「宅配便」取扱個数 2019年度は前年度比1・0%増

 

国土交通省が9月18日に発表した「宅配便取扱実績調査」によると、2019年度の宅配便取扱個数は43億2349万個で前年度比1・0%増とネット通販での需要拡大などを背景に微増を記録した。ただ、この統計値には軽トラック等による取扱個数実績が含まれておらず、実際の市場規模や伸び率はそれ以上に大きいのではないかと指摘する声もある。

宅配便の取扱個数は、ヤマト運輸の「宅急便」(シェア42・0%)、佐川急便の「飛脚宅配便」(同29・3%)、日本郵便の「ゆうパック」(同22・7%)の上位3便で、全体の約94%を占めた。福山通運の「フクツー宅配便」(同3・2%)や西濃運輸の「カンガルー便」(同2・6%)までの上位5便で99・8%に達している。

メール便の取扱冊数は47億192万冊(前年度比6・4%減)に落ち込んだ。市場占有率は日本郵便「ゆうメール」(シェア75・9%)とヤマト運輸の「クロネコDM便」(同21・0%)で全体の96・9%となった。

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