ドライブレコーダーの選び方や価格は? 取り付け費用の相場や助成金・補助金も解説

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はじめに

近年ドライブレコーダーを装備する人が急増しており、2013年8.4%だった搭載率が2023年には52.5%にまで上昇しています。 

これはあおり運転や事故において映像の記録が証拠として役立ち、犯人の特定や自分を守ることにも繋がることが、その理由でしょう。価格が比較的安いことも増加を押し上げる一因になっています。 

今回の『豆知識』ではドライブレコーダーの値段や取り付け費用の相場、種類、選び方、助成金・補助金などについて紹介しています 

ドライブレコーダーの新規取り付けや高性能なものに取り換える際にお役立ていただければ幸いです。 

 

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ドライブレコーダーの種類 

車載型の映像記録装置であるドライブレコーダーは和製英語であり、英語ではダッシュカム:Dashcam、もしくはドライビングレコーダー:Driving Recorderといいます。 

フロントガラスやダッシュボードに取り付けるビデオカメラで車内外の状況を記録します。最近ではあおり運転や駐車中の盗難トラブルなどが増加し、それらの動かぬ証拠としてドライブレコーダーが活躍しています。 

ここでは、機能の違いによる3種類のドライブレコーダーを紹介します。

 

常時録画型ドライブレコーダー 

現在主流になっているのが常時録画型ドライブレコーダーです。常時カメラ機能が作動して録画を行っています。 

そのため非常に大容量のメモリーが必要になりますが、過去の録画を自動消去してくれるタイプもあります。エンジンを切っても駐車時の監視カメラとしての機能がスタートするので、常時車両の監視を行います。 

近年の自動車はトラックを含め高機能で高額なものが増え、盗難やいたずらが増加しています。そこで、走行時だけでなく駐車時の録画も行う、この常時録画型ドライブレコーダーが活躍しています。 

多機能型ドライブレコーダー 

多機能型ドライブレコーダーは一般的なドライブレコーダーとしての機能の他、後部にカメラを取り付けることでカーナビ、レーダー探知機、ワンセグ機能を併せ持つものもあります。 

キャビン内にAI関係の機器が装備され出しましたが、この多機能型ドライブレコーダーが1台あればキャビン内はスッキリ収まります。 

価格はその分高めですが、ドライバーの好みで最良の1台になるかもしれません。


衝撃感知型ドライブレコーダー 

衝撃感知型ドライブレコーダーは衝撃センサーやモーションセンサーを備えたドライブレコーダーです。車に衝撃が加わったことを感知して、その時点から数十秒さかのぼって映像を記録し、上書きしないようにします。 

無駄なメモリーは消去し必要のない映像を残さないのが特徴です。
そして、この衝撃感知型ドライブレコーダーは駐車時の録画も行うことが可能です。 

 

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ドライブレコーダーを選ぶポイント 

さまざまな機能をもった多くのドライブレコーダーの中から目的にあった1台を選んでください。高精細、フルHDなど、何かあった際に証拠をきちんと残せるように5つのポイント紹介します。

 

車のナンバーを鮮明に記録できる 

まずは相手の車のナンバーを鮮明に記録できることです。事故やトラブルの際に対向車や後続車のナンバーが読み取れるかが重要な証拠となってきます。画質はフルハイビジョンのものを選んで、万が一のトラブルに備えてください。 

ナンバープレートの数字が読み取れるように最低でも画素数「200万画素以上」、画質「フルHD以上」のドライブレコーダーを選んでください。

 

夜間や逆光でもクリアに撮影できる 

夜間や逆光でもクリアに撮影できるカメラを備えたドライブレコーダーを選んでください。トラブルや事故は夜間逆光時などを選ばずにやってきます。 

自動調整が可能なWDR機能(ワイドダイナミックレンジ)を備えるドライブレコーダーであれば安心です。

 

後方や斜め前の映像も記録可能 

後方や斜め前の映像も記録が可能なドライブレコーダーであれば、どのような事故でも撮影が可能です。カーブや交差点での事故は正面から起きるとは限りません。 

フロントカメラの水平画角が広角の100度以上、垂直画角が55度以上あれば安心です。まだ数は少ないですが、今後は360℃撮影可能な超広角カメラ搭載のドライブレコーダーが主流になっていくかもしれません。

 

駐車監視機能が付いている 

常時録画型ドライブレコーダーでなくても、駐車時監視機能がついているものを選んでください。 

ドライブレコーダーの装着は、自動車窃盗犯やいたずらを行おうとする者への抑止力になり、万が一のトラブル時には動かぬ証拠になります。ドライブレコーダーを選ぶ大きなポイントになってくると思われます。

 

