日常・定期点検はトラックの不具合に気づくチャンス！状態のよいトラックは高く買い取られやすい！
トラックの日常点検・定期点検は、道路運送車両法によって義務付けられているトラック事業者にとって重要な責務です。
この日常点検を怠ることなく、実際運転に当たる運転者の日々のルーチンの作業として実施し、管理者へ報告することや定期点検を整備工場などで受けることを習慣化して実施することは、ただ道路運送車両法を順守しているだけではありません。
健康状態の良いトラックを運転することで故障トラブルや思わぬ事故を防ぐことができ、運転手の安全を守ることができます。
加えて、この点検によって適切な消耗部品の交換や早期の異常発見によってトラックの良好な健康状態を保つための費用を抑えることが出来ます。
そして最終的には状態の良いトラックとして高い価格で買取業者に買い取ってもらうことも可能になります。
安全運行を行うためにも、トラックに第二の人生を送らせるためにも日常点検、定期点検を重視し、会社の利益向上につなげていただきたいと思います。
目次
-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
-
フォームに入力するだけ
-
トラックの日常点検とは
道路運送車両法47条により義務付けられている点検で、運行前点検とも呼ばれます。
お客様から預かった大切な荷物をお届けする大切なミッションのために欠かすことのできない点検です。
そして、日常点検はトラックだけでなく、バスやタクシーにも義務づけられています。
・日常点検の必要性
＜事故防止のため＞
日常点検はトラックの安全運行と環境保全のためにあります。
トラックの各部品は日々劣化しています。
一度に消耗、摩耗、破損することはありません。
その日々の劣化していく状況を確認して調整、修理しトラックの健全な状態を保って運行をさせているのです。
この日常点検がきちんとなされていればトラックの異常に気付かず、走行中のトラブルを招くようなことはありません。
お客様に迷惑をかけることなく、第三者を巻き込んだ重大な事故に発展する可能性を避けるためにもこの日常点検は生きてくるのです。
＜トラックの寿命をのばすため＞
日常点検によって日々のトラックの状態を知ることは計画的に消耗品の交換ができ、損傷した部分の修理もできます。
このことはトラックにかかるダメージを最小限に抑え、修理費用の削減を図ることも出来るのです。
必要最低限の負荷しかかからないトラックは燃費も低下し、結果的にトラックの寿命をのばすきっかけにもつながります。
＜信用度を高めるため＞
どの事業所でも「安全第一」を掲げ、日々の業務に当たっていることと思います。
当たり前のこの「安全第一」を継続することは実は簡単なことではありません。
だから「安全第一」を掲げるのです。
ひとたび、あってはならない事故を起こしてしまえばお客様に物的損害を与えてしまうばかりか、運転者の怪我や命にまでかかわり家族の幸せにまでかかわってしまいます。
そして一度に会社の信用・信頼を失ってしまいます。
日常点検を実施することは周囲から安全性を重視している会社として認められ、社会的信用度を維持向上できるのです。
・日常点検を怠った場合の処分
日常点検を怠ることは道路運送車両法に違反することとなり、厳しい罰則が待っています。
未実施6回だと初回は警告のみです。
それ以降になると違反した車両の数×3日から10日の営業停止命令が出されます。
この営業停止命令の出ている間はトラックのナンバープレートが外されてしまい走行は出来ません。
トラックを使用しての運送会社としての収益があげることもできなければ、真面目な運送会社としての信用も失い取引先を減らしかねない厳しい罰則なのです。
-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
-
フォームに入力するだけ
-
トラックの日常点検の流れと項目
・日常点検の注意点
道路運送車両法で義務付けられている、ということをよく認識しなければなりません。
一日の運行を安全に行うために車両に異常がないかの確認だと心得てください。
その事は走行時のトラブルを事前に回避することにつながるのです。
全ては安全運行のためであり、会社の信用向上につながり、働く運転手や会社の社員全員の幸せにつながるのです。
・前日の異常箇所をチェックする
前日の日常点検記録簿にもとづいて異常個所をチェックしてください。
ブレーキの利き具合、異音、アイドリング中のエンジン回転数など、前日に異常を感じている箇所をチェックしてください。
前日までに異常が報告されていた箇所の調整や修理が行われていて、引き続いて異常がないかもチェックしてください。
