トナミHD 広島の新生倉庫運輸を連結子会社化

トナミ運輸を傘下に置くトナミホールディングスは7月31日、新生倉庫運輸の発行済み株式の67%を既存株主から取得して連結子会社化する、と発表した。広島、岡山、山口など中国エリアを中心に、食品やメーカー系向けに物流センター運営や輸配送の機能を提供している新生倉庫運輸をグループ内に取り込むことで、3PLサービスの拡充を図る。

新生倉庫運輸は1947年に設立。広島市に本社を置き、一般貨物自動車運送事業のほか、普通倉庫業や冷蔵倉庫業などを展開してきた。2020年3月期の売上高は43億6100万円だった。今回、トナミグループに加わるのを機に、石井宏社長は8月の臨時株主総会で退任し、新たに明宗寅氏(現・トナミ第一倉庫物流社長)が社長に就任する予定。

トナミHDグループでは2020年度(2021年3月期)を最終年度とする「第21次中期経営3ヶ年計画」を推進中。事業の継続的な成長を実現するための具体策として、資本業務提携やM&Aの取り組みを強化していく方針を打ち出している。

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