トラックの「あおり」とは?役割からデザインまでご紹介
目次
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「あおり」の役割
積載物の落下予防
あおりは、平ボディタイプのトラックやダンプトラックの荷台の左右、後方に備わっていて荷台に積んだ積荷の落下を防ぎます。
ダンプの頑丈なあおりは水分を含んだ重い土砂でも道路にこぼすことも落とすことなく目的地まで運ぶことが出来ます。
箱物の荷であれば前方鳥居から左右のあおりに合わせて詰めていけば、隙間なく積込むことが可能で、そこにロープで固縛すれば落下もしにくくなります。
平らな荷台に荷を積み固縛するよりも、あおりがあれば積載物の落下防止を強力なものにします。
荷物の積み下ろしをスムーズに
あおりは荷物の落下予防をするばかりではなく、左右後方のあおりを降ろした状態にすれば左右後方からフォークリフトで寄り付き、荷物の積込み,積み下ろしが可能となります。
あおりは荷物の積み下ろしにも対応した便利な存在です。
あって当たり前の荷台の囲いであるあおりは、トラックの一番の目的である安全輸送のために重要なパーツです。
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「あおり」のデザイン
板チョコ
あおりのさまざまなデザインは、あおりの強度を出すためでも、見栄えをよくする意匠でもあります。
板チョコはその名称通りお菓子の板チョコレートによく似た形状にデザインされたあおりです。
格子状のスタイルは、あおりの軽量化にもつながりますが、同時に強度も維持するデザインです。
額縁
額縁は最も一般的なデザインのあおりです。
絵画を飾る額縁をイメージするあおりで、あおりの端をぐるりと囲む補強材の縁があります。
縁は鉄素材で作られており、その内側は平坦な鉄素材の板で作られています。
船底
あおりがフラットでなく底に向けて曲線を描き、架台下部が船底のように湾曲したタイプです。
そして側面のあおりは開閉せず、後方のみの一方開ゲートのトラックが多いです。
砂のような固体の流動体を運ぶことが多く、積荷搬出の際にダンプのようにジャッキアップで架台を傾けますが、搬出物が残りにくいことを利点としています。
面一
あおりの外面に凹凸が無く、フラットなデザインです。
枠の表面に鉄板を貼り付けて一枚板の表面です。
洗車がしやすい面一のあおりは塗装もしやすく、好みの色やデザインにすることが可能です。
ドライバーの個性を表現しやすいあおりと言えるかも知れません。
「あおり」の材質と役割
鋼製
あおりの材質にはさまざまなものがあります。
積荷を運搬中に荷台から落とさない、こぼさないという役割を考えると強度がある材質があおりに向いていることになります。
鋼製や鉄製のあおりは、素材が一番頑丈で傷もつきにくいです。
しかしながら錆びやすいという鉄素材が持つデメリットがあります。
さらに重いというデメリットもあります。
アルミ製
アルミ製のあおりは、鋼製あおりの重さと錆びやすさを解決します。
アルミニウムの特性である素材の軽さと錆びにくさを活かしたものがこのアルミ製あおりです。
素材の軽さは、あおりの開閉を楽にするだけでなく、最大積載量の増加につながります。
このことはトラック事業者にとってありがたいことですが、このアルミ製あおりは鋼製よりも材質の強度が低いです。
凹みや傷が付きやすいのがアルミ製あおりの難点です。
ステンレス製
ステンレス製でよく洗車された車体のシルバー色は、働くトラックのイメージアップにつながります。
ステンレスは同系色のアルミとは違い丈夫で傷もつきにくく、錆びの心配もありません。
しかしながら価格の高さがネックとなるかもしれません。
目的や用途に対する費用対効果を考慮してあおりの素材は選択する必要があります。
木製
木製のあおりもあります。
用途によっては非常に有効で、重量は軽く、加工しやすく、価格も一番お手ごろなものになっています。
木と言う天然素材は、積荷に優しく、輸送中に擦れ合っても積荷を傷付けることは少なくなります。
農業・牧畜の飼料や牧草などの運搬にも向いています。
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メンテナンスと費用について
メンテナンス方法
メンテナンスを楽にするためにはあおりの素材に合う積荷の選択や、積込み方を考える必要があります。
あおりの劣化の原因である錆びや、経年劣化を促進させるような相性の良くない積荷は避けたいものです。
そして一番のメンテナンス方法は洗車でしょう。
その日の汚れを残したままにしておけば鉄でもアルミでも木でも腐食の原因となります。
そして、時々金具部分に注油を行ってください。
メンテナンスは重いあおりの開閉を手助けしてくれます。
修理費用の目安
修理費用は、自身で行うのか専門の修理業者に任せるかで変わってきます。
簡単な修理ならばDIYでも十分可能です。
蝶番・蝶番ピン・ナット類の取換えであれば、費用は数百円~数千円で必要部品は揃うでしょう。
それほど難易度が高くない修理であれば費用は高くなく、自身で取換え、必要であれば塗装も行い、注油を行うなどすれば、自身でトラックの状態も把握できて良いかも知れません。
板金加工が必要な凹みや傷の修理、破損してしまった場合には修理工場に出さなければなりません。
その際には、しっかり確認して見積りを取り、必要以上の修理は行わないように明言し、事前に打ち合わせをするべきです。
不要な請求を受けることが無いように十分ご注意ください。
「あおり」の利便性をUPさせる開閉用補助具
セイコーラック
あおりは重量があり、車両が大きくなるほどその開閉は大変になります。
そこで登場したのがあおりの利便性をUPさせる数々の開閉用補助具です。
セイコーラックが一番オーソドックスなあおり開閉用補助具です。
セイコーラックにはSRU型とSRN型があり、大型車であればSRU型、中・小型車、低床ならSRN型が向きます。
バネの力を利用しており、女性でも簡単にアオリの開閉が出来るようになります。
アオリバランサー
このアオリバランサーもバネの力を利用したあおり開閉用補助具です。
セイコーラックと同様で、トラックの新車購入時に標準装備として付いてくるようになっている一般的なパーツです。
トラックのあおりサイズに合わせて規格がありますので、使用するトラックのあおりのサイズに合ったものを選んでください。
アオリバランサーとセイコーラックの違いは耐用年数です。
アオリバランサーの方が短く、耐用年数は10年と言われていますが、7~8年で正常に作動するうちに交換した方がよいでしょう。
スーパースケットマックス
このスーパースケットマックスもバネの力を利用したあおり開閉用補助具です。
大型トラックに装着されていることが多いスーパースケットマックスです。
1枚のあおりにこのスーパースケットマックスを2~3個装着すれば大型トラックのあおりでも片手で開閉が可能になります。
セイコーラック、アオリバランサーと同様にボルトでの取付けなので、取り付け用の穴をあけることが出来れば装備は難しくありません。
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まとめ
トラックはさまざまな部品で構成されて1台の製品になっています。
そしてその部品のすべては多くの人の知恵と努力によって作られたものです。
あおりという部品一つでも過去に培った多くの経験に基づいた技術で出来上がっているのです。
輸送のプロのためのあおりで、安全輸送を行うためのあおりなのです。
皆様にはこれからも安全走行を続けて輸送というミッションを果たしていただきたいと思います。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
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