西濃運輸 東京~広島間で混載ブロックトレインを運行
西濃運輸は9月21日、日本フレートライナー(日本FL)や日本貨物鉄道(JR貨物)とともに、東京貨物ターミナル駅~東福山駅間で、混載ブロックトレイン(編成の一部を貸し切りで輸送するコンテナ列車)の運行を開始する、と発表した。東京〜広島間の長距離輸送の一部をトラックから鉄道利用に移行することで、トラックドライバーの担い手不足や長時間労働の課題解決につなげるとともに、CO2排出量削減など環境負荷の軽減を目指す。
混載ブロックトレイン「カンガルーライナーTF60」は10月5日に運行を開始する。西濃運輸が積み合わせ貨物をトラックで駅まで運び、日本FLが受託人となって貨物列車に積載し、JR貨物が貨物駅間を直行輸送する。西濃運輸による混載ブロックトレインの運行は今回で3往復目となる。
列車は20両編成で、このうち15両を西濃運輸が、残る5両を一般顧客が利用する。1列車当たり31フィートコンテナを30個積載し、往復で計60個を輸送する計画。同列車の運行によって年間8083トンのCO2排出量を削減できる見通しだという。
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