日野プロフィアの特徴とは?排気量などの基本スペックを解説
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日野プロフィアのスペックと性能
基本スペック
日野自動車は現在トヨタ自動車の連結子会社であり、トヨタグループ16社のうちの一つです。2024年12月までに三菱ふそうトラック・バスと日野自動車は経営統合を行い、トヨタとダイムラーが設立する持ち株会社の100%子会社になります。
プロフィアはその日野自動車株式会社が製造・販売している大型トラックです。
<プロフィアカーゴ高床3軸車(6×4後輪2軸) 2デフ 基本スペック>
・エンジン型式 A09C-VA〈AT-Ⅹ〉
・最高出力(ネット)・最大トルク(ネット) 279kW(380PS)・1,765Nm(180kgf・m)
・全長×全幅×全高 12,000mm×2,490mm×3,690mm
・床地上高 1,320mm
・荷台寸法 長さ×幅×高さ 9,600mm×2,390mm×580mm
・車両重量 9,390㎏
・最大積載量 15,400㎏
・車両総重量 24,900㎏
・燃料タンク 300L
動力性能
軽量かつ低回転・高トルクを誇る9LのA09Cエンジンは、パワーと燃費性能を高水準に維持します。
大量の荷を積載しても最大トルクまでストレス無く引き上げて安全走行が可能です。
A09C-VAエンジンは、2段過給ターボと空冷インタークーラー2基を搭載し、小排気量ながらも高出力・高トルクを実現しています。
燃費
プロフィアは、エンジンとシャーシの軽量化を初めとして、サイドバンパー(巻き込み防止装置)やサイドエンドピラーのアルミ化、フェンダーの樹脂化などによって徹底した軽量化を実現しています。
これらによる燃費の良さを売りにしており、燃費効率の良さはCO2削減にも貢献しています。
燃料タンク容量
プロフィアカーゴの燃料タンクは300Lあります。
4㎞/Lの燃費で走れば東京から大阪までの往復の約1,100㎞を給油無しで走行できます。
そして、プロフィアは最大500Lの燃料タンクを装着できます。
東京~下関間の往復約2,000キロを給油無しで走り切ることが可能です。
総排気量
<プロフィアのエンジン主要スペック>
型式 | A09C-VA〈AT-X〉 | A09C-VK〈AT- Ⅷ〉 |
シリンダー配置 | L6・ターボインタークーラー | |
弁機構(噴射システム) | 4バルブ(コモンレール式) | |
内径×行程(mm) | 112×150 | |
圧縮比(社内測定値) | 17.0 | |
最高出力(kW(PS)/rpm)〈ネット〉 | 279(380)/1,700 | 265(360)/1,800 |
最大トルク
(N・m(kgf・m)/rpm)〈ネット〉 |
1,765(180)
/1,100-1,400 |
1,569(160)
/1,100-1,60 |
総排気量(L) | 8.866 |
総排気量約9Lのプロフィアの9L・A09Cエンジンは、軽量かつ低回転・高トルクを誇り、パワーと燃費性能の双方を高水準に保っています。
A09C-VAエンジンは2段過給ターボ、加えて空冷インタークーラー2基を搭載し、小排気量でありながら高出力・高トルクを実現しています。
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日野プロフィアの乗り心地と安全性
乗り心地
プロフィアはドライバーの快適環境を目指しています。
ドライバーが1日のうち多くの時間を過ごすのはキャビン内ですので、快適な環境であるよう心掛けて製造されています。
「シート」の座り心地はトラックの中でもトップレベルで快適です。
視認性が高いユニバーサルデザインを採用している「コンビネーションメーター」は、速度計やエンジン径を大口径化しています。
更に、ドライバーのストレス軽減を考慮し配置された「スイッチ操作パネル」、操作のしやすい「ステアリングスイッチ」、数とサイズを増やした「収納スペース」などで快適性能を向上させています。
これから必要不可欠な職場対応として、シニアドライバーにも見やすいメーターを取り入れています。
安全性
毎日の安全運行はドライバーとその家族の願いです。
プロフィアは、その実現のために全てに力を注ぎました。
前側方から接近する移動物を監視して注意喚起する「サイトアラウンドモニターシステム」、
AIがドライバーの異常を検知し車両を車線内に停止する「ドライバー異常時対応システム」、昼夜の歩行者・自転車運転者を検知する「プリクラッシュセーフティシステム」などを搭載しています。
その他にも「ドライバーモニターⅡ」、「車線逸脱警報」、「スキャニングクルーズⅢ」、「車両ふらつき警報」などでドライバーを安全運行に導いてくれます。
日野プロフィアの年式
初代モデル
初代モデルは1992年にスーパードルフィンをモデルチェンジして登場しました。
1992年から2003年までのスーパードルフィンプロフィアの初期モデル時代は「プロフィア」の名称はサブネームでした。
