DHLジャパン ラストワンマイル配送に電動3輪車を導入
DHLジャパンは9月1日、東京や大阪などの都市部で電動3輪車(バイク)を活用した集配業務を開始する、と発表した。日本における国際貨物の集配に電動バイクを本格的に配備するのは同社が初めてだという。越境ECの普及で需要が拡大しているラストワンマイル配送や、トラックでは進入できない路地が多かったり、駐車が困難だったりするビジネス街での集配業務に電動バイクを投入することで、輸配送の機動力向上や環境負荷の軽減を目指す。
EVベンチャーの「aidea社」から電動3輪バイク「AAカーゴα4」を10台購入し、東京・江東区のDHL東京ディストリビューションセンターに配備した。「AAカーゴα4」は3・85kWhの大容量バッテリーを搭載し、3時間の充電で最大98キロメートルを走行できる。従来の電動バイクの課題とされてきた航続距離の短さを解消したことで、物流現場での活用が可能になった。
今回、電動3輪バイクとともに、EV軽トラック(三菱自動車製)も4台導入した。親会社であるドイツポストDHLグループでは、2030年までに集配車両の6割を電動タイプに切り替える方針を打ち出しており、DHLジャパンでは電動3輪バイクやEV軽トラックの購入を皮切りに、今後も環境対応型車両の導入を順次進めていく計画だという。
DHLジャパンが導入した電動3輪バイク「AAカーゴα4」
出典)DHLジャパンホームページ
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