トラックの保険には何がある?加入すべき保険の種類
戦後日本の復興を支え、高度成長期を乗り切るためにはトラックの存在は不可欠なものでした。
そして現在日本各地で頻発する地震、巨大台風、大雨などの自然災害の復旧にもトラックの存在を欠いて考えることは出来ません。
現日本の繁栄を支えるためにもトラックは無くてはならないものなのです。
しかしながら、日本の発展とともに交通事故は増加しており、交通事故による被害は、トラックの損傷や人身事故、第三者の財産被害など様々な形で発生し、その補償責任はトラックの所有者や運転者に課されます。
このような交通事故による被害を補償するために自動車保険があります。
万が一の交通事故に備えてトラックの保険に何があるのか、加入すべき保険の種類を今回の『豆知識』で解説させていただきます。
目次
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乗用車とトラックの保険の異なる
・基本はどちらも同じ
基本的な保険の種類や内容は同じで、自動車保険の中でも道路交通法に基づいた強制保険とも言われる必須の自賠責保険と自賠責保険以外の補償の提供を受けることの出来る任意保険である車両保険、人身傷害保険などがあります。
保険の契約において、乗用車、各種類のトラックは使用用途や車両の種類、走行距離、事故歴などが考慮され、保険料や補償内容が決まります。
・ただし補償内容や保険料は異なる
トラックと乗用車の保険は、基本的には同じ種類の保険が用意されています。
しかしながら、保険の契約においてはトラックの使用用途や車両の種類、走行距離、事故歴などが考慮されます。
そしてトラックは重量が重く大型の荷物を運搬することが多いため交通事故の際に発生する損害が大きくなる可能性があります。
したがって事故リスクの高いビジネスユースが目的でもあるトラックは保険料や補償内容は乗用車よりも当然高額になってしまいます。
加えて運送業界には厳しいスケジュールや納期があり、トラックの走行距離や運転時間が長くなることがあります。
そのため、トラックの保険は一般的な自動車保険よりもより広範囲の補償内容が含まれることがあり、その場合保険料は高額なものになります。
・自賠責保険とは
トラックの自賠責保険とは道路交通法に基づいた自動車保険の中でも必須の保険です。
自動車は乗用車とトラックを考えればお分かりのようにその用途や車種によって事故の可能性は変わってきます。
そのために自賠責保険は乗用車とトラック、各種トラックはその車種・積載物によって保険料は変わります。
そして、自賠責保険は自動車事故によって第三者に対して負担すべき損害賠償である対人賠償に限定されています。
自賠責保険の補償範囲はトラックも乗用車も同じで異なることはありません。
・任意保険とは
トラックの任意保険とは自賠責保険以外の補償を提供する保険であり、自賠責保険ではカバーしきれない部分を補足するために任意で加入する保険です。
乗用車の任意保険との違いは事業用であるトラックの万が一の賠償や自身の被害に対する補償まで受けられる保険となっていることです。
事故の相手に対する「対人賠償保険」や「対物賠償保険」ばかりではなく、事故を起こしてしまった保険契約者の損害の補償である車両の補償である「車両保険」や自身に対する「人身傷害保険」ばかりでなく積荷に対する補償である「運送業者貨物賠償責任保険」など、さまざまな補償・特約があります。
そしてトラックの任意保険はフリート契約とノンフリート契約に分かれます。
フリート契約とは10台以上のトラックを保険する場合に適用されます。
フリート契約は、保険料が割安になるというメリットがあります。
また、車両の追加や削除が容易であり、契約管理も契約書は一本になり簡単です。
ノンフリート契約とは、9台以下以のトラックを保険する場合に適用される契約です。
ノンフリート契約は保険料が割高になるというデメリットがありますが保険金額や補償内容を細かく設定できます。
そのため、トラックの保険に必要な補償をより確実に受けることができます。
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トラックの保険について
・トラックの自賠責保険の区分
事業用で使用されるトラックは自家用よりも走行距離は長く、重量物を運ぶため当然事故のリスクは高まります。
トラックの自賠責保険の車種の区分は積載量と自家用・事業用によって区分されています。
積載量は2トン超と2トン以下で分けられます。
自家用・事業用は通称白ナンバーが自家用、緑ナンバーが事業用です。
基本的には自家用車は運送に対する料金を受け取らない用途で使用され、事業用車は運送に対して料金を受け取ることを目的に使用されるものを言います。
・自賠責保険の補償範囲
トラックの自賠責保険は、自動車事故によって被害者に対して支払う賠償金を補償するものです。
任意保険とは異なり、対人賠償に限られます。
・自賠責保険の補償限度額
・傷害補償120万円(治療費等の実費、休業損害、慰謝料、入院看護料、諸雑費など)
・死亡補償3,000万円(被害者の収入・年令等から算定した逸失利益、慰謝料、遺族慰謝料など)
・後遺症補償4,000万円(神経系統の機能・精神及び胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合の補償、被害者の収入・年令等から算定した逸失利益など)
以上が自賠責保険の補償限度額となります。
任意保険で入っておくべき保険
トラックの任意保険は自賠責保険以外の補償を提供する保険です。
トラックが事故を起こした場合に自賠責保険だけでは補償されない損害や責任を補償するための保険で、以下のような保険があります。
・対人賠償保険
自賠責保険の補償額3,000万円では補えないケースの場合に超えた金額をプラスして補償できる保険です。
多くの保険会社では「無制限」で保険金の上限金額を設定することができます。
・対物賠償保険
自賠責保険は物に対応していないので、物の補償をカバーする保険が必要になります。
相手の車や器物に損害を与えた時に補償される保険です。
この対物賠償保険も多くの保険会社では「無制限」で保険金の上限金額を設定することができます。
・人身傷害保険
契約をしたトラック内での運転者本人と同乗者に対しての保険です。
傷害や死亡を補償するばかりではなく、休業に対する損害や逸失利益なども補償する保険もあります。
・車両保険
自身のトラックに対する保険です。
車両同士の事故での損害や自損事故、当て逃げも補償されます。
車両盗難も含まれ、近年日本中で避けることの出来ない台風被害などの自然災害に対応している保険もあります。
・無保険車傷害保険
相手の車両が無保険、または加入していても十分な補償が受けられない場合に補償してくれる保険です。
運転者本人や同乗者の傷害、死亡、後遺症を補償する保険です。
・運送業者貨物賠償責任保険
運搬している荷物に対する保険です。
事故で損害を受けた荷物の補償と訴訟が起きた際の費用も補償されます。
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まとめ
トラックの保険に関する基本的なことをまとめました。
会社の規模、トラックの所有台数によって保険への考え方は変わります。
道路交通法で義務付けられた自賠責保険の範囲外の任意保険は加入せずに万が一の事故での補償は自社の経費で賄う『自家保険』という考え方もあります。
一台一台の保険料はバカになる金額ではありませんから事業主それぞれで任意保険に対する考え方は変わるでしょう。
決して無くなることの無い交通事故や運送でのトラブルです。
それぞれの事業内容にあった自動車保険を考え上手な会社経営にお役立てください。
トラックファイブは創業20年、年間1万台をゆうに越えるトラック・重機の買取をしています。
頑張って来てくれたトラックの売却をお考えの際には是非トラックファイブにご相談ください。
トラックファイブはこの『豆知識』で皆さまのお役立ち情報をこれからもお伝えします。
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