佐川急便 業務用電動アシスト自転車を本格導入
佐川急便は9月10日、宅配便の集荷・配達に活用する業務用電動アシスト自動車の新モデルを導入する、と発表した。荷物の積載重量の大幅アップや、走行能力の向上につながる新機種に切り替えていくことで、ドライバーの集配エリア拡大や作業効率改善などを実現する。
業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO(トライクカーゴ)」は豊田TRIKEと共同開発した。2019年3月にスタートした試験導入を経て、今年8月下旬からは全国60カ所の営業所を対象に計155台を順次導入し始めている。
従来モデルの自転車は荷物の積載可能重量が30キログラムに制限されていた。これに対して、「トライクカーゴ」では、荷重の影響が直接車体に及ばない牽引タイプを採用し、荷物の積載重量を150キログラムまで高めた。牽引部分に台車を直接搭載することができるため、積み替え作業の負荷が軽減されるほか、一度に運べる荷物の量が増えたことで、スタッフ1人当たりの集配エリアも広がる。
シマノ製の業務用アシストモーターと変速機を採用し、重量物を載せていても大きな漕ぐ力を必要とせずに走行できる。女性や運転免許未保持者が自転車を使った集配業務に従事できるようになり、人手不足の解消につながるほか、トラックを使用しないため、CO2など環境負荷を軽減できる。
佐川急便が導入する業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」
出典)SGホールディングスホームページ
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