佐川急便 宮城県利府町と「災害時支援物資受け入れ協定」を締結
佐川急便は1月14日、宮城県宮城郡利府町と「災害時における支援物資の受け入れ、配送等に関する協定」を締結した、と発表した。協定は、巨大地震や津波などの大規模災害が発生し、支援物資の受け入れや配送が困難になった場合、佐川急便や協力会社が所有する倉庫施設を提供したり、避難所などへの配送を担ったりすることを定めたもの。佐川急便は社会貢献活動の一環として、有事の際には物流面での支援を展開する。
大規模災害発生後に必要となる支援物資の供給はこれまで行政主導で行われてきたが、物流に関する知識や経験・ノウハウが乏しいことなどを背景に、円滑に運用できないといった課題があった。そのため、近年は物流会社との間で予め協力体制を確立しておくことで、有事に備える動きが加速している。大手物流会社をはじめ、倉庫会社や物流不動産開発会社などが、自ら物流拠点を置く地方自治体との間で災害協定を結ぶ事例が相次ぐ。
佐川急便では、昨年末に福島県福島市と、今年に入ってからは埼玉県朝霞市や山形県東置賜郡川西町との間で災害協定を締結している。
宮城県利府町との災害協定締結式(佐川急便)
出典)SGホールディングスホームページ
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