エンジンを守るラジエーターとは?故障の原因や対処法も解説
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ラジエーターとは
ラジエーターの役割
トラックや車両のエンジンは、軽油やガソリンなどの燃料を爆発・燃焼させて駆動しその機能を果たします。
その爆発・燃焼時の熱はそのまま放置しておけばどんどんヒートアップして、最後にはオーバーヒートしてしまいます。
エンジンは金属でできています。
オーバーヒートした時には、その金属は高熱によって変形してエンジンの重篤な故障となり、オーバーホールが必要になってしまいます。
最悪の場合には金属が溶けてしまい、トラック自体が使い物にならなくなってしまいます。
ラジエーターの構造
ラジエーターは高熱になるエンジンを冷やし、エンジンの熱を奪い、高熱になったクーラント(冷却水)を冷やすためにあります。
ラジエーターの構造はエンジンのウォータージャケット内で熱交換を行い、エンジンを冷却することで高温になったクーラントを冷却できるようになっています。
クーラントを循環させるチューブ(パイプ)は熱交換率が高い銅管やアルミ管が使用されています。
チューブの外側には補強と放熱の目的で銅製のフィン(ひれ)が取り付けられます。
このフィンに移った熱はトラックの走行時に起こる風で冷却されます。
ラジエーターの冷却
ラジエーターの冷却方法には、走行時に発生する風を利用した空冷方式と、クーラントを使って冷却する水冷方式があります。
水冷方式で重要なラジエーターは、エンジンを冷却した高温のクーラントを一時的に貯めておくアッパータンクと、冷却されたクーラントを集めエンジンに循環させるロアータンクを備えています。
そして、膨張したクーラントを貯めておくリザーバータンク、冷却ファンやサーモスタット、ラジエーターキャップなどで構成されて冷却を行っています。
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ラジエーターの故障原因
冷却水の交換をしていない
クーラント(冷却水)はエンジンに負担がかからない運転をしていても減少します。
エンジンの高熱によっての蒸発してしまう自然減があるからです。
そしてクーラント(冷却水)には決められた使用期間があります。
その使用期間に従って交換が必要です。
自然減もあれば、品質低下によって本来の機能が果たせなくなるからです。
クーラント(冷却水)には2つの種類があります。
赤や緑で着色されLLC(ロングライフクーラント)はエチレングリコールを主成分としており、その寿命は約2~3年です。
青やピンクで着色されSLLC(スーパーロングライフクーラント)はプロピレングリコロールが主成分でその寿命はLLCより長く、約6~7年あります。
ラジエーターキャップが劣化する
ラジエーターの故障原因ともなるラジエーターキャップはラジエーターの非常に大切な部品です。
高温となるエンジンとの効率的な熱交換を行うために、ラジエーター内部を100℃以上の高熱にしています。
ラジエーターキャップがその時にはその役目を果たします。
100度で水分が蒸発してしまうとエンジンは、すぐにオーバーヒートしてしまうことになります。そのためにラジエーターキャップはラジエーター内の気密性を高めて沸点を上昇させて蒸発を防いでいるのです。
そして、そのままでは圧力は上がり続けてしまうために、この圧力を一定のところで開放するのが、ラジエーターキャップの重要な役割です。
金属製のラジエーターキャップが劣化・腐食してしまえば、ラジエーターの故障のもととなってしまいます。
タンク内に空気が溜まる
タンク内に空気が溜まることもラジエーターの故障原因になります。
タンク内に溜まった空気が熱膨張して必要なクーラントがタンク外にはみ出してしまうのです。
そしてクーラント不足となって、ラジエーターの故障原因になります。
故障が引き起こすトラックへのダメージ
オーバーヒート
故障が引き起こすトラックへのダメージで、一番大きなものはエンジンのオーバーヒートです。
クーラントで冷却ができないとエンジンの熱は上昇し続けてしまいます。
そのことによってエンジンは変形してしまい部品の継ぎ目からエンジンオイルを漏らすような故障につながってしまいます。
エンジンのオーバーホールが必要になり、多額の費用がかかりってしまいます。
そして最悪は新しいエンジンへの積替えや、新規でトラックの購入を考えなければならなくなってしまいます。
冷却水不足や水漏れ
ラジエーターのトラブルで最も多い原因は冷却水不足や冷却水漏れです。
ラジエーターの各部品は放熱性を高めるために熱伝導性が高い銅やアルミといった強度的に比較的強くない金属で構成されています。
そのために経年劣化や、走行中の飛び跳ねてきた石などでラジエーターが損傷してしまうことがあり、そこから冷却水が漏れ出てしまいます。
冷却水の量を定期的にチェックしないことで蒸発や漏れによる減少に気が付かず、ラジエーターの故障につなげてしまう場合があります。
サーモスタットの不具合
クーラントの循環制御を行うサーモスタットの不具合はラジエーターの故障に直結します。
サーモスタットの温感部の劣化やバルブの固着がサーモスタットの不調でよくある事例です。
サーモスタットの不具合を防ぐためには定期点検等が重要になってきます。
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対処法
応急処置
ラジエーターのトラブル時における対処方はいくつかあります。
まずは人間の病気治療で考えるところの対症療法です。
ラジエーターの経年劣化によるひび割れや走行中に飛び跳ねてきた石での損傷には、その破損部分が大きくなければ漏れ止め添加剤が使いやすく効果的です。
カーショップなどの市販の漏れ止め防止添加剤をクーラントに投入することで、多くの場合効果を得られます。
ただ、この対応は一時的なものと考えて破損範囲が広がらないうちに整備工場に相談してください。
修理
ラジエーターの故障の本格的な対策には、修理もしくは交換しかありません。
人間の病気治療で考えるところの原因療法になります。
整備工場ではラジエーターを取り外してその中に空気を送り込み、水槽に浸けて冷却水が漏れ出る穴を探し、溶接を行って穴をふさぎます。
しかし、その穴があまりに大きい場合は、ラジエーター自体を交換した方が費用的にも時間的にも現実的かも知れません。
定期点検
定期点検は人間の健康で考えるところの予防療法となります。
「ころばぬ先の杖」です。
定期点検はラジエーターの故障予防ばかりかトラックのあらゆる不調に対する予防となります。
トラックの不調・トラブルは大きな費用の発生につながってしまいます。
定期点検をしっかり行うことで、不要な不調・トラブルが無いように備えてください。
まとめ
トラックや車両は生き物です。
時間とともに各部品は経年劣化を起こしてさまざまな不具合を起こします。
そのなかでもラジエーターは耐用年数が長い丈夫な部品です。
ラジエーターのトラブルに対応できてもほかの部品も寿命は近づいてきており、その対応を考える時期がやってきているということになります。
ラジエーターのトラブルはトラックの買い替え時期を知らせるサインかも知れません。
トラックの心臓部分であるこのラジエーターを含めたエンジン部分に不安を感じたらトラック・重機の買取専門業者であるトラックファイブに是非ご相談ください。
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