コンテナを物置として使用するメリットは? 価格や固定資産税も解説
目次
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はじめに
トレーラーに積んで輸送するコンテナを、物置として使用しているのを時々見かけます。
風雨に強いコンテナですが、もともとの用途とは違った物置として使用する際の「メリットとデメリット」「建築確認申請は必要なのか」「建物として固定資産税は必要なのか」などの疑問が上がってきます。
今回の『豆知識』ではこれらの疑問や価格相場について解説します。
ご一読いただき、コンテナの新しい使い方を考えるのも面白いかもしれません。
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コンテナを物置として使用するメリット
コンテナは鉄やアルミの素材で作られ、ISO規格でサイズが決められているために、単体はもちろん複数個で使用するのにも便利です。 まずはコンテナを物置として使用することのメリットから紹介します。
・優れた耐久性と頑丈さ
コンテナを物置などに転用する際のメリットはその優れた耐久性と頑丈さ。コンテナはタンカーに積まれ、海水のしぶきがかかり、風雨や強い日光の照射を受けながらも長い航海に耐えうるように頑丈に設計・製造されたものです。タンカーは鉄やアルミの丈夫な金属素材で製造されています。
鉄もアルミも地金のままでは腐食に強くない素材ですが、海上タンカーに積んで、航海に耐えることができるようにしっかりと塗装されています。素材の強さとしっかりした塗装に守られたコンテナは、地面に置いたその時から物置としての機能を果たすことが可能です。
・自由なカスタマイズとレイアウトが可能
コンテナはISO規格の製品ですので世界共通の規格です。そのため、コンテナの外寸や耐荷重が決められていますので、同じサイズのコンテナを使えば積み重ねて使用することも、連棟で並べることも、自由にレイアウトすることが物理的には可能です。
自由なカスタマイズとレイアウトが可能ではありますが、本来の「物置」としての使用から離れていって、もっと次元の高い恒久物として扱われてしまうと、建物として建築基準法の適合が求められてしまいます。しかし、コストや時間削減というメリットも少なくはないので考え方や目的によっては重宝されるかもしれません。
・海外風の雰囲気でおしゃれ
カスタマイズしやすいコンテナは手を加えて窓を取り付けたり、エアコン・換気扇を設置したりすることも難しくはありません。外装の鉄板は外国風のおしゃれな雰囲気もあり、塗装を好みのデザインに変えればその雰囲気はさらに変わることでしょう。
コンテナを物置として使う目的からは離れてしまいますが、ISOで世界中と同じ規格の海上コンテナは、複数個の使用がとてもしやすいです。何よりも広い海洋を行き来していたコンテナがかもし出す海外風の雰囲気はおしゃれでいいものです。
・不要になったときに撤去しやすい
最後のメリットは不要になった際の撤去のしやすさです。コンテナ内を片付けさえすれば、運び込んだ時の状態と同じです。クレーンで吊ってトレーラーやトラックに積み込んで次の利用先や、スクラップ処理場に運べばいいだけです。
ちなみに10フィートコンテナの重量は1.3tです。
鉄のスクラップ買取相場は、国内で多少の差がありますが、関東地方で4万円/tほどです。
40,000円×1.3t=52,000円という単純計算にはならないかもしれませんが、コンテナ引き取りのトラック回送料も出て、撤去費用はかからないかもしれません。
コンテナを物置として使用するデメリット
続いてコンテナを物置として使用する際のデメリットです。ISOで規格が決まっている輸送が目的のコンテナです。
コンテナの主たる目的から外れた使い方をすれば、デメリットになることも出てくるのは仕方ないのかもしれません。考え方によってはメリットとなるデメリットもあるでしょう。
・内部の温度が高くなることがある
実はコンテナには運ぶ荷に合わせてさまざまな種類があります。物置として使用できるコンテナは最も一般的な「ドライコンテナ」です。鉄製、アルミ製で箱の中に床がある輸送用の箱です。居住用に作られているわけではないので、内部の温度は外気温とほぼ変わりません。夏場には直射日光を浴びて非常に高温になってしまいます。
このコンテナには断熱材を用いたサーマルコンテナや冷凍冷蔵機能を持ったリーファコンテナもあります。しかしドライコンテナより高額になってしまいます。ドライコンテナはそのままでは内部の温度が高温になってしまうこともありますが、自身で断熱加工を施せば温度調整のできる可能性を持っています。
・輸送コストが高くなる場合がある
コンテナ自体の価格がリーズナブルで契約できたとしても、輸送コストが高くついてしまう場合があります。どこから運ぶのかによって、陸送に加えて海送での料金がかかる場合もあります。
コンテナの価格交渉の際には輸送コストも同時に交渉する必要があります。
・建築確認申請が通らないことがある
コンテナは本来建築物ではないので、建築基準法に基づく建築確認申請が必要ないように思われがちです。
しかし、国土交通省の通知で「継続的に使用する例等が見受けられますが、このような随時かつ任意に移動できないコンテナは、その形態及び使用の実態から建築基準法第2条第1号に規定する建築物に該当します」とされ、コンテナが建築物としてみなされて、建築基準法の適用を受ける場合もあるので設置時の取り扱いには慎重になる必要があります。
・サイズが固定されている
