
ポールトレーラーとは?免許や運転する際のコツも解説!
目次

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ポールトレーラーとは
用途や特徴
国内における陸上輸送のうち、重量ベースの集計でトラックの輸送量は9割も占めています。
そして、トラックの積載物はさまざまです。
BtoC事業における小型の梱包から、今回解説しますポールトレーラーでなければ輸送できない丈の長い重量物まであります。
鉄道車両・橋梁・建築物の巨大部材など規格外の大きさ・重さで、一般のトラックでは輸送できないものを運ぶのがポールトレーラーです。
あらゆる長尺積載物に対応するために、トレーラー部分が伸縮出来る構造になっており、積載物を車体構造の一部として利用し、トレーラーとして成り立つのがポールトレーラーです。
積載重量・最大積載量
最大積載量は車検証で正確に把握できます。
車検証で確認した最大積載量の隣に書かれている数字を「第五輪荷重」と言い、積載物を運搬する際に連結部のカプラーが耐えられる重さを表し、トラクターの構造によって決まっています。

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ポールトレーラーの全長と通行許可
サイズ
ポールトレーラーの全長は一般道で12m、高速道路で16mと道路運送車両法の保安基準によって決まっています。
そして、通行許可を申請すれば全長25mまで認められます。
通行許可で必須の書類
その通行許可に必要となる書類は以下の通りで、道路の管理者へ提出する必要があります。
- 特殊車両通行許可・認定申請書
- 車両内訳書
- 車両諸元に関する説明書
- 通行経路表
- 通行経路図
- 車検証の写し
- 軌跡図
ポールトレーラーの運転に必要な免許
大型免許
ポールトレーラーの運転に必要な免許は大型免許になります。
トラクター部分が大型自動車、トレーラー部分が大型特殊自動車となりますので大型免許に加えてけん引免許が必要になります。
大型免許の取得のためには、普通免許(MT)、準中型免許、中型免許・大型特殊免許のうちどれかを取得して3年の経過と満21歳以上であること等が条件となります。
けん引免許
けん引免許取得のためには上記の大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車のいずれかの免許の保有が条件となります。
大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車のいずれかを用い、車両総重量750kgを超える他の車両をけん引するにはけん引免許が必要となります。

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運転時の注意点やコツを解説
カーブを曲がる
ポールトレーラーを運転する際に忘れてはならないことは一般の大型車両よりも重量物をけん引し、しかもそれが長尺物であることです。
カーブを曲がる際には大きな遠心力が車体に働くことを考えてください。
カーブに入る前に十分に減速してカーブを曲がる時のブレーキングは必要最低限にしてください。
急ブレーキは、横転やジャックナイフ現象、トレーラースウィング現象を引き起こす原因となります。
左バック
側方に死角が広がるポールトレーラーにおいてこの左バックが一番厄介なのではないでしょうか。
ミラーかカメラのモニターによる間接的な視認でしか確認できないなかでの左バックになります。
毎回積載物の長さが異なるため、その都度、車長が違うトレーラーでのバック進入になります。
何度か切り返しも必要になるかも知れませんが、とにかく慣れることが一番大切です。
右バック
窓は全開にして目視しながらのバックです。
トラクターのバックで押されるトレーラーはドライバーが想定する進行の曲線をなかなか描いてはくれません。
都度切り返しは必要です。
時にはいったん停車して後方の確認を行うことも必要でしょう。
誘導を手伝ってもらうのも有効なポールトレーラーのバック方法です。
ポールトレーラーの構造
トラクター
トラクターはポールトレーラーのけん引車両です。
エンジンがあり運転を行うキャビンのある前方部分です。
荷台が有るタイプと無いタイプのトラクターがあります。後方部分にはターンテーブルがあって自在に曲がれる機能はここにあります。
トレーラー
トラクターと連結して初めて本来の機能を果たせる、けん引される車両です。
トレーラーにエンジンなどの動力は無く、トラクターにけん引されなければ走行することは出来ないのです。
一般的なトレーラーとの違いは、ポールトレーラーにはその名前の由縁になるステアリングドローパー(けん引パイプ)が装備されていて、それを伸縮させることによって長さが違う長尺の積載物を積み込めるようになっているのです。
長尺物を積み込み固定することで、積荷をトレーラーと一体化させる構造になっていることがポールトレーラーの特徴でもあります。
ターンテーブルステアリング
ターンテーブルステアリングはトラクターとトレーラー両方に装備されています。
ターンテーブルステアリングの上に積載物を載せて運ぶことが出来るのです。
ターンテーブルステアリングは自在に回転する仕組みになっているため、長尺の積荷を積載してもポールトレーラーが右左折できるのです。
そしてターンテーブルステアリングは固定も可能で、固定すれば安定した走行が可能です。
ステアリングドローバー
ステアリングドローパーはトレーラーに装備され、トラクターとトレーラーを連結させるための棒状のパーツです。
これがポールトレーラーの名称のもとともなり、積載物の長さに合わせて伸縮が可能です。
架台
ポールトレーラーの架台は取外しができる荷台の一部であり、場合によっては架台がポールトレーラーの構造の一部となります。
簡単に取外しは可能なので、必要な時だけにポールトレーラーにセッティングして利用できます。
ポールトレーラーでは積荷自体が架台のような役割をします。
しかしながら、その積荷に強度が足りない場合は、この架台と呼ばれる鉄製の台の出番となります。
ポールトレーラーの上に架台を敷きその上に積荷を載せるのです。
それによって強度が足りない積載物を安心して運搬することができるのです。

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まとめ
世の中の要請に応え、さまざまな形状や重さの積荷を運ぶために誕生したポールトレーラーです。
高度成長期の日本経済の躍進のために不可欠な存在でした。
高層建築のための鉄骨、ダムや橋梁などの大型コンクリート部材、そればかりでなく鉄道車両、ロケットなどを原型で輸送できるのです。
ポールトレーラーはこれからもなくてはならない特殊輸送車両として私たちの生活を陰で支えてくれることでしょう。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
