センコーＧＨＤ　保育所運営会社「プロケア」の全株式を取得

センコーグループホールディングスは９月１日、保育所や学童クラブなどを運営する「プロケア」の全株式を取得した、と発表した。同社をグループ傘下に収めて子育て事業に新規参入することで、介護サービス事業を軸に展開している「ライフサポート事業」を強化する。

「プロケア」は１９９９年の設立。東京都を中心に全国計５４カ所での保育所や学童クラブの運営を通じて、待機児童問題の解消や子育て世代の女性の社会進出などを支援してきた。今回、資本力のあるセンコーグループに加わることで、保育所の新規開設や学童クラブの新規受託、新サービスの提供やサービス品質の向上に図るなど事業拡大を目指す。

さらに今後はセンコーグループ各社が運営する全国の物流施設や事業所内での企業保育所の開設・拡充を図るほか、保育士など人材の安定確保にも取り組む方針だ。

センコーグループは「ライフサポート事業」の一環として介護サービスを提供してきた。「プロケア」の買収を機に子育て事業への進出を果たすことで、子供から高齢者までの生活を支援できる体制を整備。地域や社会に貢献していきたいとしている。