トラックのエアサスにはどんなメリットがある?使い方と併せて解説

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トラックのエアサスとは

エアサスとは

エアサスはエアーサスペンションの略称で、空気圧を利用したサスペンションです。

金属製のバネを利用したリーフサスペンションに比べると、エアサスは衝撃を吸収する能力が高く、道路の凹凸等による衝撃を吸収して荷を安定した状態で運ぶことができます。

金属ばねでは吸収しきれない、微細な振動をも減衰できるために精密機器や傷みやすい高級生鮮食品の輸送に使われることもあります。

金属製のバネのサスペンションは路面からの衝撃を吸収するだけですが、エアサスは空気圧を調整することで車高の調整や走行時の振動の制御が可能になります。

 

総輪エアサスとの差

一般的なトラックのエアサス車はエアサスを後輪のみに装着していますが、総輪エアサスは前輪と後輪の両方にエアサスを装備しています。

荷室は後輪の上部にあります。そのため、道路の凹凸による衝撃が伝わりやすい後輪だけにエアサスが装備されるのですが、前輪にもエアサスを装着することによってキャビンにかかる衝撃も減らします。

トラックの乗り心地まで改善してドライバーのストレスを軽減させ、輸送品質も高めることもできるのです。

 

エアサスの仕組み

エアサスは圧縮空気の弾力性を利用した「空気ばね」とも呼ばれるサスペンションです。

その仕組みはコンプレッサーで圧縮した空気を高圧のままエアタンクに貯め、必要に応じてゴム製のエアバッグに送り込み、エアバッグの収縮によってトラック走行時の振動を吸収します。

そしてエアタンクから必要に応じてゴム製のエアバッグに空気を送り込み、エアバッグの収縮によって車高の調整も行うことができる仕組みです。

エアバッグに送り込む空気量を調整する電磁弁と電子制御ユニットも含めてエアサスと言います。

 

エアサス設置の工賃・工期

エアサスの後付けは不可能ではありませんが、機器はとても高額です

市販でのエアサスキット価格は40万~90万円ほどと、幅がありますが相場は高額です。

それに加えて整備業者の工賃が10万~20万円ほどかかります。

そして、エアサスの後付けは構造変更事項になるので、公認車検取得の手続きが必要です。

その手続きまで含めて60万円~100万円以上がエアサスの後付けで必要な費用になります。

また、取り付けにかかる期間は2~3週間が目安です。

当然、その間はトラックが使用できなくなります。

エアサスの後付けは非常に負担の大きな作業であると言えるでしょう。

 

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エアサスが活躍する場面

急斜面での走行時

トラック車高の調整が自由にできるエアサスはさまざまなシーンで活躍します。

エアサスはトラックの車内から車高の変更が可能です。

斜面を登らなければならない時に、事前に車内から操作して車高を上げればキャビン前面のバンパーを斜面に擦ってしまうことが無くなります。

積荷が多く、その重量で車高が下がってしまった時にもエアサスを使えば同様に斜面で車体を擦ることなく走行が可能になります。

傾斜がきつい斜面走行時にエアサスが活躍します。

 

荷物搬入などの作業時

荷物の搬入・搬出などの作業時にエアサス機能を使えば非常に仕事がスムーズになります。

物流センターや配送先の倉庫搬入口のバースの高さにエアサスを調整して合わせればトラックの荷台高さと倉庫床面の高さを同じにすることが可能です。

カゴ台車をスムーズに搬入・搬出することも可能になります。

毎回利用する配送先倉庫のバースの高さに自動設定をすれば仕事はさらに楽になります。

ドライバーの仕事が省力化され、働き方改革にもつながります。

 

ウィング開閉時

エアサスが活躍する場面は車高を上げるばかりではありません。

荷受け先や配送先でウィング車を利用する際に、広げたウィングが天井についてしまい作業ができない場合があります。

そのような際にはエアサスの空気圧を下げて車高を下げれば、その分ウィングを上げることができて、作業効率を上げることが可能です。

上げる・下げるの作業を自動で行える車高調整機能はエアサスの大きなメリットです。

 

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エアサスの使い方

基本の操作

エアサスの使い方はそれほど複雑ではありません。

車内にあるコントローラーのスイッチ操作だけでエアサスの調整は行えます。

まずは基本の操作ですが、エアサスの操作を行う場合には、必ずサイドブレーキを引いてトラックを固定してください。

コントローラーは車内にありますが、有線のコントローラーを車外に持ち出して車体の上がり具合や下がり具合を確認しながら操作することもできます。

エアサスの調整作業はまわりに人がいないか、異物はないかを確認して安全に行う必要があります。

トラックは大きな車体です。必ず死角部分がありますので、同乗のパートナーや荷受け先の職員にお願いして、反対側に回ってもらって確認してもらい、安全作業ができるように心がけてください。

安全で作業効率がよくなり、ドライバーのストレスを軽減してくれるのがエアサスです。

 

応用編

平ボディトラック、バンボディトラック、ウイングボディトラック等の荷台床面が、荷降ろし先や積み込み先の物流センター等の倉庫入り口の高さと違うために作業が増えてしまうことがあります。

しかしながら、エアサスの高さ調整機能でそれを克服することができます。

しかも、エアサスの記憶機能を利用することで、同じホームにトラックを停車して作業を行う際には、記憶機能のボタンを使うだけで車高の調整が可能になります。

さらなる応用としては、トラック荷台後方にある操作ボックスの使用です。

トラックの長い荷台の後方を気にしながら、運転席付近でエアサスの操作をしなくとも、この操作ボックスにコントローラーを移動させて、近くで安全を確認しながら操作が行えるのです。

作業の状態をその都度判断しながら、操作場所を変えてエアサスの調整を行いましょう。

 

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まとめ

高額な装置ではありますが、エアサスは作業効率を大幅にアップさせ、快適走行を約束してくれる優れものです。

ドライバーの働き方改革にも役立ち、少子高齢化によるドライバー不足の歯止めにもこのエアサスは役立つでしょう。

そして、快適性や利便性に優れ、燃費性能も高めます。

道路の衝撃を吸収してトラックの安定性を高めることによって燃料の使用量を削減できるからです。

現在、大きく変化しているトラック業界、そして運送業界において、この「エアサス」もその変化の一因となるのかも知れません。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

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