します)
スカニアはフォルクスワーゲングループの一員であり、グループ内の商用車両を担当している上場子会社のトレイトン傘下であり、トラック、バス、産業・船舶用ディーゼルエンジンを製造しています。
・スウェーデンの大型トラックメーカー
スカニアは1900年創業の歴史あるスウェーデンのトラックメーカーです。世界で最も厳しいと言われるスウェーデンの安全規格に適合させる高い技術力を誇ります。世界100カ国以上に事業を展開し、生産車両の95%は輸出向けであり、大型トラックの生産台数はダイムラー、ボルボに次いで世界第3位を誇ります。
・2009年にスカニアジャパン株式会社を設立
日本では過去に日野自動車と業務提携を結んでトレーラーヘッドの共同開発を行い、「日野スカニア」として販売した経緯があります。2002年に結んだ業務提携は2011年に解消され、2018年にはスカニアの親会社であるトレイトンと日野自動車は戦略的提携を結んでいます。
そして、2009年に日本法人であるスカニアジャパン株式会社を設立し、直営サービスの拠点を関東(千葉県富里市)と関西(大阪市住之江区)の2箇所に置きました。その他、協力会社を合わせた全国約30拠点で直営サービスを行い、現在に至っています。
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スカニアが誇るトラックの特徴
多くのドライバーが憧れるスカニアが誇るトラックの特徴を確認していきたいと思います。
・優れた燃費性能
スカニアの優れた燃費性能も特徴の一つになります。日本のトラックメーカーが公表している大型トラックの平均燃費が4km/Lに対して、スカニアは4.5km~5km/Lの優れた燃費を発揮します。
長距離を走る大型トラックは400Lの燃料タンクを2本装備す流ことができ合計800Lとなり、燃費の差が1km/Lあれば800kmも長く走れるということです。その距離は東京・大阪間の往復に相当します。
・快適な乗り心地
日本の大型トラックよりもハイマウントなキャブはドライバーの視認性を向上させ、安全走行に寄与してくれます。
そして、広くフラットなフロアと密閉性の高いキャブ内は非常に静かでドライバーの運転にゆとりを与え、総輪エアサスの足回りも快適な乗り心地に寄与し、運転によるドライバーの疲労を軽減します。
・長距離運転に適した広々とした車内
広くフラットなフロアに、数々の大きな収納スペースにあふれたキャビン。そのキャビン内を立って歩ける天井の高さと広さは日本のメーカーでは発想できない設計です。
広いヨーロッパ大陸の美しい国々を何日もかけて走り、キャビンの中で眠り、生活しながらミッションを達成するドライバーたちが羨ましくなるほどです。長距離運転に適した広々とした車内はスカニアの大きな特徴の一つです。
・高い安全性能
スカニアは世界で最も厳しいスウェーデンの衝突試験基準をクリアし、高い安全性能でドライバーを守ってくれます。
予め設定した速度で定速走行できる「アダプティブクルーズコントロール」や、車両の横滑りを防止する「エレクトロニックスタビリティプログラム」、さらに衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報など、ドライバーを安全に導いてくれるシステムを満載しています。
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スカニアが誇るトラックのラインナップ
スカニアはユーザーの様々な業種の事業内容を熟知し、各ユーザーに向けて最適な対応が可能です。そのため、スカニアのトラックには標準仕様がありません。
各ユーザーに向けたラインナップは運用コストを削減し、稼働時間の最大化を目指すのはもちろんドライバーを安全と快適に導いてくれます。
・SUPER
130年以上にわたるスカニアの経験と技術が注がれたSUPERです。これまで以上の燃費向上を目指したパワートレインは、刷新されたギアボックス、リアアスクルを搭載し生まれ変わりました。最高の安全性と、業務効率を最適化するデジタル技術も採用されたトラックです。
・Pシリーズ
Pシリーズは都市部での輸送に最適化された、スカニアで一番多用途に活躍できるシリーズです。市街地での輸送や建設現場での使用に向くコンパクトなトラックです。作業方法と運転環境に合わせて最適化させ、ユーザーの個々のオペレーションに合った構成にすることができます。
・Gシリーズ
Gシリーズには優れた操作性と快適な空間が用意されています。ゆったり広々としたキャビンと、ドライバーを満足させる収納設備が充実しています。快適オフィスとも言えるキャビン内は、ドライバーのポジションとインストルメントパネルを最適化することを一番に考えてデザインされています。運転性、視認性が高くバランスの取れたオールラウンドなトラックです。
・Rシリーズ
Rシリーズのキャブはハイマウントタイプです。高級感のある広々としたキャビン内は長距離運転でもドライバーに不必要な疲れを感じさせることがありません。そして、800~1,000mm幅のベッドが用意され、快適な空間で十分な休息を約束してくれます。
・Sシリーズ
Sシリーズも長距離ドライバーに快適さを約束してくれる一台です。床が平らなキャブ、1,000mmまで拡幅可能なベッド、内蔵の冷蔵庫・冷凍庫や収納スペースはドライバーにストレスを与えることなく長距離の移動を可能にします。
・V8
Scania V8 パワートレインにより最高の性能と燃費の向上をドライバーに約束します。内装、ドライバーへの優しさ、快適性などはどれをとってもスカニアの中で最高の一台です。また、Scania V8はドライバーの具体的なニーズを満たすカスタマイズが可能です。
スカニアのトラックの価格
スカニアのトラックは、新車価格が公表されていません。円安で輸入車の価格が高騰する中、新車価格の公表はせずに『応談』となってしまうのは仕方のないことかもしれません。
参考までに中古車の価格を探しましたが、これもはっきりした金額を見つけることができませんでした。そのような状況のなかで、日本の中古トラック販売店で見つかったのが以下の通りです。
どれもが10年落ちぐらいのスカニアです。
年式 | 走行距離 | 価格 |
2014年式 | 76万km | 約650万円 |
2015年式 | 43万km | 約760万円 |
2016年式 | 75万km | 約700万円 |
フランスの中古トラック販売店(https://www.trucksnl.com/)では最新の車両を販売していました。
製品シリーズ | 年式 | 走行距離 | 価格 |
Pシリーズ | 2019年式 | 39万km | 990万円 |
V8 | 2020年式 | 55万km | 1,256万円 |
Sシリーズ | 2021年式 | 46万km | 1,200万円 |
※2024年12月現在、1€=160円で計算
以上を参考にしてください。
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まとめ
スカニアは、戦後に興された日本のトラックメーカーよりも長い125年という歴史を持ちます。日本では想像もつかない長距離を走らなければならないヨーロッパのドライバーたちを満足させるスカニアは、この長い歴史が育てたと言ってもよいでしょう。
多くの日本人ドライバーたちが憧れるのは当然のことかもしれません。この魅力的なスカニアが気になる方はディーラーまたは中古トラック販売店で確認してみてください。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆さまにさまざまな情報をお届けします。