丸和運輸機関 東京大学の社会連携講座に参加
丸和運輸機関は9月16日、東京大学大学院工学系研究科の「スカイフロンティア社会連携講座」に今年10月から参加する、と発表した。ドローンの技術開発などに取り組む同講座での知見を、物流ドローンの実用化などに活かすのが狙い。業務効率化につながる物流領域でのDX(デジタルトランスフォーメーション)化も加速する。
スカイフロンティア社会連携講座は2018年にスタート。ドローンの都市部での運用や、大型ドローンを想定した次世代ドローンの社会実装に必要なビジョンやビジネスモデルの確立、機体認証制度の設計、産業戦略の立案、AIなど先端技術の適用といった諸課題について、産官学で検討・推進していくために設立された。
丸和運輸機関では、2020年に社内プロジェクトを立ち上げ、DX化の推進活動を展開。2021年には専門部署として「DX推進部」を新設した。これまで社内のペーパーレス化、RPA(PC上の定型業務を人に代わり処理する技術)やAGV(無人搬送車)の導入による業務効率化などに取り組んできたが、今後はドローンや自動運転についての研究にも力を注ぐ。
同社のグループ会社であるアズコムデータセキュリティは、埼玉県秩父市の山間地域で展開するスマートモビリティによる生活交通・物流の融合事業構築の取り組みに参画している。
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