ファンベルトとはどんな部品?交換方法や寿命と併せて解説
さまざまな部品で構成されるエンジンですが、トラックのエンジンに不可欠なファンベルトを今回の『豆知識』では取り上げました。
ファンベルトがどのような役割を果たしているのか。
その交換方法や寿命を合わせて解説いたします。
目次
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ファンベルトとは
ファンベルトとは?
そもそもファンベルトとは、エンジンの動力をベルトで伝え、ファンを回してラジエターを冷却したベルトのことを言いました。
次第にバッテリーの充電や、エアコン・パワステなどにもファンベルトは利用されるようになりそれらの伝動ベルトを総称してファンベルトと呼んできたのです。
電動式ファンが一般的になった現在では本来のファンベルトとしてのベルトは使われなくなっています。
しかし、今なお残っている伝動ベルトは、さまざまな設備を動かすトラックや各車両に欠くことができない駆動部品なのです。
電動ファン付きのトラックにもファンベルトはある?
現在では一般的になった電動ファン付きのトラックにもファンベルトと総称される伝動ベルトはあります。
オルタネーターと呼ばれる発電装置やパワーステアリング、コンプレッサーなどにも伝動ベルトであるファンベルトは駆動しています。
オルタネーターで発電不能になれば、ライトや表示機器は作動しなくなり、パワステに動力が伝わらなくなれば非常に重いハンドリングとなり、コンプレッサーが動かなければエアコンは効きません。
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ファンベルトの交換タイミング
ファンベルトの寿命
ファンベルトの寿命は3年から5年、走行距離ならば5万㎞と言われています。
ファンベルトの素材はゴムです。
金属のような錆びがない代わりに、経年による劣化・老化はゴムの宿命であり、それによってゴムの性能が変わってしまうことはどうしようもないことです。
ファンベルトの交換タイミングは、この目安の年数や走行距離に達したタイミングもそうですが、部品としての価格は決して高いものではありませんので、定期点検や車検ごとの決まった年次に交換することをお勧めします。
トラブルを起こして、波及する被害は交換費用とは比べものにならないほど甚大になります。
ファンベルトの損傷原因
最大のファンベルトの損傷原因は経年劣化です。
ファンベルトの調整不足が原因となることもあります。
「キュルキュル」や「キー」と鳴き音がする場合には緩んでいたり、きつすぎたりします。
専用の工具であるテンショナーで張り具合を調整することでこのようなトラブルを起こすことはありません。
ファンベルトの鳴き音は交換時期のサインの場合もありますので、その場合には損傷具合を目視・張り具合を触診して整備工場に相談してください。
ファンベルトの交換方法
交換にかかる費用
ファンベルトは高額な部品ではありません。
ベルト代と工賃で15,000円くらいから20,000円くらいが目安です。
しかし、目安であって仕事中の出先で急にファンベルトの交換が必要になれば、どの地域の整備工場でも交換は可能ですが、交換費用はまちまちでしょう。
交換できる場所
ファンベルトの交換作業は整備士にとってそれほど難しいものではありません。
トラックの整備を行っている整備工場であればどこでも引き受けてくれるでしょう。
ファンベルトを持ち込めば交換の工賃だけになりますので、安く済ませることができるでしょう。
自分でできる対処法
自分でファンベルトの交換を行うことも可能です。
交換の方法と整備知識、専用の工具(テンショナー等)があれば可能です。
一度経験すれば次からはそれほど難しい作業ではないですが、エンジンの部品が入り組んだ場所での作業であり、簡単とは言えません。
最初は難儀すると覚悟してください。
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ファンベルトを交換しないとどうなる?
ファンベルトが関係している個所が多いことを考えてください。
一番懸念されるのは、ファンベルトの交換を怠り、ファンベルトが切れてしまうとウォーターポンプが作動しなくなり、オーバーヒートにつながります。
オーバーヒートは高熱によってエンジンに大きなダメージを与えてしまいます。
エンジンの修理費用や交換の費用を考えたら、トラック自体の乗換えを考えた方がいい状況も作り出します。
オルタネーターが動かなくなれば電力の供給は無くなってしまい、バッテリーの充電もできずバッテリーの電気が枯渇してしまえばインパネ内の表示は点灯せず、エンジンのスタートもできません。
パワーステアリングポンプが作動しなくなればハンドルは重くなり、走行中であれば大きな事故につながりかねません。
エアコンプレッサーが止まれば、たちまちキャビン内のエアコンは効かなくなってしまいます。
整備不良や、ファンベルトの鳴き音に気付きながらも放置したままの走行は、大きなトラブルや事故につながりかねないことを深く認識してください。
まとめ
トラック業界でも今後EV化の波が加速していくなか、このファンベルトのような伝動ベルトは淘汰されていきます。
電動パワーステアリング(EPS)、ブレーキシステムなどにファンベルトは残っていくようですが、将来的にどのように変わっていくか予測は難しいです。
化石燃料のエンジンで駆動するトラックから、モーター駆動のトラックに変わっていく大きな過渡期に、これから入っていきます。
いやおうなしに電動化の波に乗っていかなければならないのです。
切り替えの良いタイミングをつかまえてEVトラックに乗り換えていかなければならない機会がやって来ることでしょう。
その際には当トラックファイブで、現在ご利用中のトラックを高価買取させていただきます。
創業20年、年間に12,000台以上の中古トラック・重機等の買取をさせていただいています。
信頼と実績をこれからも積み重ねていくトラックファイブに是非ご相談ください。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
※過去記事もご覧ください。
『ファンベルトとは?交換時期や費用、交換しないリスクなどを解説!』
2023.06.22
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