エンジンのオーバーホールとは?メリット・デメリットや検討のタイミングから費用まで解説!
スクラップアンドビルドの時代は終りました。
トラック輸送業界にもSDGsの波は押しよせ、脱炭素時代ももうそこまで迫ってきています。
トラックの乗り捨ての考え方を変えなければならない世の中の動きがあります。
そんななか、エンジンのオーバーホールを経験された方は多くはないでしょう。
日本のトラックは優秀です。
そして法に基づいた車検制度や定期点検、日々の点検でオイルの色・量に普段から関心を持っていればオーバーホールに至るほどのエンジンの不具合に出会うことは無いと思います。
乗換えを考える時期に費用対効果がもちろん一番なのですが、並行してこのオーバーホールを考えあわせてみるのもこれからの時代に経営での考え方の一つに加えてもよいのかも知れません。
今回の『豆知識』ではエンジンのオーバーホールを解説させていただきます。
目次
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エンジンのオーバーホールとは?
エンジンのオーバーホールとは長時間乗ってきたトラックの心臓部分であるエンジン整備の最終手段のような作業です。
エンジンを分解し、エンジン内部に溜まったスラッジを除去し、エンジン内部を洗浄します。
そして、経年劣化した部品はすべて交換して再び組み立てるのです。
文章で書けば2行で済んでしまう簡単な作業のようですが、どのエンジンも長く働いてきており、その間のドライバーの運転の癖も加わることが理由で同じように経年劣化していることはありません。
その時々の状態を読み取って行うオーバーホール作業は簡単なものではありません。
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エンジンのオーバーホールのメリット
明らかに状態の悪くなっているエンジンであればオーバーホールを行なえば、性能は回復・向上し、エンジンの寿命は延び、点検・整備を兼ねることができて大きなメリットになります。
・性能が回復、向上
明らかに状態の悪くなった場合でなければオーバーホールを行うことはありませんから、行えば性能は向上します。
しかし、本来の性能までの回復や新品の状態への回復は期待することはできません。
エンジン自体が経年劣化しているので仕方のないことです。
・エンジンの寿命が延びる
費用はかかりますが定期点検や日常点検を念入りにやっている作業と考えれば、間違いなくエンジンの寿命は延びるでしょう。
しかしながら、費用対効果の観点は別問題になってきます。
・点検や整備を兼ねている
エンジンの点検・整備を分解作業で行うということになります。
時間や手間はかかりますが、点検や整備を兼ねているということにはなるでしょう。
しかしながら、オーバーホールは定期的に行なう作業では在りません。
仮に定期的に行うことがあれば、返って状態を悪化させてしまうこともあるかも知れません。
エンジンのオーバーホールのデメリットは?
エンジンのオーバーホールはかなり大掛かりな作業になります。
そのため、時間と費用がかかることがデメリットになってくるでしょう。
特に費用は大きくなる『可能性がある』という表現になってしまいます。
それは、エンジンを分解してみないと内部の正確な状態が分からないからです。
分解・各パーツの洗浄・ガスケットの取換え・組み立て、ここまでの作業の見積もりはどんな整備工場でもできるでしょうが、『開けてみなければわからない』見積りできない不確定な費用があり、案外そんな費用が大きかったりすることがデメリットとなるでしょう。
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エンジンのオーバーホールを検討すべきタイミングは?
日常点検や毎日の運転で気付く不調が増してきた時がエンジンのオーバーホールを検討すべきタイミングかも知れません。
・エンジンオイルの減り方が異常
エンジンオイルはエンジンの作動とともに減って当然なのですが日常点検でその減り方が明らかに異常だと判明した時にはエンジンのオーバーホールを検討すべきタイミングがやって来ている可能性は大きいかも知れません。
エンジンオイル漏れを起こしているかも知れません。
エンジンの表面や接続部分にオイルの滲みはないかを点検していただき、エンジン下部の路面にオイル漏れはないかも確認してください。
もしオイル漏れを確認し、その修理が簡単でなければオーバーホール作業の検討も必要かも知れません。
・排気ガスが異常
ずっと無色透明だった排気ガスが、気がついたら白煙に変わっていた場合にもエンジンオイル漏れを疑ってみてください。
ただこの排気ガスの白煙はエンジンオイルが燃料とともに燃えているサインで、エンジンオイルが内部漏れを起こしている可能性が高いです。
周囲を見渡してオイル漏れがなく、オイルの減り方にも異常な早さを認めたならばすぐに整備士に相談してください。
その先にオーバーホール作業の勧めが待っているかも知れません。
・エンジン音の異常
ドライバーがそれまで聞くことの無かった異常音をエンジンから聞くようになった。
そして、その音が徐々に大きくなっている。
そんな場合にもすぐに整備工場にトラックを持ち込んでください。
エンジン内でトラブルが起きていることに間違いはないでしょう。
整備士が確認してオーバーホール作業を検討するタイミングか否かの判断をしてくれることでしょう。
エンジンのオーバーホールは自分でできるの?
エンジンのオーバーホールは整備士でない個人が行うことは簡単ではないでしょう。
まずは作業場所が必要です。
分解作業を行う前に重いエンジンを取外すウインチなどの設備も必要です。
専門工具も必要です。
エンジンに関して詳細な知識を持っていたとしても、まずは作業を行うための作業場所・道具などの物理的な面から不可能とは言いませんが簡単ではないでしょう。
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エンジンのオーバーホールにかかる費用はいくら?
エンジンのオーバーホールにかかる費用は整備工場に見積りを求めても分解組立・内部洗浄・部品洗浄までは出せると思います。
しかし、経年劣化した部品をどこまで変えるかは「相談させてください」、という流れになるのではないでしょうか。
分解組立・内部洗浄・部品洗浄までならば、数十万円の費用でしょうが、どの部品をどこまで、どう替えるかでかかる費用は数百万円にまで上がってしまうでしょう。
エンジンのオーバーホールにかかる費用を事前に求めるのは簡単なことではないと思われます。
・時間、期間はどれくらいかかる?
オーバーホールを行うには時間・期間はかかります。
しかし、具体的な時間・期間は整備工場でも「分解してみないと分からない」と、答えが返ってくるでしょう。
そして、オーバーホール作業中にトラックは使えなくなります。
その間の代用や手立てを考えなければなりません。
そちらの方が大きな問題になるかも知れません。
・車を新品状態に戻す”レストア”という整備方法もある
クラッシックカーや高級自動車であるならば、新品状態に戻す”レストア”という整備方法もありますが、トラックなどの商用車でレストアはあまり考えられない手法になるでしょう。
レストアにしてもオーバーホールにしても費用と時間がかかり過ぎてしまいます。
代替のきかない特殊な架装車両であったり、新車納期の長期化により業務に支障が出る際の仕方のない場合にのみオーバーホールという作業は当てはまるのかも知れません。
まとめ
オーバーホールはエンジンを甦らせることの出来る最終手段としての作業かも知れません。
昨今のSDGsの観点からも大切なことかも知れませんが、まずは費用対効果から考えていかなければならないでしょう。
オーバーホールを考える際に乗換えを考えるのも一つの方法だと思います。
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