西濃運輸 紙ベースでの請求書を廃止しオンラインに移行
西濃運輸は12月1日、2021年1月から書面での請求書発行を廃止する、と発表した。SDGs(持続可能な開発目標)活動の一環として、今後はオンラインでの対応に切り替えることで、紙の消費やCO2の排出を抑制していく。
顧客は同社が用意する「Web請求書発行サービス」経由で請求書を受け取る。同サービスは無料で利用できる。書面での請求書を希望する場合は、請求書の発行枚数にかかわらず、1封筒当たり200円の手数料を負担する必要がある。
物流業界ではこれまでトラック運賃や倉庫使用料の請求は紙ベースでやり取りされるのが基本だった。書面での発行には、紙代のほか、印刷費、郵送費、作業人件費などが掛かり、取引会社数の多い大手にとっては大きなコスト負担となっていた。今回、西濃のような大手が書面発行廃止の先陣を切ることで、今後は業界全体でオンライン化を模索する動きが加速しそうだ。
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