トラクターとトレーラーに必要な「カプラー」!役割・種類を解説

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トラクターとトレーラーは別物

トラクターとは

トラクターとトレーラーは別物です。

両者は一体となって初めて運送車両としての機能を果たすことができます。

トラクターはトレーラーを牽引する車両です。

トラクターには2種類あります。

牽引専用であり単体では輸送機能が無いセミトラクターと、単体でも荷を積むことができる牽引車両のフルトラクターです。

トラクターにはカプラー[1]が連結器として備えられていて、トレーラーの連結器であるキングピンとで一体となり、輸送車両としての機能を初めて果たすことができます。

 

トレーラーとは

トラクターに牽引されてさまざまな物を輸送するトレーラーには自走のためのエンジンやモーターのような動力は装備されていません。

輸送する積荷によってさまざまなタイプのトレーラーが存在しています。

トレーラーには車両制限令で特殊車両として定められているさまざまなスタイルの「特例8車種」があります。

一般的なトラックでは果たすことが出来ない、1車両で何役もの機能を果たすことを可能にしたのがトレーラーなのです。

 

【参考】トラクターヘッドの買取相場・実績はこちら

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トラクターとセミトレーラーのつなぎ方

トラクター側の「カプラー」

セミトラクターとセミトレーラーは一体となって輸送機としての本来の機能を果たすため、非常に重要な連結部をそれぞれ持っています。

トラクター側の連結部は「カプラー」と呼称されます。

このカプラーは「第5輪」とも呼ばれ、ここで受けるセミトラクターの荷重を「第5輪荷重」といいます。

セミトレーラーには前輪がありません。

前輪が無いことはセミトラクターがセミトレーラーを牽引しやすくさせているのです。

 

トレーラー側の「キングピン」

トレーラー側の連結器は「キングピン」と呼称されています。

この大きなピンがしっかりカプラーに差し込まれることによって牽引が可能になり、走行中に外れることはありません。

セミトレーラーには前輪が無く、このキングピンでセミトラクターと一体となっています。

セミトレーラーの「セミ」は半分という意味です。

セミトレーラーの荷重をトラクターがこのキングピンを通して分担してうけるようになっています。

 

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2種類のカプラー

1軸カプラー

セミトラクターの連結部であるカプラーには2種類あります。

カプラーはトレーラーのキングピンを受け入れて牽引荷重のすべてがかかってくる場所です。

トラクターのカプラーとトレーラーのキングピンとの非常にシンプルな構造ですが、大量の荷を積んだトレーラーを牽引する要のカプラーとキングピンは非常に強い耐久性と高い強度を備えています。

1軸カプラーの第五輪荷重は13~20tです。

これは連結部の前後方向のピッチングを押さえるタイプで、トラクターへの衝撃緩和効果が高く高速走行に適したカプラーです。

 

2軸カプラー

2軸カプラーの第五輪荷重は20~25tです。

連結部の前後方向のピッチングのみならず左右のローリングも抑えることができます。

この点が1軸カプラーとの相違点です。

前後ピッチングだけではなく、左右の制御が行えるので悪路や高重心の運送に対応できる有能なカプラーです。

カプラーは第五輪荷重にかかる重さや走行の目的によって選んでください。

 

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トラクターとフルトレーラーのつなぎ方

ドリー式フルトレーラー

フルトラクターは後部にトレーラーを連結しなくても、それだけの単体で貨物車両としての機能を果たすことができます。

ドリー式フルトレーラーは、常に4つの車輪が地面についているため、補助輪が存在しないのが特徴です。

一般的なトレーラーの車軸のように前後に離れた車軸であるために、フルトラクターと連結してからの運転は非常に難しいものになります。

ドリーと呼ばれる前軸台車でつなぎ合わせるため、連結箇所が2個所(トラクターとドリーの接続部、及びドリーとトレーラーの接続部)になり、カーブでの運転やバック、車庫入れには十分な注意が必要です。

また、ドリー式フルトレーラーの連結器の特徴からジャックナイフ現象やスネ―キング運動が起きてしまう可能性があることを認識してください。

 

センターアクスル式

センターアクスル方式フルトレーラーはアスクル(車軸)がセンターに集中しています。

ドリー(前軸台車)を使用することなく、車軸が前後に離れておらず中央に集められている特徴を持ちます。

連結器が1個所のセミトレーラーとほぼ同様に運転操作が可能です。

ドリー式とは異なりバックもほぼ同様に連結器1点を押し出すように運転操作できます。

ポールトレーラーのように長い連結棒であるドローバーが備え付けられておりトラクター側の連結器とつながります。

連結器が1カ所であり車軸が離れていないのでドリー式フルトレーラーよりも運転し易いのですが、トレーラースイング現象が起きやすいことに注意が必要です。

 

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ダブル連結トラックを導入するメリット

運搬量

ダブル連結トラックは、その導入によって少子高齢化によるドライバー不足の解消や、CO2削減という環境問題への対応、すでに始まった2024年問題の解決などに繋がると期待されています。

1人のドライバーが一度に運ぶ量を倍に増やせることは人員減少への対応が可能になり、燃料を減らせることでCO2削減や燃料コスト削減にもつながります。

そして、ドライバーの働き方も変えてくれます。

 

コスト削減

一度に運ぶ量を倍に増やせるダブル連結トラックは、そのままフェリーに乗り込めば、トラックの燃料費や高速料金の節約ができるうえに、ドライバーはゆっくり休息をすることができます。

そして、トレーラーのみをフェリーに積み込んで送り出し、到着港には別のトラクターを迎えに行かせればさらに燃料費、人件費の削減が可能です。

そのためには大きな会社であることや、運用のためのトラックドライバー同士の組織が必要ですが、それができれば大きな改革となるでしょう。

 

自動車重量税

ダブル連結トラックを導入するメリットとして、自動車関連の節税があります。

ダブル連結トラックを1台のみ所有しておくと、10トントラックを2台保有するよりも国税である自動車重量税が安くなります。

地方税である自動車税もトレーラー(被けん引車両)の税金は安くなります。

ただし、税法等の改正で税額は変更していくのでその都度の税額の確認は必要です。

 

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まとめ

日本の今後の大きな課題である人口減少とそれに伴う働き手不足にトレーラーは役に立つことは間違いありません。

2024年問題は経営者やドライバーたちがライフワークバランスを考えるきっかけになっています。

労働時間が減り、収入が減ることは彼らにとって好都合ではない現実があります。しかし、人口減少という避けることができない現実に直面している現在、前を向いて社会全体で考えていかなければなりません。

世の中の大きな考え方の変化が無ければすべて丸く収まることは難しそうですが、トレーラーはこれからのドライバーたちの生き方や生活を変える一助になる可能性を持っています。

セミトレーラー、フルトレーラー、ダブル連結トラックがこの物流業界に明るい未来を切り拓いていってくれることを期待したいです。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

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[1] トレーラーにあるヘッド部分のトラクターと、荷台部分を連結する際に必要な部品のこと。

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