トレーラーの2軸・3軸とは?種別や大型トラックとの差異を解説
目次
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トレーラーとは
トレーラーの動力
トレーラーにはエンジンやモーターのような動力は装備されていません。
トラクターに牽引されてはじめて積荷を輸送できるトラックとしての機能を果たすことができます。
トレーラーは用途によってさまざまな種類があり、さまざまな積荷を運ぶことができます。
そして、重量物を輸送することが多く、その重量によって車軸の数が変わります。
一般的には1軸、2軸、3軸のトレーラーが活躍しており、その1本あたりの軸重は10tを越えてはならないと道路運送車両法で定められています。
トレーラーの種類
トレーラーには2種類のタイプがあります。
セミトレーラーとフルトレーラーです。
セミトレーラーには前輪(車軸)が無く、セミトレーラーの荷重をトラクターが分担して受けるようになっています。
単体では自立できないのでトラクターと切り離して、単体で停車させる際にはランディングギア(レッグ)を使用します。
またセミトレーラーの牽引車両であるトラクターをセミトラクターとも呼びます。
セミトレーラーには、積荷の重量から最低で1軸、一般的には2軸・3軸のトレーラーが用いられます。
フルトレーラーはキャビンと荷台が一体化しているフルトレーラーに牽引されます。
フルトラクターは単体でもトラックとしての機能を持ちます。
フルトレーラーは最低でも2軸の車軸を持ちますので、単体でも自立できます。
トレーラーのメリット
トレーラーのメリットは一般的なトラックのように荷台へ積荷を積んだり降ろしたりする必要がなく、ドライバーは本来の業務である運転業務に専念できることです。
トラクターを切り離し、ドライバーは荷降ろしの手間無しで効率よく次の仕事に向かえます。
そしてトレーラーにはさまざまな種類があるので、積荷に合わせてトレーラーを変えることによってトラクターはさまざまな積荷に対応し牽引することができます。
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トレーラーの2軸・3軸の違い
積載重量
トレーラーの積載重量は車軸の本数で変わってきます。
トレーラーを牽引するトラクターには通常2軸の車軸があり、トレーラーの2軸・3軸の車軸をあわせて4・5車軸となります。
前項で説明しましたように、道路運送車両法で1本あたりの軸重は10tを越えてはならないと定められていますので、4車軸で40tの総重量、5車軸で50tの総重量を支えれる計算となります。
しかしながら、道路法において一般的制限値(最高限度)が定められており総重量20tを超える場合には「特殊車両通行許可」が必要です。
セミトレーラー、フルトレーラーはこの特殊車両に指定されています。
費用
2024年4月から働き方改革関連法によってトラックドライバーの時間外労働が規制され、年間960時間が適用されます。
それに先立って、国交省によって2020年に事業者が法令を遵守して持続的に事業を行う際の参考となる運賃として「標準的な運賃」を定めています。
時間労働、低賃金等によりトラックドライバーが確保できず、重要な社会インフラである物流が滞ってしまうことがない世の中を作ることを目的に作られた「標準的な運賃」です。
地方運輸局等のブロック(10 ブロック)単位ごとに詳細に運賃は決められています。
車種を小型車(2tクラス)、中型車(4tクラス)、大型車(10tクラス)、トレーラー(20tクラス)としてそれぞれ設定されているので、下記の全日本トラック協会編集の資料を是非ご参照ください。
▼▼▼
https://jta.or.jp/wp-content/uploads/2021/05/hyoujun_imasugu.pdf
保有台数
トレーラーを外注する場合、どの運送会社でもトレーラーの3軸シャーシの保有台数は、2軸シャーシと較べると少ないので料金が高くなります。また手配自体がしにくいので早めに確認を行ってください。
トレーラーの2軸・3軸について
特徴
トレーラーの2軸・3軸には、特徴として軸数が増えればより重い積荷を運ぶことが可能になることです。
そして安定した走行につながりますが、その重量をしっかり牽引できる能力を持つトラクターが必要になります。
メリット
トレーラーの2軸・3軸は、1軸と較べると重量ある積荷を積載できることが大きなメリットでしょう。
走行中の安定性は増し、未舗装路や雪道を走行する際にも安定した走りを実現することができます。
デメリット
トレーラーの2軸・3軸は、軸数が増して駆動輪が増えることで燃費が悪くなってしまいます。
車軸が増えることにより高速道路の通行料金も高くなります。
走行時の小回りは利きにくくなるので、通行路を選ぶ事前の走行計画が重要になります。
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大型トラックの2軸・3軸との差異
前輪が1軸 後輪が2軸
これは一般的な大型トラックに多いスタイルです。
メリットは、後部にタイヤが4輪あるので小回りが利いて市街地でも運転がしやすいことです。
燃費は比較的よく、ホイールベースが短くて小回りが利きます。
ただ、デメリットもあり、積載方法(重心位置)によって運転に影響が出てきます。
積荷を前方に片寄せると前輪に負荷がかかって方向転換がしにくくなります。
重心の位置により運転に影響を受けるため、液体などの運搬には向いていないトラックです。
前輪が2軸 後輪が1軸
タンクローリーなど、液体運搬専用のトラックに多く見られるスタイルです。
メリットとして、前部にある4輪のタイヤは直進時の走行を安定させ、発進・ブレーキ時の慣性力が大きくありません。
バックのし易さもあります。
デメリットとしては、小回りが利かず、カーブでの減速や加速に力を欠きます。
市街地の走行にはあまり向いていません。
まとめ
目の前にやって来た2024年問題は、物流業界にドライバーのライフワークバランスを考えさせようとしています。
そのようななかでドライバーが納得できる仕事をし、人間らしい生活を送らなければなりません。
これから日本が向かうのは人口減少と働き手不足の社会です。
トレーラーはこれからのドライバーたちの生き方や生活を変える一助になる可能性を持っています。
セミトレーラー、フルトレーラーがこの物流業界に明るい未来を切り拓いていってくれることに期待したいです。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆さまにさまざまな情報をお届けしてまいります。
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