一般社団法人フラワーリボン協会 交通遺児支援と交通安全を願う 中編
『最愛の人を失い、残されてしまった方たち』を一番に考えたい、この世の中から交通事故を無くしたい。
交通安全社会を目指し、交通遺児支援を推進するフラワーリボン協会の活動をお伝えします。
◎フラワーリボン協会概要
理念
交通事故ゼロの思想を広め、交通事故ゼロの世界を実現する。
目的
私たちの目的は、不幸にして生活の支柱を失った交通遺児を、物心両面から支援激励をするための事業活動を行なっています。
交通安全が徹底され、すべての子供達が安全で快適に暮らせる社会を目指し、日々活動しています。
代表メッセージ
交通遺児に寄り添い、心の支えとなってあげたい、そして、世の中から交通事故をなくしたい。
そんな想いを実現しようと決心し、私たちはフラワーリボン協会を設立しました。
フラワーは「花」。花は、優しい気持ちにさせてくれます。
リボンのモチーフは、「結びつける」ことを表し、約束や絆の意味があるそうです。
交通遺児たちが、これからの人生を力強く生きていけるようになって欲しい、夢や希望を諦めないで欲しい、人の痛みが分かる優しい大人になって欲しい、そしてすべての出会いを大切にして欲しい。
彼らの成長を見守り、大切な縁を私たちが結び、繋いでいくことで幸せにできたら、という願いを込めてフラワーリボン協会と命名しました。
今、私たちにできること。
まずは、交通遺児たちを知ってあげることだと思います。
私たちと一緒に、彼らの声に耳を傾けていただけませんか?
そして、手を差し伸べましょう。
彼らの明るい未来のために。
活動内容
①交通安全思想の啓発
②交通安全の普及
③交通遺児資格支援
④交通遺児資格者就職支援
◎活動の具体的内容
①交通安全思想の啓発
企業・自治体・交通機関・学校法人に向けて、交通安全思想に関する啓発活動を行なっています。
野外活動や講演、交通道徳の高揚を図るため、活動は多岐に渡ります。
・公益財団法人交通遺児育英会にご協力をいただき、交通安全に関する企業講演会
・トラック協会、建設関係での業者会、安全大会での安全講演、安全案内
・交通遺児に対する就活支援情報の提供
・その他、アンケートやニーズに応じ企画してまいります。
②交通安全の普及
・交通安全の大事さをより多くの方に伝えるため、メディアを活用しての情報発信を行なっています。
・FacebookやInstagramのSNSを利用してのPR、啓蒙活動
・輸送経済新聞社や物流ニッポン新聞社などのマスメディアでのPR、啓蒙活動
などのあらゆるメディアを利用して交通安全を訴え、啓蒙活動を行っていきます。
③交通遺児資格支援
交通遺児は、交通遺児育英会様より普通免許取得の補助を受けています。
そこでフラワーリボン協会では、普通免許取得後の物流建築土木業界への就職支援として、
普通免許取得者に対して下記の免許取得に対して補助活動を行います。
運転資格免許:
・準中型免許
・大型免許
・牽引(けんいん)免許
・中型第二種免許
・中型免許
・大型特殊免許
・普通二種免許
・大型第二種免許
④交通遺児資格者就職支援
フラワーリボン協会では、物流建築土木業界への就職支援として免許所有者の就職マッチングを行います。
◎国内での交通遺児支援活動
交通事故で残される遺族、子供たちの支援・救済は社会問題です。
昭和30年代以降の高度経済成長のなか、交通事故が急増しました。
その救済策の一つとして各法人の設立が認められてきました。
・公益財団法人「交通遺児育英会」
設立昭和44年(1969年)、高校奨学金制度から始まり、現在では大学・大学院、専修学校・各種学校奨学金までの貸付制度を行う。
その他、研修等で奨学生の指導・育成や学生寮の運営、修学支援金の給付を行う。
・公益財団法人「交通遺児等育成基金」
設立昭和55年(1980年)、16歳未満の交通遺児のうち、所定の拠出金を払い込んだ方に対し、育成給付金を支給する交通遺児育成基金事業を行う。
・独立行政法人「自動車事故対策機構」
昭和48年(1973年)、自動車事故対策センター法が制定され同機構が設立される。
義務教育中の交通遺児への無利子貸付を行う。
・独立行政法人「日本学生支援機構」
平成16年(2004年)適切な修学の環境を整備を目的に文部科学省の指導で設立される。
大学・短大・専修・高専学校奨学金の無理李貸付を行う。(交通遺児の特定ではない。)
・一般財団法人「道路厚生会」
平成26年(2014年)設立。
東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社が運営する道路内で亡くなった方の遺児を対象に経済的な理由から修学困難な高校生等に返済の必要のない「修学資金」の給付を行う。
・各地方公共団体
それぞれで福祉資金貸付を行っています。
◎一般社団法人フラワーリボン協会が出来ること
中古商用車の買取り・輸出を手掛ける株式会社ZEALが主体になって設立された同協会です。
残された交通遺児たちが成人するまでの手助けだけではなく、就職に向けて民間企業とのマッチングを行い、それが将来的な交通安全の啓蒙につながっていけるような流れを作ることは民間企業が主体である我々の大きな強みです。
そして、公益財団法人「交通遺児育英会」様をはじめとする数々の公的法人の皆様方と力を合わせて交通安全社会を目指し、交通遺児支援にまい進していきます。
これは当協会ばかりでなく、各法人各団体が目標として掲げる交通安全と交通遺児の支援は一協会だけの目標ではなく、社会全体の目標だからです。
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