8トントラックとは?寸法や必要な免許、販売価格まで解説!

2トントラック、4トントラック10トントラックという呼称があり、小型トラック、中型トラック、大型トラックという呼称があります。

では、8トントラックとはどんなトラックなのでしょうか。

今回の『豆知識』では分かっているようで分かりにくい8トントラックを取り上げました。

この8トントラックがどんなトラックなのか、寸法や必要な免許、販売価格まで解説いたします。

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8tトラックとは

 

8tトラックは中型トラックの車体を利用した増トン車です。

最大積載量を8t前後にまで増トンし、中型トラックより多くの荷を積むことができるトラックを8tトラックと呼んでいます。

当然、免許は大型免許が必要になりますが、大型トラックの新規での購入費用は中型トラックに比べるととても高く、維持費・メンテナンス費用も高額になります。

それに比べて初期費用、しかも維持費用も安く、それでいて中型トラック以上の多くの荷を積めるのです。

そのような理由からドライバーや経営者から要望の多い中型トラックを利用した積載量を増やした増トン車を各メーカーも製造しているのです。

 

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8tトラックの種類

運送業界の要望に応えた増トントラックの8tトラックにはさまざまな種類があります。

すべてはより多くの荷を積むためが目的の8tトラックです。

さまざまな輸送用トラックが増トンされて製造されています。

・平ボディ

トラックの代名詞のような平ボディには通常よりサイズの大きな荷台が架装されます。

屋根は無く、三方のアオリだけの平ボディはあおりを降ろせばどこからでもフォークリフトやクレーンで荷を積み込むことができます。

屋根が無いのでどんな形状の荷でも積み込みが可能です。

・バンボディ

荷台部分がアルミ製の荷室になっています。

後部または側面に扉があり荷の積込み・荷降ろしができます。

風雨に強く、配送時の盗難の予防にも適しています。

BtoC事業に合わせた多品種多量のさまざまな形の積荷を積むのに向いています。

・冷凍冷蔵車

生鮮食品・冷凍食品を運び、私たちの日常生活の当たり前の快適を守ってくれるトラックです。

大きな冷凍庫・冷蔵庫が架装された冷凍冷蔵車は外見はバンボディに似ています。

この冷凍冷蔵車は食品の輸送ばかりではなく、精密機械の輸送にも使われています。

・ウイング車

荷台部分が左右に開閉する姿が鳥の羽根に似ていることからウイング車と呼ばれています。

側面部が上に上がり開くことから直接フォークリフトで荷を積み込むことができます。

バンボディと形状は似ていますがバンボディは後方か側面の扉からしか荷の積込みができないためその不具合を改良したものです。

・幌ウイング車

ウイング車と同じ構造ですが、荷室はアルミ製ではなく布の幌で出来ています。

車両総重量の軽量化が一番の目的です。

その軽量化された重量分だけ積載量が増えるのです。

 

8tトラックの寸法

大手メーカー4社の8tトラックの寸法を各社カタログから集めてみました。

少しずつタイプの違うトラックがあまりに多く、なかなか中途半端な知識だけで諸元表は読み込めません。

それでは本来のカタログとしての意味をなさないです。

AIを駆使したカタログの登場を期待したいものです。

 

・三菱ふそう|ファイター

歴史ある三菱グループの三菱ふそうトラック・バスのファイターです。

20世紀に入ってからグローバル企業であるドイツのダイムラーグループの傘下に入り、このたび日野自動車との統合です。

企業の生き残りのためには経営母体の健全が一番ということでしょうか。

そして大切なことは安心できる信頼です。

三菱ふそうトラック・バスの謳い文句である「トラックの理想を求めてさらに磨かれた安心の輸送へ」がそれを象徴しています。

 

ファイターFKシリーズ平ボディの諸元です。

【車両寸法】

全長 7.2m 全幅 2.3m 全高 2.6m

【荷台寸法】

長さ 5.3m 幅 2.1m 高さ 0.6m

【車両総重量・最大積載量】

車両総重量 13.54t 最大積載量 8.9t

 

・いすゞ|フォワード

日本で一番古い自動車メーカーのいすゞ自動車は1916年に創業しました。

『道を拓き、街を創り、人が暮らす』という相言葉を『いすゞ』のモットーにしています。

『運ぶ人たちに新たな安心と信頼を、歩行者の見地にこだわった新たな安全装備を、そして企業経営に直結する、ハイレベルな燃費や経済性と高い目標を持ち』という言葉も胸にしまい前に進むいすゞです。

中型トラックの事故の実態を分析したデータをもとにフォワードは改良を重ねてきました。

 

いすゞ中型トラックフォワードの諸元です。

【車両寸法】

全長 8.9m 全幅 2.6m 全高 2.4m

【荷台寸法】

長さ 6.2m 幅 2.2m 高さ 0.4m

【車両総重量・最大積載量】

車両総重量 14.5t 最大積載量 8.0t

 

・UDトラックス|コンドル

1950年民生産業株式会社の自動車部門が分社し、民生デイゼル工業株式会社として発足したのがUDトラックスのスタートです。

その後1953年に日産自動車株式会社が資本参加しました。

そして、1960年に日産ディーゼル工業株式会社へ商号変更しています。

近年、『トラック戦国時代』に巻き込まれた形で『UDトラックス』は翻弄されボルボグループとなり、ボルボがいすゞと提携したことで現在はいすゞグループとなっています。

 

