特殊構造のファームダンプは中古がおすすめ!車種・注意点も解説
目次
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ファームダンプとは?
ファームダンプの特徴
ファームダンプとはその名称の通りファーム(farm:農場、農園)で活躍するダンプトラックです。
農作業、牧畜業をアシストするファームダンプは扱う荷に合わせた「深ダンプ」が採用されています。
深ダンプはその名称から想像できるように高いあおりで囲まれたダンプトラックです。
そして農作業に適するように清掃・洗車がしやすく、サビにくいように加工されています。
あおりが高く深い架台は気密性が高い構造となり、積荷の水分を移動中の公道などに漏らすことはありません。
活躍するフィールドや積み荷
ファームダンプとしての深ダンプが活躍するフィールドはまさにフィールド(野原、畑など)そのものです。
農作業において規模が小さな農場から大規模の農園や牧場において、ファームダンプが活躍する場所はたくさんあります。
そして農業にはさまざまな形態があります。
水稲・麦・雑穀類・野菜・飼料用作物・果樹・花卉などを栽培する耕種農業や、豚・牛・鶏などの畜産などがあります。
そのなかでファームダンプは収穫物の運搬、肥料・飼料の運搬、大量の牧草の運搬、家畜類の糞尿の搬送などさまざまな場面で活躍します。
ファームダンプの大きさ
ファームダンプには小型・中型・大型トラックがあります。
農業経営の規模と用途に応じてさまざまな大きさのファームダンプが使い分けられています。
北海道の大規模農場では大型ファームダンプが農場内を走り、各所に集められた牧草を積み込みサイロに向けて走ります。
そして冬期には降り積った雪の処分のために積載量に気遣いながら雪の搬送でもファームダンプは走っています。
さまざまな荷を積んでファームダンプは活躍しています。
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ファームダンプの注意点
土砂を載せたら違反
繰り返してお伝えしますが、ファームダンプは深ダンプの仲間です。
深ダンプはあおりを高くして軽量でかさがある積載物を輸送する目的のダンプトラックです。
そのためあおりぎりぎりまで積載をしてしまうと積載物の種類によっては過積載となってしまいます。
それが理由で深ダンプは土砂禁ダンプ(土砂等運搬禁止車両)とも呼ばれており、比重が高い土砂の積載は禁止されています。
収穫した農作物・牧草・飼料・肥料などの軽量なものを大量に運ぶことができるのがファームダンプです。
過積載に注意する
荷台が大きいため注意を怠ると過積載になることもあり得るファームダンプです。
過積載は決められた最大積載量をオーバーして車両を走らせることで、道路交通法違反になります。
車両重量を増やしてしまう過積載は、車両のコントロールを取りにくくして事故に繋がってしまうことばかりではありません。
設計耐荷重を越えた過積載車両の走行は、私たちの税金で作られた道路や橋梁などの構築物を損壊させてしまう危険性も持つのです。
そのため過積載に対する処罰は厳しいものです。
ドライバーは過積載を知っていても知らなくても違反点数の加点と罰金刑があり、過積載10割の悪質な場合には懲役刑もあります。
そしてドライバーに過積載の指示を出す立場である運送会社にも罰則は科され、車両停止処分や運行管理者の証明書返納を求められます。
さらには過積載の責任は事業主にも荷主にも問われていきます。
それほど過積載は重大な違反なのです。
過積載には十分注意してください。
人気の車種3選
いすゞ「フォワード」
いすゞ自動車のフォワードは2023年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
そして中型トラック(車両総重量8-11トンクラス)において販売台数3年連続日本一を獲得しています。
キャブバリエーションに標準キャブ・ワイドキャブの車幅と、フルキャブ・ショートキャブで全長を変えることでダンプ荷台の容量も希望のものを選べます。
力強いエンジンと丈夫なシャーシを持つフォワードは消防車両、自衛隊車両にも採用されています。
頼りになるフォワードのファームダンプです。
日野「レンジャー」
日野自動車のレンジャーは、その原型であるKM300型は1963年に登場しています。
60年もの長い年月の間に改良が重ねられて今のレンジャーはあります。
日野レンジャーダンプの完成車は高トルク&省燃費を両立させ、快適性能、安全対策、そのすべてを磨き上げられています。
深ダンプ架装車の力強さには、これまでの日野自動車のダンプ作りのノウハウが詰まっています。
三菱ふそう「ファイター」
三菱ふそうの中型トラック「ファイター」は前身のFKシリーズから60年以上続くロングセラーです。
安全性能も高く、アクティブ・ブレーキ・アシスト5は車両や歩行者を検知して警報とブレーキで衝突被害を軽減してくれます。
4気筒エンジン搭載車と6気筒エンジン搭載車で充実した車種ラインアップは、さまざまな場面で活躍するドライバー達を満足させる中型トラックです。
深ダンプ架装車も力強い走りに定評のあるファイターです。
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ファームダンプは中古がおすすめ
車両価格が高くなりがち
ファームダンプは架装メーカーが製作する特殊なダンプトラックです。
そのため車両価格は高くなりがちです。
ベース車両は各メーカーが製造し、架装メーカーが荷台を製作し完成させるのが一般的な作業行程です。
ファームダンプのような特殊なダンプトラックは同じ型が大量に生産されることは無く、手間もかかるために車両価格は上がり、完成までに時間がかかってしまいます。
そのため、新車よりも価格が安く、納期に時間がかからない中古車両がおすすめです。
購入時のチェックポイント
中古ファームダンプ購入時のチェックポイントですが、まずはインターネットで探してみてください。
市場になかなか出回りにくい台数が少ないファームダンプですので、もし見つかれば店舗で現物を見てください。
事前チェックで見つからない場合には、何店かの中古車両販売店に深ダンプのなかでも「ファームダンプ」と希望をはっきり伝えて探してもらってください。
実際に現物が出て来たら、一般的なトラックの中古車購入時のチェックと同様に車検証・点検表のチェック、各所の点検の他にファームダンプとしての機能を確認してください。
特に、ダンプ機能やあおり閉鎖時の気密機能などをしっかりチェックしてください。
短期間で導入できる
「タイムイズマネー」です。
新車の納車期間が長期化している現在、即効力がある中古トラックの導入はタイミングを逃すことなく費用も抑えることができる一石二鳥の手なのです。
ファームダンプを購入検討の際には中古車両の導入も選択の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ファームダンプの需要は大きくないものの、決して無くなるものではありません。
そして、その需要は国内ばかりでなく海外にもあります。
トラックファイブはファームダンプを必要とする海外へ販売も行っています。
現在、事業における将来計画でファームダンプを手放すことを検討されているのであれば是非トラックファイブにご相談ください。
創業20年のトラックファイブは誠実にお客様第一主義の高価買取を実現し、皆さまのご満足を目指しています。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
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