V型8気筒エンジンF20C・F17E・F17D(320-430ps)、直列6気筒ディーゼルエンジンP11CとK13C(どちらも300-395ps)・K13Dを搭載しました。
「輸送文化のフルモデルチェンジ」、「物流の21世紀へ」のキャッチコピーとともに初代モデルは登場しました。
1992年にセミトラクターの追加し、
1994年・1998年・2000年にマイナーチェンジ。
2002年に平成14年騒音規制に適合させ、セミトラクター以外からV型エンジンを廃止しています。
2代目モデル
2003年にフルモデルチェンジし、2017年まで続いた2代目モデルから「プロフィア」の名称に変わっています。
新短期排出ガス規制に適合したエンジンはトラクター系を含めて全車が直6インタークーラー付ターボに変わりました。
2005年に平成17年排出ガス規制(新長期排出ガス規制)に適合し、
2006年に平成27年度重量車燃費基準達成車両を一部車型で発売し、
2010年に平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合しています。
2014年には、エンジン制御の改良を行い、一部の車型を除き「平成27年度燃費基準値+5%達成車」になり、。
追突回避支援機能の追加、車線逸脱警報装置の精度向上を行い標準装備化なども行っています。
そして、日野自動車は2015年の第44回東京モーターショーにプロフィアハイブリッドを出展しました。
3代目モデル(現行)
2017年にフルモデルチェンジし、「人を思う、次の100年へ。」がキャッチコピーでした。
エンジンは平成28年排出ガス規制に適合しています。
安全装備も充実し、停止車両や歩行者も検知するプリクラッシュセーフティ機能が追加になりました。
2017年にグッドデザイン賞を受賞し、同時に「2017年度グッドデザイン金賞」も受賞しています。
2019年にハイブリッドとハイブリッド冷凍車であるCOOL Hybridを追加し、2020年にトヨタと共同でプロフィアFRをベースにした燃料電池トラックの開発を表明しました。
そして、2023年のJAPAN MOBILITY SHOWに日野自動車はプロフィアZ FCVを出展しました。
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日野プロフィアのその他特徴
優れた積載性能
積載量を高めるために徹底した車体の軽量化を図っています。
アルミと樹脂の素材を多用し、軽量エンジンを搭載し積載量を増やしています。
表には出てこない裏方とも言えるリヤエアサスペンションにおいてリーディング・トレーリング方式[1]を採用し、後軸前方のスペースを広げて架装物・補機の着装の自由度が増しました。さらに重量を軽減して積載量増加を目指しています。
優れた積載性能は日野プロフィアの特徴です。
メンテナンス
日野プロフィアは整備のしやすさも特徴の一つです。
「フロントリッド」は、ドア見切りまで大きく開き、多くの点検整備をしやすくしました。
ハイキャブの「窓ふきステップ」は、窓ふきをしやすくし、安全に行なうことができるようになりました。
「燃料タンク」においては密閉キャップで燃料漏れは無くなり、キー付きになったことで燃料の盗難防止にも役立つようになりました。
その他にも「ウォッシャータンク」に大型注入口を採用し、ウォッシャー液の注入が容易になりました。
また、「電気式ダストインジケーター」は、エレメントの清掃・交換時期をメーターで確認可能にしました。
低燃費性能
燃費性能の向上は環境性能の向上と一体です。
軽量かつ低回転・高トルクを誇る9L・A09Cエンジンは、パワーと燃費性能を高水準に両立しています。
車両の徹底した軽量化を図って可能な限りの低燃費性能の向上を図っています。
そして、「平成27年度燃費基準+5%」を達成しています。
まとめ
プロフィアは、担当のチーフデザイナーがドライバーの気持ちを理解するため自らハンドルを握って日本中を走り回ったというドライバー目線で設計された大型トラックです。
プロフィアにかけた日野自動車の熱意を感じることができます。
ドライバーが安心・安全な運転ができるように、ドライバーにとって快適な職場作り、そして省燃費のみならず多彩な技術と装備でランニングコストを抑え、ドライバーに優しいトラックとして完成しています。
今後、変わりゆく日本社会の動静に対応して老若男女問わず運転しやすいプロフィアに今後の更なる進化を期待したいものです。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
[1]車両に主に利用されるドラムブレーキ。リーディングシュー(回転方向にシューを押し付ける)とトレーリングシュー(回転方向とは逆方向にシューを押し付ける)を組み合わせたドラムキーのこと。
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