UDトラックス中型トラックコンドルカーゴタイプの諸元です。

【車両寸法】

全長 8.4m 全幅 2.3m 全高 2.5m

【荷台寸法】

長さ 6.2m 幅 2.1m 高さ 0.4m

【車両総重量・最大積載量】

車両総重量 14.2t 最大積載量 8.5t

 

・日野|レンジャー

トヨタグループ傘下である日野自動車はトラックシェア国内第一位に位置しています。

自社が掲げる基本理念『もっとはたらくトラック・バス』『豊かで住みよい持続可能社会』に基づきトラック業界に先駆けて先進社会に向けての研究・開発を重ね、隊列走行・ロードトレインによる高効率な大量輸送に向けて国内をリードし、成長を続けています。

今回三菱ふそうトラック・バスと経営統合を行いますが、両社の企業・ブランドはそのまま残して開発や調達、生産などで密接に連携し、相乗効果を目標にしています。

業界ナンバーワンを日野は走り続けます。

 

日野自動車中型トラックレンジャーカーゴタイプの諸元です。

【車両寸法】

全長 8.9m 全幅 2.3m 全高 2.6m

【荷台寸法】

長さ 6.7m 幅 2.2m 高さ 0.6m

【車両総重量・最大積載量】

車両総重量 13.9t 最大積載量 8.7t

 

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8tトラックのレンタル料金

 

8tトラックのレンタルは市場で非常に少ないです。

そもそも8tトラックのレンタル需要は多いのでしょうか。

大型免許が必要な8tトラックをレンタルしようと思うのであれば当然大型免許をお持ちでしょう。

でも、大型トラックまでも必要が無くて、レンタル料金が安い8tトラックの方が得だろうからとの考えをお持ちであるならば、考え方を変えた方がいいです。

8tトラックと大型トラックのレンタル料金には飛びぬけて大きな差はありませんでした。

最大積載量8.5t車両総重量14.5tの増トン車で1日当たり(24時間)のレンタル料金は5万円に届かない4万円台の料金でした。

ちなみに1カ月間レンタルすれば日割り計算すると半額ほどになります。

迫った仕事との兼ね合いと費用対効果での経営判断が必要になります。

 

8tトラックの販売価格

 

8tトラックの市場価格を調査するのは非常に難しいです。

上限価格は増トンしていることとオプションを考えていけば際限はないかも知れません。

価格調査を進めていくと新車価格として『700万円』という金額が見つかってきます。

この金額の価値を考えることに尽きるかも知れません。

700万円が高いのか、安いのかです。

それは経営者の判断にかかることと思います。

8tトラックの導入での経費と大型トラックが必要とする経費と収入のバランスでしょう。

それにはさまざまな要因も含めて考えなければ判断はできないでしょう。

増トンにより車体のバランスは変わり、満載時には運転も注意をしなければ、ブレーキはききづらくなり、無理なカーブは横転につながります。

そんな危険も含めての判断となるでしょう。

そして、この販売価格には新車と中古車があります。

この2択を合わせて最終的なことを考えるのが一番でしょうか。

 

1:新車の場合

700万円もする新車価格ですが、もうそこまで来ている2024年問題や働き方改革への対応に一役買ってくれるかも知れません。

経営者としては経費削減を考えながらドライバーの皆さんの働き方まで考えねばなりません。

大型トラックより経費はかからず、ドライバーの負担が多少なりとも減る増トントラックで考えてみるのはどうでしょうか。

 

2:中古の場合

700万円ほどの新車価格が程度にもよりますが100万円ほどで購入できるのであればお得感はあります。

しかしながらモノの価格は需要と供給によって決まってきます。

中古価格はこれから上昇していく可能性が高いです。

今後、海外でのトラック・建機の需要は高まっていくことでしょう。

ヨーロッパにおける不幸な戦争は終結に向かい、その後に大々的な復興が待ち受けています。

その時には私たちが想像もつかないような数のトラック・建機、多くの車両が活躍するでしょう。

その時に向けて中古価格は間違いなく上昇することでしょう。

 

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8tトラックの買取はトラックファイブまで

 

トラックファイブはトラック・重機の買取専門業者です。

創業20年の歴史と累積75万台のトラック・重機の査定実績、年間1万台をゆうに越える買取実績はユーザーの皆様方からの信頼の証しだと自負しています。

海外に販売ルートを持っていることによって高価買取を実現させています。

日本のトラック・重機は優秀で耐久性に優れていると定評があります。

もともとの製品の良さもさることながら、日本における車検制度や定期・日常点検がその良品質を保っているのです。

増トントラックは海外では希少です。

ご事情があって8tトラックを手放さなければならない、買い替えのために手放したい。

そんな時には是非トラックファイブにご連絡ください。

ウェブ・Eメール・電話・LINE・FAXとお客様のご都合でご相談ください。

全国に駐在する査定士がすぐに無料査定に伺います。

お急ぎの方にはLINEでの簡単査定も行っていますので是非ご利用ください。

8tトラックの買取はトラックファイブにお任せください。

 

まとめ

 

8tトラックは人気の高いトラックです。

大型トラックより小回りがきき運転がしやすいのです。

しかしながら4tトラックの感覚で運転しないでください。

最大積載量の違いを頭に入れて安全運転に心がけてください。

今回の『豆知識』はいかがでしたでしょうか。

これからもトラックファイブは『豆知識』で皆さまにさまざまな情報をお届けいたします。

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