三菱ふそう　小型トラック「キャンター」をリコール

三菱ふそうトラック・バスは１２月１６日、国土交通省に小型トラックのリコールを届け出た。リコール対象は「ふそうキャンター」など合計１万７４８２台。不具合件数は３８件で、現時点で事故の報告はない。

不具合の部位は「制動装置（ブレーキキャリパー）。前輪用ブレーキキャリパーのスライドピンにグリスが塗布されていないものがあり、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキ操作後にアウターパッドが戻りきらなくなり、著しく摩耗する。最悪の場合、アウターパッドが脱落する可能性があるという。

リコールに伴う改善措置としては、スライドピンのグリス塗布状況を点検し、塗布されていない場合にはキャリパーを交換するとともに、アウターパッドの摩耗量を測定し、著しい摩耗が認められた場合には、パッドを交換するとしている。

リコール対象車両の型式などは以下のページで確認できる。

三菱ふそうトラック・バスホームページ

https://www.mitsubishi-fuso.com/oa/jp/news/recall/201216/4836.html

国土交通省ホームページ

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001378136.pdf