才数とは容積の単位の一つ! その計算方法やエムスリーへの換算方法は?
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はじめに
トラック・物流業界では、荷物を扱う際に積載容積を表す「才」が使われることがあります。積荷にはさまざまなものがあり、単純に重量だけで積荷を決めるわけにはいきません。
トラックには定められた車両の最大長、最大幅、最大高があり、その空間に積荷を収めなければなりません。容積を表す才数の計算方法や、重量、㎥(エムスリー)への換算方法を理解しておくと、配送依頼や受託時の業務をスムーズに行うことができます。
今回の『豆知識』では才数の計算方法やトラックの最大積載量における才数の目安について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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才数の計算方法
高度経済成長期を支えてきた日本の各産業界にはまだ古い習慣や風習が残っている場合があります。物流業界も例外ではなく、尺貫法に基づく容積の基本単位となる「才」(さい)もその一つです。
才は1辺が1尺(約30.3cm=0.303m)の立方体の容積を示すので、1立方尺とも呼ばれます。この尺数はトラックの最大積載量と同様に、荷物の積込み時の計算には重要です。
・才数とは
才数は尺貫法での容積(体積)の単位です。1尺は30.3cmであり、1才である1立方尺は30.3cmx30.3cmx30.3cm=27,818㎤(0.0278㎥)となります。
物流業界ではこの「㎥」を、立米(りゅうべい)と呼んだり、エムスリーと呼んだりします。ちなみにこの才の一つ上の単位は石(こく)です。安土桃山から江戸・明治時代にかけて国内海運で広く使われた「百石船」は1才の1段階上の「石」ですから、百石は0.278㎥となります。たくさんの米を運べる船として「才」の1つ上の「石」が使われたのです。
・才数は重量にも換算できる
才数は容積の単位ですが、重量に換算することができます。「容積重量」や「容積換算重量」などと呼んでいます。物流業界で運ぶ荷は、質量の軽い羽毛や発泡スチロールなどの軽くて嵩ばかり取ってしまうものもあれば、鉄骨や鉄筋などのように同じ体積でも非常に重いものまであり、さまざまです。
そのため、換算重量と実際の重量を比べ、重いほうで料金計算を行うのが一般的です。
・㎥(エムスリー)才数の換算方法
㎥は「りゅうべい」もしくは「立法メートル」ですが、物流業界では「エムスリー」とも呼び、業界用語となっています。
1才の体積が約0.0278㎡なので、1㎥をこの約0.0278㎡で割ると約35となります。よって、1㎥=35才となります。そして、一般的に1才=8㎏であり、1㎥=280㎏を使って運送料金を計算します。
実際の重量とこの換算重量を比べて重いほうで料金計算を行います。
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トラックの最大積載量と才数の目安
トラックのサイズごとに決められた最大積載量は「車両総重量」-「車両重量」-「全乗員重量(定員×55kg)」の計算式で算出できます。このトラックに積載できる積荷の最大重量が最大積載量になりますが、才数は体積を表しますからこの双方は同一の数値にはなりませんが、簡単に換算できる目安があります。
1才=8㎏(10㎏の場合もあります)で換算されることが一般的で、1㎥=35才=280kgとされます。才数の目安は一般的に最大積載量の7~8割程度とされています。過積載を起こさないようにぎりぎりまで積まずに余裕を持って積み込みましょう。
物流センターや工場などでカゴ車やパレットを使用する際は才数に余裕を持たせる必要があります。慣れるまでは先輩方の話を聞きながら作業にあたる必要があるでしょう。
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トラック別(軽、2t、4t、10t)の才数の目安
トラック別の才数の目安です。最大積載量の70~80%が才数の目安とされています。各車両のタイプや荷の積込み方を考えあわせての目安として考えてください。
・軽トラック
100~160才ほどが軽トラックの目安とされます。
・2tトラック
500才ほどが2tトラックの目安とされています。
・4tトラック
800~1,000才ほどが4tトラックの目安とされています。
・10tトラック
1,200才ほどが10tトラックの目安とされています。
これらはあくまでも一般的な平ボディタイプやバンボディタイプのトラックでの才数換算の目安としてください。事前に才数で積載可能量を確認してください。
車両のスタイルによって才数は少なくなります。それは、使用するトラックがユニック車であったり、冷蔵車や冷凍車であったり、テールゲートリフターのような重量のある装備を搭載していたりすると車両重量が増えてしまうからです。その場合には最大積載量が少なくなってしまいます。
まとめ
トラック・物流業界では才数が用いられており、運賃の計算にもかかわる大切なルールです。才数を理解していれば、配送依頼や受託時の認識違いを防ぐことができるでしょう。決して過積載を行うことなく、日々の業務を遂行してください。
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