日本通運 大阪府寝屋川市に医薬品センターをオープン

日本通運は12月23日、大阪府寝屋川市に「西日本医薬品センター」を開設した、と発表した。同社ではここ数年、日本版医薬品GDP(適正な流通基準)への対応策として国内の医薬品物流ネットワークを整備している。新センターは、2020年10月にオープンした「九州医薬品センター」に次いで2カ所目の医薬品専用物流拠点となる。

「西日本医薬品センター」は敷地面積約3万2356平方メートル、延べ床面積約6万3564平方メートルの4階建て。日通が保有する国内の倉庫では2番目の規模を有する。関西国際空港に短時間でアクセスできるロケーションの優位性を活かして、関西エリアへの医薬品供給だけでなく、原薬の輸入や製品の輸出といった国際物流の機能も提供する。

拠点には、庫内オペレーションの安全性を確保するため、入荷・保管・出荷それぞれのエリアを明確に区分するとともに、入荷用と出荷用の専用エレベーターを設置。さらに、防虫やセキュリティー対策のため、トラックドックやエアシャワーを配備したほか、定温・保冷管理スペース、輸出入用の保税エリア、特殊医薬品エリアなども用意した。

日通では2021年1月に「東日本医薬品センター」(埼玉県加須市)、「富山医薬品センター」(富山県富山市)をオープンする予定。すでに稼働している2カ所と合わせた4拠点体制で、国内全体をカバーしていく方針だ。

日通が2020年12月にオープンした「西日本医薬品センター」

出典)日本通運ホームページ

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