バスのサイズはどのくらい?類別に特徴を徹底解説
日本のバス、その歴史のスタートは今より120年も前に遡ります。
京都の堀川中立売から七条駅、堀川中立売から祇園間で運行開始した乗合バスが現在の路線バスの運行の始まりとされています。
その運行開始が1903年(明治36年)9月20日で、その日が現在はバスの日となっています。
鉄道路線を延ばせない場所で活用されたバスは今ではさまざまな要望に応える各種サイズの乗用車両として、路線バスばかりではなく私たちの生活やレジャーで欠かせないものとなりました。
今回の『豆知識』はバスのサイズ、そして種類別の特徴を解説いたします。
目次
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バスの種類とそれぞれの特徴・サイズ
バスは公共の足としての路線バス以外にも、さまざまな場所でさまざまなニーズに対応して活躍しています。
大型バス・中型バス・小型バス・マイクロバスといくつか種類があるバスのそれぞれの特徴と具体的なサイズをまとめました。
①大型車
まずは大型バスです。
私たちが日常で一番目にするのは大型バスである路線バスでしょう。
365日私たちの生活を支え続ける大型バスは、路線バス以外にも観光バスやスクールバスとして一度に多くの利用者を運ぶことができます。
・高速料金
大型バスの高速道路通行料金や有料道路の料金区分は「特大車」となります。
各種類の自動車のなかで、この「特大車」が高速料金の最高額となります。
「東名川崎IC」から「静岡IC」までの通行料金は11,000円となります。
大型バスの定員は路線バスでは定められた席以外に立って乗っている乗客まで見込んで60~70名とし、観光バス等で55名以上最大60名を定員としています。
大型観光バスにはダブルデッカー、スーパーハイデッカー、大型ハイデッカー、大型一般車の種類があります。
・座席数
大型観光バスの場合、最大60名を定員としていますが、その座席配置は正座席を中心に中央通路に出して使用できる補助席を加えたものとなっています。
正座席が49席、補助席が11席の合計60席です。
席の割り振りは最後列が補助席無し、並びの5席、左右に2席ずつの11列、補助席11席で合計60席となります。
観光バスの場合、バス事業者の考え方によってトイレの設置や、深夜バスのように座席の前後左右にゆとりを持たせて座席数が減ることがあります。
・サイズ
大型バスのサイズは全長12m、全高3.8m、全幅2.5m以内の大型自動車のサイズです。
大型観光バスにはダブルデッカー、スーパーハイデッカー、大型ハイデッカー、大型一般車の種類がありますが、サイズはこの全長12m、全高3.8m、全幅2.5m以内です。
必要な運転免許は大型自動車免許です。
お客様を乗せ運賃を徴収して運転する場合には第二種大型自動車免許が必要になります。
②中型車
大型バスの全長が短くなっただけで他のサイズは大型バスと同じサイズのバスです。
乗員数がマッチする相手であれば使い勝手の良さが売り文句になる中型バスです。
大型バスより全長が短く市街地においても小回りが利くサイズのバスです。
・高速料金
中型バスの高速道路通行料金や有料道路の料金区分は「大型車」となります。
「東名川崎IC」から「静岡IC」までの通行料金は6,670円となります。
中型バスはある程度までの人数の移動には便利な大きさです。
会社や老人会の慰安旅行での移動や少年野球チームの遠征などに向きます。
「特大車」よりも高速料金は安く、運転もしやすいからです。
ある意味で大型バスのデメリットを補う部分もあるバランスのよいバスであると、この中型バスを考えることができるかも知れません。
・座席数
観光バスタイプで最も一般的な定員数は27名(最後部座席が3席・補助席無し)です。
乗員定数11名以上30名未満であれば中型免許で運転できます。
定員数30名以上のタイプの中型バスもありますが、運転に必要となる免許が定員数30名以上になると大型免許が必要になります。
そして8t限定の中型免許保有者が限定解除を受ければ30名未満の中型バスの運転をすることは可能です。
・サイズ
中型バスのサイズは全長9m、全高3.8m、全幅2.5m以内の大きさです。
補助席は無く、大型バスと同じ車幅があるためにゆったりとして車内でくつろげることと思います。
この中型バスは大型バスのように存在する車両数は多くはありません。
大型バスには一度に多くの乗員を移動させることができるというメリットはありますが、そこまでたくさんの人間を運ぶ必要が無いのであれば、この中型バスは便利に使うことができます。
③小型車
市場に流通する小型バスの台数は多くはありません。
2007年までに各メーカーは小型バスの製造を中止していますので、現存する小型バスの車両数が減ることはあっても増えることはないのです。
・高速料金
小型バスの高速道路通行料金や有料道路の料金区分は「中型車」となります。
「東名川崎IC」から「静岡IC」までの通行料金は4,890円となります。
この高速料金、実はマイクロバスも小型バスと同じ「中型車」料金です。
サイズが若干小さくなるマイクロバスの方が小回りは利き運転がしやすいです。
重厚感を選択するか、実利を選択するかは利用者の考え次第です。
・座席数
この小型バスの座席数は観光バスタイプのもので21席か25席です。
