日野グループのNLJ 鴻池運輸など新たに6社と資本提携
日野自動車グループのNEXT Logistics Japan(NLJ)は2月1日、ギオン、鴻池運輸、鈴与、日清食品ホールディングス、日本製紙物流、ブリヂストンの6社が新たに資本参加する、と発表した。NLJは2019年以降、幹線輸送の共同化を推進しており、今回の資本提携を機に、その取り組みを加速させる。
同社の株主は既存9社(アサヒブループホールディングス、江崎グリコ、千代田運輸、トランコム、ニチレイロジグループ、日本梱包運輸倉庫、日野自動車、三菱UFJリース、ユーネットランス)と合わせて計15社となった。新たに加わった6社の出資額は計7300万円。
NLJは2019年1月、ドライバー人材不足などを背景に関東〜関西エリア間での幹線共同運行をスタートした。関東発関西向けの荷物を神奈川県相模原市のクロスドック(XD)センターに集積した後、ダブル連結トラックで愛知県豊田市の拠点まで幹線輸送し、ドライバーを入れ替えてから、再び兵庫県西宮市のクロスドックセンターまで輸送する「中継リレー方式」を展開することで、トラック積載率向上、ドライバー不足の解消、環境負荷の軽減などを実現している。
新たに資本参加した6社との間では今後、①クロスドック拠点開発での協業およびオペレーションノウハウの知見活用(ギオン)②最先端物流施設のテクノロジーを活用したクロスドック拠点の自動化技術ノウハウ活用推進(鴻池運輸)③豊富なトレーラー輸送知見などを活用した幹線輸送オペレーションの確立(鈴与)④グループ内の多様な食品類の輸送を通じた各種混載パターンの拡大(日清食品HD)⑤多様な紙製品の輸送を通じた軽重混載パターンの拡大および幹線輸送におけるクロスドック拠点の活用(日本製紙物流)⑥タイヤ等の特殊荷輸送ノウハウの確立およびデジタルの活用によるタイヤを起点としたソリューションの提供(ブリヂストン)————などに取り組んでいく、としている。
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