・トラックを一周しながら行う点検
トラックを一周しながら目視と工具等を利用しての点検です。
トラックの各部品のなかでも事故に直結するのがタイヤ・ホイール部分です。
タイヤの空気圧、亀裂、損傷、摩耗、溝の深さなどをいつも見慣れているその目とスケールで点検してください。
そしてタイヤの取付状態、ホイールナットの緩みなどを工具を使って入念に点検してください。
8t車以上の大型トラックはディスクホイールの取付状態もチェックしてください。
冷却水の量、ブレーキ液量の確認も必要です。
エアブレーキを使用するトラックにおいては、エアタンクの凝水の有無も確認が必要です。
・キャブティルトして行う点検
キャブを上げてエンジン回りの点検です。
バッテリー液、冷却水、エンジンオイルの量の確認は基本中の基本です。
日々のファンベルトの張り具合と損傷の有無の確認も重要です。
ファンベルトが切れてしまうとオーバーヒートを起こし、最悪の場合エンジンは故障してしまいます。
・キャブをおろして運転席で行う点検
運転席に実際乗り込んでみての確認です。
日常の運転時に慣れている状態との違いを実際に体感するのです。
まずはブレーキペダル、パーキングブレーキレバーの利きしろ（踏みしろ）と利き具合を確認してください。
そして、エンジンのかかり具合、排気音に違和感を感じないかのチェックです。
ウィンドウォッシャーの液量とワイパーの稼働状態を目視で確認してください。
視覚・聴覚・嗅覚・触覚をフルに活かして点検してください。
・エンジンをかけて行う点検
実際にエンジンをかけての点検です。
以下を点検してください。
エンジンのかかり具合や異音、アイドリング時の異音や回転数の点検。
低速・加速のエンジン音などの状態の点検。
ブレーキペダルの踏みしろ、利き具合ライト類の点灯、点滅、汚れ、損傷状態の点検。
エアブレーキの空気圧力計の上がり具合やエアブレーキを使用するトラックは、ブレーキバルブからの排気音とペダルの戻り具合の点検。
ブレーキチャンバのロッドのストローク、ブレーキドラムとライニングとの距離の点検。
以上のような視覚、聴覚、振動を感じる触覚や嗅覚など人間の五感を活用しての点検です。
トラックは定期的に行う点検もある
・定期点検整備
道路運送車両法48条に定められた定期点検があります。
一定期間ごとに行うため、点検項目が多くて詳細に渡っています。
怠った場合は、日常点検よりも厳しい罰則が待ち受けています。
3ヶ月毎と12ヶ月毎に行う定期点検があり、費用も時間もかかりますが運行の安全を考え事故やトラブルが起きてしまい被る損害を考えれば高額な費用ではないでしょう。
・3ヶ月毎に行う定期点検
点検箇所は50項目あります。
整備工場に依頼すると点検費用がかかりますが、専門の国家資格である二級自動車整備士以上があれば自社で対応できます。
しかし、点検には専用の器具や場所が必要なので、トラック台数の多い大きな会社でなければ整備工場に依頼するのが一般的です。
・12ヶ月毎に行う定期点検
点検箇所は99項目に上ります。
3ヶ月点検よりも罰則が厳しいため、行政監査が立ち入った場合に細かくチェックされます。
大がかりな点検で時間がかかるため、整備工場に依頼する場合は、早めに連絡するよう心がけてください。
-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
-
フォームに入力するだけ
-
まとめ
日常点検、定期点検は道路運送車両法という国土交通省による義務という考えばかりではなく、最終的には運転者を初めとする社員全員の幸せにつながり、事故や車両トラブルの無い法を守る真面目な会社だということで顧客の信用を高めることができると考えてください。
そのための費用だということを考えれば決して高いものではないでしょう。
そして、点検を怠らないトラックは状態のよいまま最期を迎えることが出来るでしょう。
その時が来たら是非トラック買取業者であるトラックファイブにご相談ください。
創業20年のトラックファイブは年間に1万台をはるかに超えるトラック・重機の買取実績を持っています。
日本の中古トラックは常時行われる点検で非常に状態がよく、海外では人気なうえ動かなくなるまで使われます。
海外への販路を持つトラックファイブは日本の優秀な中古トラックを待ち望む各国に送り出しています。
これまでかけて来た点検費用を無駄にしないためにもその時が来たら是非トラックファイブにご相談ください。
トラックファイブは『豆知識』で皆さまのお役に立つ情報をお届けします。
トラック買取の無料査定はこちら
-
豊富な実績
買取12,000台/年
-
最短即日から!
高価買取
-
日本全国無料!
出張査定
-
WEB相談・
お問い合わせフォームに入力するだけ
-