補助席は無いのですが、その理由は座席数を増やして乗員数を30名より増やしてしまうと高速料金が大型バスと同じになるからです。
マイクロバスとサイズ・座席数等が大きく変わらないのでよく比較されますが、小型バスにはハイデッカー使用車があり、マイクロバスと比べると座席が高いためやや景観がよくなります。
・サイズ
小型バスのサイズは全長7m、全高3.3m、全幅2.3m以内の大きさです。
使用目的や使用方法で変わるでしょうが、小型バスはスケールメリットからくるリーズナブルさというメリットばかりではなく、運転時の小回りが利くというメリットも大きいです。
長距離の移動も補助席の無い車内ではゆったり過ごすことができ、市街地では小回りが利くのです。
④マイクロバス
小型バスよりも少し小さいマイクロバスは利用用途によってお選びください。
小型バスのように乗客の荷物の収納スペースがありませんが、仲間内での旅行や送迎、スポーツ大会での移動には小回りが利くこのマイクロバスがおすすめです。
・高速料金
マイクロバスの高速道路通行料金や有料道路の料金区分は小型バスと同じ「中型車」となります。
「東名川崎IC」から「静岡IC」までの通行料金は4,890円となります。
生産終了してしまった小型バスとマイクロバスの主だった違いは、若干のサイズの小ささとトランクルームがないことくらいです。
その2点の違いを克服できるのであれば、マイクロバスは実利が伴うバスと言えるかも知れません。
・座席数
マイクロバスの座席数は29席までです。
正座席23席と補助席6席です。
マイクロバスは送迎を目的に利用される場合が多く、その場合には最大限に席数を使うことで送迎という目的を果たします。
そして、トランクルームを持たないマイクロバスですが、運転席横の1席を外し荷物置き場のスペースや冷蔵庫置き場として観光用に利用することも可能です。
・サイズ
マイクロバスのサイズは全長7m、全高2.8m、全幅2.1m以内の大きさです。
小型バスと全長は変わらず、全高、全幅が少し小さいくらいです。
そして、このサイズはカローラなどの中型自動車とそれほど違いはなく、1.5倍ほどのサイズです。
それなのにマイクロバスは29人、カローラであれば5人の定員です。
一度に約6倍の乗員が移動できるのです。
1台と5台の差は、高速料金・駐車料金・燃料費において大きな差がありメリットが出てきます。
是非ご参照ください!
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※関連記事です。是非ご覧ください。
『中古マイクロバスの需要に期待大!買取査定額を上げるためのコツとは?』
2023.01.05
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バスの種類の選び方
使用目的が優先順位で一番になるかも知れませんが、バスの種類の選び方はいくつかあります。
使用目的が決まっていれば、人数が決まり、予算も立てやすくなるでしょう。
多人数でバスに使える費用を捻出して豪華な楽しい移動にするのも一つの方法です。
バスの種類の選び方でその日の行動を演出することが可能です。
・目的によった選び方
年に一度の慰安会の行き帰り用であったり、社員の送迎用であったり、幼稚園・保育園のスクールバスであったり、老人ホームのデイサービスの送迎用であったりとさまざまな使用目的があります。
その目的に合わせて装備されたさまざま設備のあるバスを選んでください。
・人数によった選び方
乗車定員に合っていて、費用対効果の大きなバスを選んでください。
単純に使用人数での割り算で使用するバスを選ぶのか、先に決めた予算でバスを選ぶのかです。
目的と人数で選ぶ方法が一番効果的なバスの種類の選び方なのかも知れません。
団体旅行であるならばカラオケや映画鑑賞も可能な豪華バスを選択するように、幅広いバリエーションからバスの種類を選んでみましょう。
一人当たりの料金はずいぶん安く抑えることができるでしょう。
・料金によった選び方
各サイズのバスの料金を十分考えてバスを選んでください。
観光旅行や慰安旅行のような団体旅行であるならば人数がまとまり、このバス料金で旅行費用全体の調整が可能でしょう。
多くの人数で乗るバスの場合、料金によってバスのサイズやグレードを選んで旅行全体のどこで一番の思い出作りをするかを計画することが可能になります。
もちろん豪華バスで移動してそれを一番の思い出にすることもありです。
まとめ
私たちの生活における移動手段であるバスは身近な存在です。
その時に最適なサイズで最適な種類のバスを選び利用したいものです。
鉄道の無い地域でも、自分で自動車を運転しなくても目的地まで連れて行ってくれる便利な乗り物です。
そのバスは進化し、EV化や自動運転対応でさらにステップアップして私たちの選択肢を増やしてくれることでしょう。
そんな日が1日も早くやって来ることを楽しみに待ちたいと思います。
トラックファイブはこれからも皆様にさまざまな情報をこの『豆知識』でお伝えします。
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2022.12.20
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