ユンボ(油圧ショベル)の運転に必要な資格・免許は?取得方法や費用を解説
重機の代表格であるユンボ(油圧ショベル)の運転に必要な資格・免許とその取得方法やかかる費用を今回の『豆知識』で解説いたします。
安全を最優先するユンボをはじめとする重機類の操作資格は厚生労働省の管轄です。
取得方法は他の重機にも共通していますので今回のこの『豆知識』でよくご認識いただいて、今後、他の重機の資格取得につなげていただければ幸いです。
目次
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ユンボとは?
街中でなかなか目にすることがないユンボですが、このユンボが無くては私たちの日常生活は成り立ちません。
私たちの生活基盤を作る土木工事にユンボを欠かすことができません。
そして、多くの重機の代表格でもあるユンボは実は商標名です。
第二次世界大戦前に輸入されたフランスのシカム社(SICAM社)のバックホーの商標名がユンボだったのです。
ユンボの正式名称はバックホー、もしくは油圧ショベルです。
誰もが口にし易い呼び名が通称で使われることはよくあることです。
このことは業界の誰にも親しまれている重機である証明とも言えるかも知れません。
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ユンボの運転に必要な資格や免許は?
ユンボの作業には必要な資格があり、その資格は技能講習によって取得できます。
3t未満のユンボ作業に必要な資格は特別教育によって取得できます。
そしてホイール付きのユンボを移動のために公道を走らせるには運転免許が必要です。
ユンボの操作・運転に必要な資格・免許の取得方法などをご紹介します。
・ユンボの運転に必要な資格
ユンボを運転操作するために必要な資格は『車両系建設機械運転者』として認められる国家資格です。
車両重量3tを境に3t未満・以上によって必要な資格が変わってきます。
車両重量3t未満のユンボの運転操作のためには「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の運転に係る特別教育」の受講が必要になります。
この特別教育は都道府県の労働局長登録機関か、重機メーカーの教習所で実施されます。
「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」という学科講習と実技実習があります。
合計12時間以上の講習を受けることで車両重量3t未満のユンボの運転操作の資格の取得となります。
車両重量3t以上のユンボの運転操作には「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)運転技能講習」の受講が必要になります。
この講習は都道府県にある労働局長登録教習機関か重機メーカーの教習所で実施されます。
最大で合計38時間の講習を受けて修了試験に合格することによって資格を取得となります。
・ユンボの運転に必要な免許
ユンボの運転に必要となる免許は自走可能なホイール付きユンボが公道を走る際に必要となる運転免許です。
スピードが出ないためユンボの常駐基地から作業現場までの移動は回送用のトラックを利用しなければなりませんが、近接の作業現場への移動のために公道を走行しなければならないことは時々あることです。
そんな際にはホイール付きのユンボの大きさに合った運転免許が必要となります。
ユンボの車両総重量が3.5t未満であれば普通自動車免許、3.5t以上7.5t未満であれば準中型自動車免許、7.5t以上11t未満であれば中型自動車免許、11t以上であれば大型自動車免許が必要となります。
なお、一般的なユンボ(キャタピラー式のユンボ)の作業現場への移動は回送車が必須です。
そして、自動車免許を保有していることによって、ユンボ操作の資格を取得する際に運転技能講習(最大38時間)の時間が短くなります。
具体的には、この最大38時間の運転技能講習時間が大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車の運転免許保有者であれば14時間に短縮されます。
ユンボの資格取得に必要な費用は?
車両重量3t以上のユンボの運転操作には「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)運転技能講習」、車両重量3t未満のユンボの運転操作のためには「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の運転に係る特別教育」の受講が必要になります。
そのために必要な費用は、保有資格によって異なる受講時間数によって変わってきます。
下表が必要となる費用の目安です。
教習所によって若干の費用の差異がありますので、必ず教習所に確認を取ってください。
「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)運転技能講習」時間数・受講料
受講区分 | 時間数 | 受講料(テキスト共) |
一般受講者(下記の免許や資格を持っていない) | 38 | 約90千円 |
建設機械施工技術検定合格者(1種、2種以外) | 10 | 約45千円 |
大型特殊自動車免許 所持者 | 14 | 約45千円 |
大型・中型・準中型・普通自動車免許 いずれか所持して3トン未満の特別教育修了後3ヶ月以上の運転経験者 | 14 | 約45千円 |
不整地運搬技能講習修了者 | 14 | 約45千円 |
3トン未満の特別教育修了後6ヶ月以上の運転経験者 | 18 | 約45千円 |
車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習修了者 | 34 | 約85千円 |
この最大で合計38時間の講習を受けて修了試験に合格して資格の取得となります。
車両重量3t未満のユンボの運転操作のための「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の運転に係る特別教育」の受講料は20千円ほどになるようですが、これも必ずご確認願います。
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ユンボの資格を取得できる教習所は?
ユンボの資格を取得できる教習所は全国にあります。
これらの教習所は都道府県にある労働局長登録教習機関であり、重機メーカーが運営する教習所もそのなかに含まれています。
受講できる教習所は居住地などで制限されることはありませんので、職場の近くや現場の近くの教習所を選び、ご自身の生活に合わせて講習を受けることが可能です。
そしてこの「車両系建設機械運転者」の講習受講は国の教育訓練給付制度の対象になっています。
雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度であり、教習所に支払った費用の20%に相当する額(上限10万円)をハローワークから受け取ることができます。
詳細は教習所もしくはハローワークで確認してください。
自治体によっては補助制度を設けている場合がありますので最寄りの自治体で確認してみてください。
ユンボの資格・免許が活かせる業種は?
ユンボの資格・免許が活かせる業種は建設業を中心に広範域に渡ります。
ユンボの大きな特徴は、クローラー式であるならば作業場所を選ぶこと無くどんな現場にも自走で入っていくことが可能なことです。
大きなバケットは土を掘り、ダンプカーなどに運び入れるばかりではありません。
そのバケットで生コンクリートのような流動物をすくい移動させることも、鋼製の重い資材を移動させることもできます。
そしてバケットの背に付いたフックを利用することでワイヤーにかけた荷を吊り上げて移動することもできます(この場合には玉掛け資格が必要になります)。
建設業のあらゆる場面で作業者たちの知恵によってさまざまな使い方をされています。
そして、近年常態化している大雨や巨大台風による水害や、地震などによる被災地でもユンボはその復旧作業に無くてはならない存在となっています。
ユンボの資格・免許が活かされる建設業界での職種は非常に多く、建設業界で職を探すのであればユンボの資格は必ず役に立つことでしょう。
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まとめ
ユンボの技能講習、もしくは特別教育は受講して修了試験を受ければ必ず取得できる国家資格です。
取得すれば一生物です。
建設業で生きていく決心をされた方であれば持っていて損の無い資格なのです。
今回の『豆知識』がそんな皆様の、お役に立てれば幸いです。
そして、日本のユンボをはじめとする重機類は頑丈で故障が少なく海外で非常に高評価を得ています。
しかしながら、その優秀さが理由で高価なため新品は敬遠されて中古のユンボが非常に人気です。
トラックファイブは日本のユンボ、重機たちの第二の人生を送る場所を作り続けています。
ご不要のユンボ、重機類がお近くにございましたら、是非お声がけをいただきたいです。
トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報を皆さまにお届けします。
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