玉掛け合図は円滑な揚重作業に不可欠! 視覚・聴覚を使って意思疎通を図る
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はじめに
クレーン作業で必要な『玉掛け合図』は、クレーンによる揚重・移動作業を安全に、かつスムーズに行うための非常に重要なサインです。
クレーン操縦者と玉掛け作業者の距離は離れています。その距離が事故や災害の原因にならないように玉掛け合図の方法を熟知してください。
視角・聴覚を十分に使って玉掛け合図を行ってください。さらにはヒューマンエラーが起こらないように視覚・聴覚の両方を使って揚重作業を行ってください。
今回の『豆知識』では玉掛け合図の方法を解説します。
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玉掛け合図の重要性
玉掛け合図とは吊り荷をクレーンに吊らせ的確に移動位置の指示をする玉掛け作業者と、クレーン操作者との意思疎通を図り、事故予防につなげる重要な業務です。
スムーズなコミュニケーションを作り上げるための的確なサインが求められます。
ここでは玉掛け合図の重要性について解説します。
①距離感を正確につかんでスムーズな業務を実行する
建設現場や物流現場での玉掛け作業者とクレーン操縦者は、離れた場所にいてもスムーズな業務を実行しなければなりません。
そのためにも玉掛け合図は重要性を持つのです。
②激突などの重大な事故を予防する
建設現場や物流現場は、広い平坦な敷地内のA地点からB地点に吊り荷を移動させる作業ばかりではありません。
障害物がある中での揚重作業や、高所に吊り上げる揚重作業もあります。
中には人が違う作業を行っている場所もあります。吊り荷の下に人が入ったり、人の上を移動させることは厳禁です。死角にある障害物や他の作業者との衝突事故を予防しなければなりません。
③死角になる部分のリスクを運転者に伝える
クレーンの揚重作業の場所によっては、クレーン操縦者の死角で玉掛け作業が行われたり、見えない場所に荷を降ろす作業を行う場合があります。
そのような死角での作業を行う場合に玉掛け作業者はクレーン作業者の目となって、合図を出さなければなりません。
玉掛け合図の方法
クレーン等安全規則第25条に『事業者は、クレーンを用いて作業を行う時は、クレーンの運転について一定の合図を定め、合図を行う者を指名して、その者に合図を行わせなければならない(ただし、クレーンの運転者に単独で作業を行わせる時は、この限りでない)』とあります。
玉掛け合図の方法は事前に合図をよく確認して、決められた動作を分かりやすく行わなければなりません。
作業場所や地域によって合図の言い方、やり方は変わってきます。
・手による目視でのサイン
玉掛け作業者とクレーン操縦者は離れた場所におり、しかも建設現場や物流現場では騒音により玉掛け作業者の声がクレーン操縦者の耳に届きません。
玉掛け作業者はクレーン操縦者に決められた合図で正確に意思を伝えなければなりません。腕を大きく伸ばし、指を使って大きく合図します。
巻上げは片手を高く上げ輪を描いたり、ジブ(ブーム)上げでは親指を立てて上に突き上げ合図したりします。
働く現場での合図をしっかり確認して作業に当たってください。
・旗による目視でのサイン
手より大きな赤色の旗でクレーン操縦者に合図します。赤色は目立ち、見間違えることはないでしょう。
クレーン操縦者には旗の動きがよく伝わるように大きく動かして合図してください。巻上げは手旗を上に上げて輪を描いてください。
ジブ上げは手旗を頭部に乗せて、次に手旗を上方に突き上げてください。
・笛による音でのサイン
手や旗での合図を行いながら笛でも合図します。
巻き上げは間を置いて短く二声、停止は少々長めに短く一声、笛を吹いてください。
・声による音でのサイン
現場の環境に応じて玉掛け合図の方法は変わります。手や旗の動きが見にくいほど広さや高さのある建設現場などではこの声でのサインを使います。
無線やトランシーバーを使って声で合図を出します。
巻上げは、「巻け」短く「(コ)ゴーヘイ」(コ:クレーンのフック)
ジブ上げは「オヤゴーヘイ」(オヤ:クレーンのジフ部分)
速度の指示には「ゆっくり」、移動量には「チョイ(少し)」を使い、方向は「右・左」と、「東・西・南・北」を使います。
地域によって言い方に違いがありますので、よく意志の疎通を行ってください。
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玉掛け合図をするときの注意点
玉掛け合図を行う前に、クレーン操縦者と玉掛け作業者は十分認知しておかなければならない注意点があります。
それらの注意点も踏まえたうえで、より安全な業務を行えるように意識していただきたいと思います。
・職場ごとの独自の合図を早めに学ぶ
一般的に決められた目安になる合図は地域や職場ごとで若干違っていたりします。必ず独自の共通の合図を確認して学んでください。
職場が一体となって同じ認識でいなければ、必ず事故は起きてしまいます。
・運転手と合図ごとの指示内容を確認する
職場一体となった共通認識の中でも、中心となるクレーン操縦者と玉掛け作業者の共通認識は一番重要になります。
合図ごとの指示内容を再度確認しておく必要があります。
・動く経路や順序を確認する
タイヤチェーンは、素材が頑丈な金属製でも樹脂製や他の素材であっても、恒久的に使う製品ではなく、あくまでも応急用の製品です。
使用状態を確認して、2分の1程度摩耗していたら新品と取り換えるよう心がけましょう。
・荷物の重量やクレーン重量を確認する
非常に重要なことですが、それまでの経験で目測や勘で作業を行わないことです。
吊り荷の重量は玉掛け前に、そしてクレーンの吊り上げ荷重も確認してください。
表示された吊り上げ荷重が1tであれば、フックや吊具などの荷重も含んでいることを承知し、確認に当たってください。
・リスクがあるときはためらわず停止の合図を送る
玉掛け合図者はクレーン作業の全体を最後まで見渡して、安全確保に努めなければなりません。
万が一、危険性を感じたら躊躇することなく停止の合図を送ってください。
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まとめ
クレーン作業において必須の玉掛け合図、事故を防ぎ円滑な揚重作業に玉掛け合図は不可欠な存在です。
クレーン操縦者と玉掛け作業者の意思疎通、共通認識がなければ安全なクレーン作業は成り立ちません。
今回の『豆知識』を参考にしていただいて今後のクレーン作業に役立てていただければ幸いです。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
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