DHLジャパン 大阪府堺市に新拠点をオープン

DHLジャパンは11月24日、大阪府堺市に「大阪ディストリビューションセンター(DC)」を開設した、と発表した。西日本エリアを発着する輸出入貨物を中心に扱う新拠点への投資額は約99億円で、同社としては過去最大規模だという。

「大阪DC」は三井不動産が開発した物流施設「MFLP堺」内にオープンした。倉庫スペースは約2万1000平方メートルを確保。最新鋭の自動仕分け機や自動エックス線検査機器などを導入し、貨物の処理能力を高めるとともに、セキュリティ体制の高度化を図った。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣篭もり消費」で、越境ECの需要が高まり、国際宅配便の取扱量は伸長している。これを受けて、DHLジャパンでは大阪エリアの市街地にアクセスのいい場所に拠点を移設した。新拠点開設に伴い、従来の「関西国際空港サービスセンター」や「大阪セントラルサービスセンター」の機能を統合し、「大阪DC」に集約する。

すでに旧施設からの業務移管を開始しており、2021年から「大阪DC」を本格的に運用していく計画だ。

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