2tトラックを個人所有!購入費・維持費はどれくらい?

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トラックの維持費は?

「2tトラックを個人所有したい!」時にかかる維持費用には、どのようなものがあってどれくらいかかるのかを説明します。

車検費用

車検費用の内訳は、検査内容によって費用が変動する「点検整備費用」と、法律で定められた「法定費用」の2種類です。

点検整備費用は車検基本料金、整備技術料、部品・油脂代金、保安検査料金、検査代行手数料などとなります。

この点検整備費用は個人所有である「自家用」でも会社所有の「事業用」でも変わることは無く、目安として50,000円ほどをお考えください。

 

そして法定点検費用でのトントラック(車両総重量5トンクラス、最大積載量2トン以下)の法定費用は(エコカー減税75%適用、保険期間12ヶ月、指定整備を行う場合)下記の通りです。

初回:自動車重量税6,200円+自賠責保険料20,340円+印紙代(検査料)1,700円=28,240円

2回目以降:自動車重量税12,500円+自賠責保険料12,850円+印紙代(検査料)1,600円=26,950円

 

新車新規登録等から13年を経過している車両でなければ、自動車重量税は自家用・事業用ともに変わりません。

自家用2tトラックの「点検整備費用」と「法定費用」を合計すると、初回・2回目ともに8万円前後となります。

これらが2回目の車検以降毎年必要になる費用となります。

 

整備費

整備はトラックの維持に必要な必須事項の一つです。

道路運送車両法に日常点検・定期点検を行い、車両の安全な運行と公害防止のための整備に努めるように定められています。

そしてトラックには初回は2年、その後は毎年行わなければならない車検があります。

各点検・整備にかかる費用は、その都度劣化した部品の取り換えやオイル交換やグリスアップなどがあります。車両の各装置・部品の劣化は経年によって進んでいき、整備費用を一概に算出することは難しいですが、年次ごとの部品の取り換えを長期修繕計画の一環として計上する必要があります。

 

燃料費

原油をもとにするガソリンや軽油は、世界の動きと連動していてなかなか価格の将来見通しは難しいものです。

2024年3月現在での全国平均の店頭小売価格を調べてみると、ガソリンが170円/L前後、軽油が155円/L前後です。

2tトラックにはディーゼルエンジン車ばかりでなく、ガソリン車も多く、ハイブリッド車やEV車もあります。

長距離使用か、市街地での短距離使用なのか、積載物の重量などで燃費は大きく変わります。

トラック購入の初期投資と対になる言葉の「維持費」に含まれる燃料費の試算は2tトラックの所有者の考え方で変わります。

EV車での電気まで含めた多様な燃料費を、単純に走行距離だけでの比較はできませんので、購入するトラックの費用を含めて、ご使用の環境に合わせての試算が必要になります。

 

税金

トラックに関係する税金は、購入時の自動車取得税、維持費となる自動車税・自動車重量税・燃料税・消費税などとなります。

このうち自動車重量税は車検時に納付し、燃料税は給油の都度の納付、自動車税は3月31日に課税され納付となります。

自動車重量税は車検費用の項で既出した初回6,200円、2回目以降12,500円です。

自動車税はエコカー減税無しの標準税率で自家用11,500円、営業用9,000円です。

 

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個人所有と事業用での保険料の差異

自賠責保険料

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は強制保険とも呼ばれ、自動車損害賠償保障法ですべての運転者に加入が義務付けられている自動車保険です。

自動車を利用する目的(自家用・営業用など)や自動車の種類(トラック・乗用・普通・小型・軽など)によって、それぞれが持つ危険性の高さが異なります。

その危険性によって用途・車種別に区分して、それぞれ料金が設定されています。

 

■自賠責保険料金

車種 24ヶ月契約 12ヶ月契約
小型貨物自動車および

牽引小型貨物自動車

営業用 26,240円 15,830円
自家用 20,340円 12,850円

 

そして、保険会社から支払われる保険金の支払い限度額は決められています。

損害の内容 支払限度額
死亡による損害 3,000万円
後遺障害による損害 後遺障害の程度により、75~4,000万円
傷害による損害 120万円

 

任意保険料

任意保険はその名称のように加入するか否かを運転者自ら選択できる自動車保険です。

任意保険は自賠責保険でカバーできない部分を補うための保険であり、契約する保険会社や補償内容は運転者が選択できます。

任意保険では自分自身のケガや車の他、事故により破損させてしまったモノなど、自賠責保険でカバーできない部分を補います。

そのために、自賠責保険の保険料は被保険者の年齢や車種などに問わず一定ですが、任意保険は被保険者の年齢や補償内容など、さまざまな要因で保険料が変わります。

自家用・営業用ともに事業主の考え方により、対人・対物・人身損害・搭乗者損害等への補償はさまざまで、補償内容により保険料は変わってきます。

 

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中古トラックを購入する際の手順

希望車種を調査

中古トラックを購入するに当たっては、まずはインターネットで希望の車種を探してください。

ご自身の目で確認ができる範囲で、中古車販売店のホームページなどで探してください。

ご希望のメーカー・車種・サイズ・装備・仕様・お好みの色などでピックアップして目星をつけてください。

 

店舗で現車を確認

お目当てのトラックは、必ず現地で実物と対面して、試乗してください。

ハンドル操作やアクセル、クラッチなどの感覚は第一印象が大切です。

安価な買い物ではありません。

その時感じたことを大切にしてください。

年式と走行距離の確認も重要なポイントになります。

エンジンのかかり具合・エンジン音・排気ガスの色なども見落とすことなく動作確認してください。

ウイング車・ダンプ車・ユニック車であれば、モーター稼働やPTOの動作確認も必ず行ってください。

そして、販売店舗の店員の対応や第一印象も大切にしてください。

 

見積もりと契約

候補のトラックと出会うことができたら、見積もりをとってください。

トラックの車体価格以外にかかる陸送費用や諸経費などすべてを含めてもらい、追加費用が後から出てこないように契約前に確認することが大切です。

できることであるならば、他中古販売店で同車種の候補を見つけて相見積もりを取り価格比較をしてください。

それをもとに価格交渉を行うことも非常に大切なことです。

そして納得した価格で契約に進んでください。

 

納車点検整備と法定手続き(納車)

納車前の点検整備は現物取引でない限り納車前の点検整備は販売店側が行います。

その時点で点検整備が終わっていれば問題はないでしょうが、点検前で納車を急ぐ場合には現物納車として販売店と契約価格の交渉を行ってください。

そして、所有権移転の法定手続きは一般的には販売店が行いますが、念のために事前に確認してください。

名義変更に必要書類となるのは、「印鑑証明書と登録印」、「住民票」、「委任状」、「車庫証明」です。

なお、購入契約をしたトラックの車検証、自動車納税証明証、自賠責保険証が必要になりますので心得ておいてください。

また、納車までには契約から1週間から10日間ほどかかります。

 

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まとめ

2tトラックの固定費用である法定費用や税金を把握しながら、変動費である整備費・燃料費をどうするかで維持費は変わってきます。

2tトラックの維持費にどれくらいかかるかは、ご使用目的やご使用方法、そしてご使用されるトラックの種類によっても変わってきますので、目的に合わせた車種をよく吟味してください。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報を皆さまにお届けします。

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