信号の色を識別できる 

信号の色が識別可能かどうかも大切なポイントになります。LED信号機の点灯を読み取ることができないドライブレコーダーもあります。 

万が一の事故にはこの信号の色が重要な証拠になりますので、必ず信号機の識別が可能であるかを確認してください。 

 

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ドライブレコーダーの価格相場 

ドライブレコーダーの価格相場は1万円をきるものから6万円程度まで多数そろっています。カメラの精度や機能により価格が変わってきます。もちろん精度が上がり、高機能が備われば高額になります。 

ドライブレコーダーには新品ばかりでなく中古品もあります。常時操作を行う装置ではないので、中古品でも十分機能を果たすことは可能でしょう。状態を見て使用するのも一つの選択肢になります。中古品も含めてドライブレコーダーの相場はインターネットなどでご確認ください。 

 

ドライブレコーダーの取り付け費用相場 

続いてドライブレコーダーの取付け費用の相場です。種類によっては、誰にでも簡単に装着できるものもありますが、電源からきれいに配線するのはプロに任せたほうが無難です。 

取付けの依頼先は全国どこでも同じですが、地域によって費用相場が変わってくることをご承知ください。 


カー用品店(オートバックス、イエローハットなど) 

オートバックス、イエローハットなどのカー用品店でも取付け依頼は可能ですが、持ち込みはできません。

オートバックスなどでは製品と取り付け費のコミコミ価格としていますが、「目安工賃」として1カメラ5,500円~、2カメラで15,000円~としています。一般的には1カメラ5,000~10,000円、2カメラ16,000円~35,000円が目安です。

 

ディーラー 

ディーラーでトラックを購入する場合は取付けてもらうことが可能です。持ち込み品の取り付けはできませんのでご注意ください。1カメラ10,000~15,000円、2カメラ15,000円~50,000円が目安です。

 

整備工場 

インターネットで探したドライブレコーダーを持ち込み、整備工場で取り付けを行えば比較的安くドライブレコーダーを使用できるようになるかもしれません。1カメラ6,000~13,000円、2カメラ9,000円~18,000円が目安です。 

業者や地域によって取り付け費用は変わりますので必ず事前にご確認ください。

 

出張サービス 

お近くに整備工場もカー用品店もない地域にお住まいの方に向いたサービスです。小規模に事業を行っているか、個人経営の場合が多く費用は高くありません。ネットショップなどご自身でドライブレコーダーを用意してください。 

1カメラ6,000~13,000円、2カメラ8,000円~15,000円が目安となります 

 

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ドライブレコーダーは自分で取り付けられる? 

ドライブレコーダーは自身で取り付けが可能です。その際には道路運送車両の保安基準第39条に従って、取り付けを行わなければなりません。フロントウインドウの上部20%以内、もしくはルームミラーの後ろ側に貼り付けなければなりません。車検ステッカーとも重なってはいけません。 

前方の視界確保ができなければ、違法改造車両として処罰される可能性があります。また、雨天時にも映像が記録できるよう、水滴や雪などが邪魔にならないワイパーの稼働範囲であることも要件です 

 

ドライブレコーダーに関する助成金・補助金 

ドライブレコーダーに関する国からの補助金や助成金あります。自治体によっては個人向けに補助金を交付している場合もあります。補助額、助成額、上限、条件などを紹介します

 

国土交通省の補助金 

運行管理の高度化に対する支援」として2024年も自動車運送事業者に対してデジタル式運行記録計およびドライブレコーダーについて補助を実施しました。補助額上限は120万円です。国土交通省の指定した機種を購入・取り付けまで済ませ、精算してからの補助金交付申請となります。 

また令和6年度 被害者保護増進等事業費補助金(事故防止対策支援推進事業)」として実施しています。ドライブレコーダー費用の1/3の金額(1台あたり上限1万円)、事業所用機器の1/3の金額(1台あたり上限1万円)の補助となっています。 

条件には、中⼩企業者(資本⾦3億円以下または従業員300⼈以下)であること、⾞両の保有台数が5両未満の事業者を除く、などがあります。

 

自治体の購入者向け助成金・補助金

多くの自治体でも購入者向けに費用の補助を行っています。個人購入については各自治体によって年齢等の条件がありますので、お住まいの自治体で直接確認してみてください。 

 

まとめ

ドライブレコーダーにはさまざまな機能を持った多くの製品がありますので、必要な性能を持つ製品を予算内で見つけることができるでしょう。そしてドライブレコーダーの取り付けで確実に事故やトラブルが減るために補助金・助成金が用意されています。 

補助金・助成金を上手に活用するために、利用できるかどうか確認することをおすすめします。 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆さまにさまざまな情報をお届けします。 

 

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