ISOでの規格ではコンテナのサイズが10、12、20、40フィートとそれぞれ決まっています。
10フィートコンテナで、そのサイズは長さ約3m、幅約2.4m、高さ約2.6mです。コンテナの再利用では、物置などに転用できれば問題ないですが、規格のサイズが合わない場合には、それがデメリットとなってしまうでしょう。
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コンテナを物置にする場合に建築確認申請が必要なケース
・建築確認申請が必要なケース
建築基準法第2条第一号では、「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの」を建築物と定義しています。その他、用途・門や塀の有無・設備関係などの条件が付随して判定されます。そして床面積が10㎡以上の建物は、建築確認申請が必要となります。
・建築確認申請が不要なケース
建築基準法第六条第2号で、建築確認が不要になる条件を示しています。
①防火指定のない地域(防火地域・準防火地域以外の地域)
②増築・改築・移転であること(新築の場合は不可)
③10㎡以下の建築物であること
この3つが条件となります。よって10㎡以下のコンテナであれば防火指定のない地域でも自宅や事務所の同一敷地内であれば新築とはならず増築扱いとなりますので、確認申請は必要ありません。
ちなみに一般的なコンテナサイズは下表の通りです。
コンテナサイズ | 面積 |
10フィートコンテナ | 約7㎡(建築確認申請が不要) |
12フィートコンテナ | 約9㎡(建築確認申請が不要) |
20フィートコンテナ | 約15㎡(建築確認申請が必要) |
40フィートコンテナ | 約30㎡(建築確認申請が必要) |
10フィートコンテナ、20フィートコンテナは建築確認申請が不要ですが、それ以上になると申請が必要になります。
コンテナを物置として使用する場合に「随時かつ任意に移動できないコンテナは、その形態及び使用の実態から建築基準法第2条第一号に規定する建築物に該当する」(建築確認申請が必要である)と、平成16年に国交省住宅局建築指導課長通達として出されています。
コンテナをそのまま物置として地面に置き使用するのであれば、いつでもトレーラーやトラックで移動が可能なわけで建築確認申請は必要ないのです。
建築確認の要・不要は各自治体の建築主事が判定します。
10㎡以下のコンテナであっても、電気・水道を引き、居室や事務所で使用していれば建築確認申請が必要と判断される場合もありますのでご注意ください。
コンテナを物置にすると固定資産税がかかる?
コンテナを物置にすると「家屋」扱いとなり、固定資産税がかかります。 「家屋」扱いとなる要件は以下の3点です
1.外気分断性:屋根があって、三方が壁に囲まれている
2.土地への定着性:土地に定着した建物である
3.用途性:人貨の滞留にともなって水道・電気などのインフラ設備、居住や作業等での使用がある
人が入って活動できる建物であれば「家屋」扱いとなり、固定資産税がかかってきます。固定資産税の算出方法は「固定資産税評価額×1.4%(標準税率)」となります。
固定資産課税台帳記載の評価額が1,300万円であれば、1,300万円×1.4%=18.2万円となります。
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コンテナ物置の価格相場は?
ここでは建築確認申請が不要になる10フィートコンテナと12フィートコンテナの価格相場です。10フィート、20フィートともほとんど価格は変わらず、新品で60万円前後、中古では20万円前後です。そしてレンタルは月当たり1.3万円ほどになります。
長く使用するのであれば、新品もしくは中古を購入するほうがお得なようです。撤去の際も大きな費用はかからないでしょうから、使用予定期間を考えて撤去費用を含めての比較が必要かと思われます。
価格の安いコンテナは、仮に建築確認申請が必要になって、その申請料や手続き費用を払うことを想定しても、十分価値のある買い物になる可能性があります。
コンテナの物置以外の使い方
コンテナの建築確認申請を行うつもりで使用すれば、さまざまな使い方が可能です。壁ばかりか天井、床にも断熱材を使い、複数のコンテナを組み合わせればおしゃれなコンテナハウスに変身します。
近年、高級車両の盗難が増える中、しっかり施錠できるコンテナをガレージとして使用すれば非常に安心です。移動が可能なので、イベント会場の事務所にも向くでしょう。アイデア一つでさまざまな使用方法が考えられます。
まとめ
コンテナはタンカーに積み上げて荷を輸送するため非常に丈夫な作りになっています。アイデア次第で物置として、また事務所や住宅など、さまざまな使い方が可能です。コンテナには新品、中古、レンタルとあり、予算に合わせての選択ができます。
その事業予算には固定資産税も計上してください。そして活用形態によっては建築物として扱われ、確認申請も必要になりますので、その予算も計上してください。
一般建築と比べると非常に安いコストでコンテナを建物として使用できる可能性があります。使用開始から撤去までを考えるとコンテナを使った物置やその他の用途での使用には、大きなメリットが隠されているのかもしれません。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆さまにさまざまな情報をお届けします。
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