タダノではカーゴクレーンの名称で親しまれるユニック車とは!? 主流は4tトラック!
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はじめに
ユニック車は一般社団法人日本クレーン協会の定義で『車両積載形トラッククレーン』と位置付けられており、さまざまな業界で広く使用されています。
多くは平ボディスタイルの荷台と運転室の間に小型のクレーン装置を搭載しています。
ユニック車のクレーン操作は、車両の側方で行う構造になっていますが、最近は安全面からクレーン操作をリモコン式、ラジコン式などで行うタイプのユニック車が主流となっています。
今回の『豆知識』では、ユニック車について解説しながら、世界最大手の建設用クレーンメーカーである株式会社タダノの4tユニックを紹介します。
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ユニック車とは
『ユニック車』とは、トラック搭載形クレーンのリーディングカンパニーである古河ユニック株式会社の登録商標です。
古河ユニックにより開発され、その便利さから瞬く間に日本中に広まったトラック搭載形クレーンは、社名の『ユニック』がトラック搭載形クレーンの代名詞となり、一般にも知られるようになりました。タダノは遅れてこのトラック積載形クレーンの製造に参入し、現在ではユニック車市場を古河ユニックと二分するほどになっています。タダノではユニック車を『カーゴクレーン』と命名しています。
ユニック車は荷物の積み降ろしを、一人で行える手軽さと小回りの良さから、多くの業界で使用されていますが、その多くは建築・土木の世界で活躍しています。
平ボディのユニック車は建設現場の仮設材や各種機械・材料などを、建設現場まで搬送するばかりか、現場内の指定場所までトラックドライバーが一人で運び、荷降ろしまで行えます。そして必要とあれば、現場内の仮設材や重量のある機器類などをクレーンで荷台に積み込み、指定された場所まで運ぶ小運搬が可能です。
1台で何役もこなしてくれるユニック車は非常に有能なトラックです。
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ユニック車とは
トラックのサイズによって、クレーンやアウトリガーの能力が変わってきます。
小型、中型、大型のトラックにはそれぞれのサイズに合った作業があり、さまざまな業界でその能力を発揮しています。
・2tトラックのユニック車
2tトラック(小型トラック)のユニック車には吊上げ荷重2.53t~2.93t、最大作業半径6.2m~12.6mのクレーンが搭載されています。
中でもユニック車は、市街地の狭小な建設現場や、公道での工事などにおいて通行車両を遮断することなく材料や資機材の搬入にその威力を発揮します。
『荷台内架装型』と呼ばれるユニック車は平ボディトラックの荷台内に小型クレーンを搭載したタイプで、造園業や石材店の作業車両として使われることが多いです。
吊上げ能力2.22t、最大作業半径3.6m~4.6mです。
・4tトラックのユニック車
4tトラック(中型トラック)の平ボディタイプに、吊上げ荷重2.93t、最大作業半径は6.4m~14.4mのクレーンが搭載されたユニック車です。このサイズのユニック車が一番多く活躍しています。
建築・土木の建設現場での活躍が多く、一人で運転もクレーン作業もできるので非常に重宝されています。
通常のユニック車には、アウトリガーのジャッキよりも長く丈夫に作られている『ハイジャッキ』と呼ばれるタイプのものもあります。アウトリガーが伸縮することで平ボディの車体が腕立て伏せを行うような形で傾いて、後方のあおりを降ろして小型のユンボなどを自走により荷台に上げることができます。
小型重機の回送にも対応したタイプのユニック車です。
・10tトラックのユニック車
10tトラック(大型トラック)のユニック車には吊上げ荷重2.93t~4.9t、最大作業半径8.09m~12.6mのクレーンが搭載されています。大きな建設現場でその能力をフルに発揮しています。
この10tトラックのユニック車にもハイジャッキタイプがあり、重機の回送を行うことが可能です。
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【タダノ】4tユニック性能表
タダノは4tカーゴクレーンを『高品質な安全・安心を。現場と、働くすべての人に』と銘打ち、世に送り出しています。
クレーンワークに欠かすことのできない安全第一に重きを置き、安全装置「過負荷防止装置」を標準装備しています。
これは、クレーン操作における作業者のヒューマンエラーを排除するために、クレーンへの過負荷を未然に防止する「強度監視」、車両の転倒を未然に防止する「安定度監視」などを備えた装置です。このほかにもパーキング・インターロック装備、ジャッキ・インターロック装置、ブーム・インターロック装置と、安全を見守る装置を充実させています。
さらには安全を強度と安定度の両面から考え、世界に先駆けて開発されたフック格納のための「フック・イン仕様」は、作業の効率化と作業終了後の安全確保に大きな役割を果たしています。
そして「ラジコン仕様」の採用は、手元のカラー大画面ラジコンによってクレーン操作者が簡単に操作・制御を可能にしました。クレーン作業終了時のフック、ブーム、ジャッキの「自動格納」、作業半径に応じて速度コントロールを行う「周速制御」、吊り荷の荷振れを抑える「ショックレス機能」などが、手元のラジコンで思いのままに操作できます。
ラジコン仕様をより快適に操作できるようにしたクレーンが「ナビ仕様」です。ジョイスティックラジコンでクレーン動作の併用をよりスムーズに、快適にしました。
タダノはエコと省エネ対策にも、独自の工夫を凝らしています。中でも「プライム・エコ仕様」はタダノ・カーゴクレーンの最上位機種です。どの企業も決して見過ごすことのできない環境保全に対応しています。
エコ・ウインチ、サイレントエコ・ポンプが省エネに大きく役立ち、優しく環境を守ります。
4tトラック架装用のタダノ・カーゴクレーン各種の主要諸元は以下のとおりです。
※各種の最小および最大数値
最大クレーン容量 | 2.93t |
最大作業半径 | 6.4m~14.4m |
最大地上揚程 | 約7.8m~15.9m |
ブーム長さ | 2.85m~14.6m |
長年の経験と実績、ユーザーから届いた多くの声を取り入れてタダノのカーゴクレーンは進化を続けています。
まとめ
世界最大手のクレーンメーカーであるタダノは、トラック積載形クレーンのみならず、建設用クレーン、高所作業車などの製造・販売を手がけてきた経緯から、その経験・実績を4tカーゴクレーンに活かしています。
世界で初めて取り入れたフック・イン機能など、安全操作を一番に考え、ユーザー目線での設計・製造を続け、安全と使いやすさを提供しています。
この先のさらなるタダノの進化が楽しみです。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。