ヤマト運輸 ダブル連結トラックの運行区間を宮城県まで伸長

ヤマト運輸は10月9日、ダブル連結トラック「スーパーフルトレーラSF25」を新たに2台導入し、同車両の運行区間を東北(宮城県)まで伸長する、と発表した。従来は関東(神奈川県)、関西(大阪府)、九州(福岡県)間で活用してきたが、一度に運べる貨物量が2倍になるなど輸送の効率化を実現できるため、SF25の運行対象区間を拡大することにした。

ヤマト運輸では2017年9月にSF25を初導入。2019年3月には西濃運輸、日本通運、日本郵便の3社とともに関東〜関西間でSF25を使った共同輸送をスタートした。さらに2020年3月には国土交通省による規制緩和を受けてSF25の運行区間を九州まで伸長していた。

今回新たに加わるのは厚木ゲートウェイ〜宮城ベース間の運行となる。午後7時に双方の拠点を出発したSF25が午前1時に到着する便を毎日運行する計画だという。

一度に大型トラック2台分の荷物を運べる「ダブル連結トラック」は、ドライバー人材不足問題の解消やCO2排出量削減への効果が期待できることから、国交省が導入・普及を後押ししている。2019年1月には車両長の制限を21メートルから25メートルに緩和するなどの措置を講じている。

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